教師近藤と楽あれば苦あり
近藤の趣味の一つは落語です。
とても好きなので、寄席に観にいきますし、録音されたものをイヤホンをして聴くこともよくあります。
イヤホンで聴くのは外出先で周りの迷惑にならないようにするためなわけですけれども、にもかかわらず、つい大声で笑ってしまうこともしばしばです。彼にとってまさに至福の時間です。
しかし、そうやって落語を聴いた直後に、悲しみに包まれることもかなりの頻度であるのです。
楽しいときが終わってしまい、残念な気持ちになったからだろう。
近くに彼を知る人がいて、気分が落ち込む姿を目の当たりにした場合、そのように考えがちですが、正しくありません。
近藤が説明をしないので、その人たちはわかっていないままなのですけれども、外したイヤホンにでかい耳垢が付いているのを見るためなのでした。
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