計画

ルーティン

掛け布団は勢いよく飛ばす。

階段を降りるスピードは家族のなかで一番早い。速くもある。

いつもだいたいトーストを焼く。

バターが定番。ジャムは好まない。

「おはようおとうさん」会社に行くから僕の次に起きてくる。

トースト食べながら，ニュースを観る。パパもニュースを観ている。

歯を磨く。ママのいってらっしゃいが聞こえてきた。

学校へは歩いて通える。いつも同じ風景，同じ家，小学校。

僕は生徒会長になった。

僕のおかげで学校の雰囲気は絶好調。

先生にも褒められるし、友達もたくさんできた。

女の子からもモッテモテ。

　「なんか変わったね」　最近みんなからよく言われる。

担任の急な異動が知らされた時は、僕がみんなを元気づけた。

その時から、僕を中心に、クラス...いや、学校全体の雰囲気が良くなったのだ。

生徒会長は大変だが、僕にピッタリだ。

『生徒会長〜トイレ行こーぜー』

　「おっけえ」

　「次社会？」　　

『歴史ぃ。』

　「だり～」　　　　　　　　　　

『けどその次理科だよ』

　「関係ねーってw」　　　　　

『それなーw』

　「え～、石鹸切れてる～」

『しょんべんの時は水　洗いで良くね？』

　「俺は綺麗好きなんだよ～」

『なんだそれwてか、さっきからなんでそんなとこばっか気にしてだ？頭いてーの？ぶつけたw？』

　「ツノがないのにまだ慣れなくってさ。」