第2話
そういうと脂ぎった中年は聡の頭を片手で鷲掴み、自身の陰部へとあてがった。
「…!?」
あまりに突然の出来事に頭が回らない。しかし顔全体にふれる縮れた毛の感触のせいでこれは夢ではないということは痛い程分かった。
「ほら、しゃぶれよ。」
そう言って男は聡の鼻に、自分の陰部をグリグリと押し付けてきた。
「うわっ……ぐ……!っ!」
喉奥に男のペニスが刺すように侵入してくる。
息苦しくてむせる。しかしその男は決して聡に息をさせる暇を与えようとはしなかった。聡が咳き込んで喉がうねる度に振動がするのか、彼は嬉しそうに目を細めた。
「ほら、歯を立てるな!ちゃんと舌を使うんだよ!」
そう言いながら別の男が後ろからしゃがみこみ、聡の鼻をつまむ。
「……うっぷ……う……」
「うわぁ。お兄さんの顔、真っ赤になっちゃってるよ。」
「あははは!可愛いなぁ!」
聡が苦しさに涙をこぼすと、男たちは興奮したように囃し立てた。
「はぁっ……はぁ……うぅ……。」
ズルリと唾液まみれのペニスを口から引き抜き、聡は酸素を肺に取り込む。するとその瞬間後ろから別の男に羽交い締めにされ、両手をそれぞれタオルで縛られてしまった。
「何しやがる!ほどけ!」
聡がなけなしの力を振り絞りそう叫んで暴れようとすると、正面にいた中年の男は先程よりも一層目を輝かせ、恍惚の表情で言った。
「いやぁ……本当に綺麗な顔だなぁ……。おじさんもう我慢できなくなっちゃったよ……。」
そう言って聡の頬を両手で挟み、にたぁっと笑った。
「お兄さぁん……おじさんがこれから楽しいこといっぱいしてあげるからねぇ……」
その笑顔は正に欲望にまみれた醜悪なものだった。恐怖のあまり聡は声も出ず、思わず顔を背ける。
すると、そんな聡の様子を面白がってか、後ろにいた男が彼の乳首を無遠慮にぎゅっとつねった。
「やっ……やめろっ……!んっ……!」
痛みと同時に痺れるような快感が走る。こんな気色の悪いおっさんどもに触られて反応してしまった自分が恥ずかしくて、聡は唇を強く噛んだ。
「あれれ?もしかしてお兄さぁん、乳首感じる人?」
そんな様子をみて後ろの男は楽しげにそう言い、しつこくそこを弄り始めた。
「……っ!……なわけないだろ!」
「えぇ~?でも乳首ビンビンに立ってるよ?それにこっちはもうおっきくなってるみたいだし。」
そう言いながら男がタオル越しに聡のペニスを掴む。
「っ!!」
途端にぞくぞくとした感覚が背中を走り、思わず声がでてしまう。その反応をみて男はニヤリと笑うと、先程よりも激しくそこを揉みしだき始めた。
「……ひぁっ!!あ……あっ……!やめっ……!」
必死になって体をよじるが後ろの男のせいで上手く逃げることが出来ない。それどころか、その様子を見て周りの男たちも更に興奮し始めたようだ。
「おにいさん、こっちも可愛がって欲しいんだろ?」
そう言いながら男の一人が聡のペニスを掴み、上下に激しくしごく。
「……っ!!ひぁ……あっ……!!」
思わず腰ががくがくと揺れてしまう。その様子をみて男たちが笑うのが分かり、恥ずかしさと悔しさで目に涙がにじむ。そして嫌でも反応してしまう自分の体を呪った。
そんなとき、ふと何か暖かいものに包まれるような感覚がした。不思議に思ってそちらを見てみると、いつの間にかしゃがみこんでいた男にペニスを舐められているのが分かった。
「っ!?あ……やぁっ……!はなせっ……!」
いきなりのことに驚いた聡は思わず声を上げる。すると男はゆっくりと口からペニスを離し、顔を上げた。そして涙と汗でぐしゃぐしゃになっている聡の顔をねっとりとした視線で舐め回すと満足そうに笑った。
「美味しそうだからおじさんも味見しちゃったよ~。」
「……っっ!」
あまりの気色悪さに鳥肌が立つ。もう嫌だ、もう耐えられない……聡の心の中に絶望が押し寄せる。
「じゃあつぎはおじさんのを味見してもらおうかな~!」
「おいてめぇ、俺が先だってさっき言ったろ。」
「えー、じゃあ同時にあじわってもらおうかな!」
そういうと男は聡の白く引き締まった足を乱雑に開き、硬く膨張したそれを、彼の体を引き裂くように差し込んだ。
「ぁあっ!!……ひぐっ!!」
想像を絶するような痛みに聡は思わず大きな声をあげて身をよじる。すると男は、そんな聡の反応に興奮し、さらにペニスを大きくした。そして、そのまま激しく腰を振り始めた。
「あっ!あんっ!やっ……いたいっ……!やめろぉ……っ!」
ズンズンと激しいストロークが繰り返される度にパンパンと肉同士がぶつかり合う音が鳴る。その度に甘いような気持ちが良いようななんともいえない感覚が背筋を走り、頭がおかしくなってしまう異様な感覚に飲み込まれそうになってしまう。
「こっち空いてるだろ」
ともう一人の男が聡の頬を掴み、その喉を暴くようにモノを押し入れた。「うぶっ!!うっ……ふぅっ!!」
前後から同時に責められ、酸素が足りなくなり頭がぼーっとしてくる。そんな様子を見てか男たちは楽しそうに笑い、聡の口内で更にペニスを大きくさせた。
「あっ!そろそろ出すよ!」そう言って男はスパートをかけるように激しく腰を打ち付ける。そしてドクドクと大量の精液を吐き出した。吐き出されたそれは少し開いた口の端からぼたぼたと零れ落ちていく。今までに体験したことのない苦さと臭いに聡はむせ、胃液を吐き出した。
「おえええっ!げほっ!がはっ!」
「ほらほら、ちゃんと飲まなきゃダメでしょ?」そう言いながら男が出したばかりの精液を指ですくって無理やり口の中に突っ込む。
「ふぐぅっ!!あっ……あぁ……」
苦い……気持ち悪い……嫌だ……助けてくれ……!そう心の中で念じながら聡は意識を失った。
温泉でオジサンに隅々まで洗われて蹂躙されちゃう話 @tsuraraturatura
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