第2話 U字工事ってユージとコージで構成されてるの?
俺はコンビニの店長。今日も賀久のやつがバイトでしくじりやがってよ。全くあいつめ…叱っても全然反省する気配がないし…おっと、客だ。
「いらっしゃいませー」
「鮭おにぎりが一点。二点。三点。…十二点。
二リットルのお茶が一点。二点。三点…二十八点。」
「お会計20000円となります」
かたかたかた。レジ打ってた。その時、眩い光が!
うわっ!
こっ…ここは!ハッ!レジ打ちの途中だったのに!
にしてもなんだここ…林…の中か?なんだこれは。
何かのドッキリか?
その時顔以外全身白タイツの人が現れた。
「私は女神です。間違えてあなたを異世界へ連れてきてしまいました。まぁ気にしないでください。しかしこの世界に来てしまうと、少なくとも二ヶ月は帰れないので。
すみませんでした。それでは」
は?え?異世界?何言ってんだあの変態は…
まぁなんかのドッキリの類だろう。全く。きっとバイトの奴らの仕業だな〜。えへへへっ。
そんなに懐かれてんのかなぁ〜。えへへへへ
その時、何かが向こうから走ってくる。
ウワアアアアアアア!
ん〜…ハッ!
なんだこいつは!尖った耳に…タイツ…?またこいつも顔以外全身タイツだ。しかも黒い。
しかしこんな手の込んだドッキリ…すごいなぁ。そんなに俺のこと好きなのかなあいつら…。
えへへへっえへっえへへへ。
こいつはエルフかな?
店長「あのー、どちら様で?」
小林「あっ、すいません。私エルフの小林と申します」
店長「はぁ…?小林…?」
そんな日本人みたいな。もっとバレにくい名前にしとけよなーあいつら。
おっ、そうだ!
店長「ここが異世界ならスキルとかも見れるよな〜」
なんてね!スキルなんて出てこないから。だってドッキリだもんな!
ブゥン
ほ…?出た…?嘘だろ?ずいぶん手が込んでるな〜。
えーとなになに。
近藤コマネチ LV.58
HP 168
MP 54
戦闘力 190
職業 なし
スキル レジ爆速打ち LV.88
称号 なし
へーなるほどなー。あいつらよく俺の特技見てるなー。
よし、とりあえずこの林みたいなところを出なくちゃ。
俺「すみません小林さん。この林から出たいんですが…」
小林「あぁ、任せてください!」
こうして俺は林をぬけた。すると街に出た。
ここもずいぶん手が込んでるねー。
こうして俺は異世界転生ドッキリをされた。というわけで俺の冒険は続く。
🦆くよろしくね!
田中の奇跡 ドマゾン @doma7979
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