終わりに

4. 終わりに



 簡潔に述べると。

 Sとは相手を支配する性質や行動のことである。

 Mとは相手に支配される性質や行動のことである。

 リバとは、リバースの略で、MがSに反逆することである。

 SM理論はSとMの分類に始まり、SがMを支配する、また、MはSに支配される、という現象を手がかりに世の中の性的な事象や文学作品を読み解いていく理論である。様々のことが分かる。と考える。その他への援用も模索中である。

 Sには相手を攻撃する性質、相手を支配しようとする性質、相手と競争しようとする性質等が見られ、これらを持つ者をちんこメンタリティと呼ぶ。

 Mには相手に奉仕する性質、相手に支配されたがる性質、相手となるべく喧嘩しない性質等が見られ、これらを持つ者をまんこメンタリティと呼ぶ。

 競争を旨とする資本主義の起源はちんこメンタリティにある。

 平等を旨とする社会主義の起源はまんこメンタリティにある。

 昨今、ちんこメンタリティとまんこメンタリティは対立しているが、ちんこメンタリティが有利である。やはりSが支配する側だからだろうか。


 まとめると、概ね上記のようになる。

 本論には粗も多いだろう、しかし、性的な役割、SとMから解き明かした人間の、真理の一端であることは間違いないと筆者は思っている。これでフロイトと並んだ、と言っては豪語が過ぎるだろうが、少しだけなら心理学的に後の世に残る理論を残せたのではないかと愚考する次第である。

 このSM理論が、皆様の助けとなることを祈って。また、筆者の予想を超えて広く応用されることを願って。


2024年1月22日 21世紀の精神異常者

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SM理論 大和なでしこ @KakuKaraYonde

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