教師近藤とラジオ体操
ラジオ体操の第二の初めに、腕を半分くらい上げて、がに股で屈伸するのがありますね。
あれをやるときになると、笑いが漏れ、恥ずかしがってきちんとやらない子どもが多いですが、なんと、普段もっとおかしな振る舞いをしまくっているというのに、近藤はその運動を行う際、誰よりも照れるのでした。
その恥ずかしがりっぷりがあまりにもひどいので、彼の学校の生徒たちは、照れるのがあんなにもみっともないのだと理解し、ちゃんとやるようになるのです。
なので、いつもは近藤に手を焼き、うんざりしている他の教師たちですけれども、これに関しては彼に感謝しているのでした。
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