第1話

「朝よー。起きてー。」


いつもの母の声がする。


「おはよう。」

「あら、おはよう。今日は目覚めが良いのね。」

「昨日の夜中起きちゃった分、起きられないかと思っていたのに。」


え、どういうことだ?全然思い出せない。


「母さん、昨日の夜中何かあったっけ?」


母は笑って言う。


「昨日ルルリお風呂も入らずに寝落ちしちゃって起こすの大変だったんだからね。」


そうか…昨日夜中にお風呂入ってたんだ…

こんなに目覚めが良いのは新品のふわふわパジャマで寝てたからかな…


『もし昨日の夜中お風呂に入らずそのまま寝落ちしちゃっていたらどうなっていたのだろうか…』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スパイスを加えて アベ ルルリ @lururi_abe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る