既存作品からInstructionsを生成
以前、執筆済みの作品原稿をアップロードして推敲してもらう手順を紹介しました。
▼執筆済み小説の高度なレビュー(Retrievalの活用)
https://kakuyomu.jp/works/16818023212189122505/episodes/16818023212415880424
今回はその応用で、『既存作品から設定を抜き出す』という方法を紹介します。
こうすると、わざわざ手動でInstructionsを書き起こさなくても、既存作品から生成することができます!
さっそく実例です。
某拙作をRetrievalにアップロードして試しました。
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Q.
アップロードした原稿からキャラクター設定を抜き出して。日本語で。
できるだけ詳細に、代表的なセリフや人間関係も含めて。
A.
キャラクター設定は以下の通りです。
リティ:
・銀髪を肩まで垂らし、黒い上下の衣服と黒いマントを身につけている少女。
黒い波のイメージで力を集中させ、対象を灰に変える魔法を使うが、使うとめまいや吐き気を覚える。
・彼女の性格は、冷静で現実的。メイナに「弱音はまだ早いよ。根性ないねえ」と励ます一面も。
・自身の力を「呪われた力」と呼び、自分にできることをすると決意している。
メイナ:
・たわわな赤髪を持ち、やや大柄であどけなさを残す少女。
ゆったりとしたクリーム色のローブを着用し、灯りの魔法を使う。
・性格は明るく、冒険心があり、口癖は「レガーダ」。レガーダをかっこいいと称え、その石像について語る。
・状況が厳しい中でも、リティに対して気遣いやサポートを示す優しい一面がある。
強い光によって敵を弱体化させる戦略を取ることができる。
二人の関係性は、互いに支え合い、助け合う深い絆で結ばれていることが伺えます。リティはメイナの冒険心を支え、メイナはリティの魔法の力を理解し、互いの能力を尊重しながら行動しています。また、二人は同じ師匠に学び、同じ師匠によって結晶の中に保護されていた経緯があり、共通の過去を共有しています。
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こういったことをRetrievalのキャラクター欄に記載すれば、効率的です。
※プロンプトに「日本語で」と含めているのは、なぜかレスポンスが英語になってしまったためです・・たまにこういうことがあります。
さらに楽をするため、以下のような技もあります。
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Q.
アップロードした原稿から、該当作品の小説執筆を行うためのアシスタント用のGPTを作るための、Instructionsの設定を生成して。
A.
このGPT、小説ジェネレーターは、「滅びの国の魔女紀行」という小説の創作を支援するために特化しています。ファンタジー世界を舞台に、滅びた文明とその中で生き残る人々、特に主人公であるメイナとリティの冒険を描く物語の執筆をサポートします。小説のプロット開発、キャラクター造形、世界観の描写など、創作プロセス全般にわたるアドバイスを提供します。
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こんな感じで、Instructions全体を結構しっかり提案してくれます。
これは楽!
という感じで、今回は既存の作品からInstructionsを生成する方法をご紹介しました。
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