「一枚上手」の一枚、いったい何の「一枚」なのか

@kaimon924

「一枚上手」の「いちまいうわて」は何が一枚違うのか

 大相撲の解説で「一枚も二枚も上手(うわて)でした」と聞いて、いったい何が「一枚」なのか、と調べる。

 どうやら、お相撲・お芝居の番付を元に「一枚上手」と副詞的に慣用句として使われるようであります。

 また、将棋でも駒を「一枚」で数えたり「二枚落ち」などと云ったりするので、まあ、お作法と用語の問題なんでしょうな。

 では、なぜ「一段上」とは云わないのか。番付表の位置が違う。お相撲ではお履き物が違う。原則、取組は、段階別に番附順位により編成することが決められている。

(取組編成要領(1971年(昭和46年)7月施行)第6条)

 とはいえ、横綱が横綱相撲を取ったからと云って「段が違いますね」なんて云ってしまうと「当り前だのクラッカー」と突っ込まれそうな慣用句ではある。

 能楽では、「段」は区切りであり、段階というよりも、「一幕のさらにもう少し短い区切り」という事のようです。おそらく、二代目野村萬斎氏は「ややこしや~」とおっしゃるかもしれませんが、「一段上」とはあまりおっしゃらないと思います。

 つまり「いちまいうわて」は、番付もしくは駒が一枚違うのだった!

 「段」は階段をイメージするが、能楽では短い一区切りであり、番付では文字通り「段」が違うので、慣用句の「いちまいうわて」のほうが一枚上手だった!←(何を云っているんだか)

 だんだん(出雲弁で感謝の意)。(ちなみにホクロがあるほうが佳奈さん)←(その雑学要る?)

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