夢現の大震災

蒼木海音

第1話 終わらぬ大地震

【これは僕が夢?で実際に経験した話である】


 今日は学校が休みで僕は母と家にいた時、とあることが起きた。


 まさかこんなことが起きるとは…




             ◇

 今日は4月4日、現在11時11分。


「あははーっ!なにこれー面白すぎるー!」


 と母とテレビを見ながら笑っていた時!


 ぐらぐら、と揺れた感じがした。


「気のせいかな?」


 と僕は大丈夫だろうとあまり心配していなかった。


 ぐらぐら....。ぐらんぐらんっ…。


 どんどん''横揺れ''が強くなってくる。


「きゃぁぁっー!!」


 と一斉に逃げる人たちの声が外から聞こえてきた。


「これはっ!?やべっ!!」


 僕は今やばいことが起きてるのに気づいた。


 揺れはどんどん激しくなり、まるで、テーブルクロスひきのテーブルにいるような揺れだ。


(地震です。地震です。)


 スマホから緊急地震速報の音が流れ始める。


「急いでテーブルの中に入ってっ!」


 と母の声が聞こえた。


 かなり急いでる感じがした。


「わかった!!」


 と僕は母の声を聞き、テーブルに潜った。


 ガッシャンっ!ガッシャンっっ!


 横に家が揺れ、部屋には揺れによって皿が棚から雪崩のように落ち、割れる音が耳に響く。


「うわぁっっ!」


 僕は思わず声が出てしまった。


(揺れ…長くないか…?)


 地震はなかなかやむ感じはしない…。


 急いでスマホを見ると福島県沖で震度7と書かれていた。


 僕は過去の記憶を思い出した。


(宮城での大地震は東日本大震災ぶりか?)


 『約12年前の当時、まだ4歳だった僕は3月11日の午後2時46分に保育園にいた時、一度大地震を経験しているからである。』


 それよりも予想を超える地震だったことがわかった。




             ◇

 そして2分後、ようやく地震は収まった。


(これは…、相当被害がっ!!家族は大丈夫だが、友達は無事なのか?)


 僕は家族以外に友達のことまで、心配してしまった。

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