第3話 最高の夏とスローライフ

 今夏は、ずっとひきこもり生活を続けた。

 彩音を過ごす日々は楽しく、最高だ。


 一週間、二週間と生活は続き……代り映えのない日々が続く、そう思っていた。


 だが、彩音は違った。


 俺はいつものようにリビングでスマホをポチポチしていた。



「ん、彩音。どうした」

「……お兄ちゃん」


「ん?」


「そ、その……好き」

「え!?」



 飛びついてくる彩音。

 シャツ一枚という超薄着姿なので、肌の感触が近い。


 まさか、こんな大胆に飛びついてくるとは。



「あのね、夏の思い出作っておきたい」

「マジか……!」

「うん、マジ」


「急にどうしたのさ」


「この夏は一度きりだから、後悔したくなくて」


「そ、そうだな。俺もだよ」



 彩音は、俺にキスしてきた。

 俺も答えるようにして彩音を感じた


 まったりとゆっくりと甘々なキスを続けていく。そして、シャツを脱がせ……彩音を産まれたままの姿に変えた。


 なんて綺麗なんだ。


 真っ白で傷ひとつない。



 俺は彩音の初めてを奪った。



 こうして、俺と彩音のスローライフは“永遠”に続くのであった。




◆ありがとうございました


短編として完結いたします。

新作も追っていただけると幸いです。

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隣の席の義妹とはじめるスローライフ 桜井正宗 @hana6hana

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