報告
「それで、チャーリー。あの少年はどうだ」
「はい。元々白虎の持ち主ですが、天狐にもなれる二匹持ちというレアな人材でした」
「ほう」
「能力についてはまだ未知数。強いかどうかは正直まだ分かりません」
「……まぁ、いい。とにかくその少年から目を離すな」
「御意」
「良いか。その少年が俺の側近にふさわしいかチャーリーの目で見定め、随時何かあれば報告するんだぞ」
「承知致しました。大悪魔様」
──────────────────────────────────────
僕の知らないところで何かが始まろうとしていた。
でも僕は知ろうともしない。
ただ元の世界に戻るために妖怪の皮を被った人を殺めているのだから。
しかも毎回僕の記憶がない間に、相手は次々と死んでいく。
僕は一体、何者なのだろうか──?
(第一章 了)
妖怪になりたかっただけ、なのに いちこ @0427yukioo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます