思い出を紡ぐ
何冊目かの日記帳の最後のページが埋まる。
最初から、日記帳を振り返った。
ある日の天気は晴れで、清々しい気分だった。
ある日の天気は雨で、落ち込んでいた。
良いことも、悪いこともある。
それが人生なのだから。
と、割り切ることが出来たのなら、
どれだけ楽なのだろうか。
それはまだ分からない。
しかし、この日記帳が何十冊も重なって、
私たちが人生という舞台に幕を下ろした時、
きっとそれは分かるはずだ。
私たちが生きているのは、私たちの人生。
人によって解は異なり、複数、
あるいはないかもしれない。
私たちは人生を生きて、
思い出を紡ぎ、終わりを迎える。
私はまた、新たな日記帳をとりだした。
廻り巡る春 玲二 @kuru_suigetsu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。廻り巡る春の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます