悪役令嬢は宗教団体の教祖なので王太子との婚約を破棄されましたが、実は本物の神でした！

第4話 私の信者は今日も増えます！

私は知的な女！そう！知的なのだ！だから心理学を利用しようと思う。

『グッピー理論』と『バンドアゴン効果』だ！

つまりどういうことかというと、多くの人々が私を信仰することによって、私が優秀である印象をつけると共に、流行ってるから流行に乗ろうとする心理を働かせることができる！

早速信者を増やそう。

でもどうやって…孤児院の皆んなはもう信者にしたし…そうだ！困ってる人のところにテレポートしよう！

レッツテレポート！

シュンッ

「お医者様…」

「癌ですね。今の技術ではどうにも…」

「そんな…エアヴァは…」

「エアヴァル・トゥング様は…」

シリアスな雰囲気なところに出くわしてしまった。

「ねぇ、私が治してあげるよ」

「ぎゃああ！誰ですか！不法侵入者！誰か捕まえてえ！」

「まぁまぁ、落ち着きなさいって」

「あなた本当に治せるんでしょうね」

「任せて！」

寝込んでいる少女のところまで行き、チチンプイプイのプイと唱えた。

「あれ、苦しくない！治った！」

「ええ！？嘘！？」

ドヤ顔のレーツェル・ハイリッシュ。

「私を崇拝してくれたら一生健康な体にしてあげますよ？」

「ありがとう！わかりました！崇拝します！」

医者はポカーンと放心状態。

「じゃあまたね」

その後、エアヴァル・トゥングは健康に、いや、健康になり過ぎて冒険者になり、Sランクの資格を貰ったという。

◇

んーさっきの子どこかで見たことがあるような…

あ！王太子様と婚約するっていう！レーツェル・ハイリッシュ様！