第6話
また、引っ越すみたいだ。
私の家族は、よく引っ越していた。それこそ、半年に一回ぐらいの頻度でだ。
そろそろかな、とは思っていた。
やっぱりだった。
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今日は、塗り絵帳を返してくれた家の子が挨拶に来てくれるそうだ。
少し、緊張して物陰に隠れていた。
すると、しばらくしてから男の子がやってきた。
「こんにちは」
と挨拶してくれたので
「こんにちは…」
と返した。
それから、しばらく雑談をした。
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