No.3 天使の夢
天使の夢を見ることがある。僕は見覚えのある校庭の真ん中で、白い日差しを浴びている。ふと背中に、体内の鎖骨から肩甲骨に圧迫するような違和感を感じる。いつもここで、僕の頭に嫌な直感が
どれほどの時間が経ったのか、背中の肉を抉る感覚は止んでいた。二つの風穴のような生傷には強い熱と痛みが残っている。
まだ血と体液で湿った大きな翼は、眩しいほど鮮明な影を落としていた。
夢図鑑 那月 @Nazuki___72
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