第十六話 正義は成功だと辛そうに叫ぶ女
ご飯を食べ終わった一行は⋯
「なぁ、やっぱり休憩場所に早く行かないか? 」
「急にどうしたの、あれい?」
と、ミアが言うと
「その⋯、」
と、口をモゴモゴし始めるあれいさん。
「俺にとってのこの世界はずーっと狭いものだったんだ。」
「え、あー。そういえば迷子でしたっけ。でも⋯、今も森の中ですし、あんまり変わんなくないですか?」
「それもそうなんだが⋯、でも同じ森でもなんかこう違うんだ。」
「そもそも迷子になって出られ無い方が凄い。」
と、ライアが言うと
「そ、そんなこと⋯、ないよな?」
と、此方を見て聞いてくるあれいさん。
「いや、そのこれはライアの言う通りだと思います。」
「え、悲し。」
そして泣き真似をしながらチラッと此方を見てあれいさんは言います。
「俺さ、この世界についてもっと知りたいと思ってな。」
あれいさん、どうしたんでしょう?
「まぁ、なんだかんだでこの世界も悪くねぇと何故かそう思えてきてな。知りたくなったんだよ。
そもそも俺は森に居て外を知らなかったし、ずーっと一人だったってのもあるかもだけどよぉ。⋯⋯まぁ? そう考えるとお前らみたいな奴らがいるからかなー。」
と、頭を掻きながら少し照れくさそうに言いました。
「あれい⋯。そんなこと思ってたんだ。」
と、ミアが言いました。僕もミアと同じ気持ちです。
「なーんてな、ははっ。」
な!
「え、今のは嘘なんですか?」
「いや、その⋯⋯。」
と、そっぽを向き言うあれいさん。
あれいさん⋯⋯! そう僕があれいさんを見直していると、向こうを向き此方を向いてからあれいさんは
「改めてもう一度言うと、まぁその。
村についてからもお前らと一緒に行きたかった時は、俺を誘ってはくれないか?」
「「え」」
「あ、駄目なのか?」
「いや、まぁそこまで言われちゃ旅の仲間だなと少しだけ思いましたから。」
変な人だけど良い人ではあると思います、ウン。
「私もまぁ。前から会ってたから分かるけどさ。あれいはヘンテコだけど根は良い奴だし。」
と、ミアが言うと
「え、ヘンテコ⋯?」
ミアなりに褒めてるはずです⋯。たぶん。
「変な奴は良く分かんない奴だと思う。」
と、ライアが言いました。ん? ナゾナゾですか?
「えーと? それだけ⋯?」
と、あれいさんが言うと
ライアが頷きながら
「うん。」
と、言いました。え? 他に言うことないんですか! 確かに喧しかったですが。
「え、悲し。おじさん泣くよ?」
と、あれいさんが言うと
「それはちょっと⋯。」
うーん、僕もなんとも言えません。
すると、あれいさんがライアの方をチラ見しながら誰が見ても分かる泣いたフリをしています。
「えーん。」
「⋯⋯。」
と、ライアが呆れたような嫌そうな目であれいさんを見ています。
「え⋯、ほんとに泣いちゃうよ? おじさん」
うそ泣きをしたまま、あれいさんが言いました。
なんとも言えない顔をした後、ライアが
「⋯⋯泣けば?」
と言いました。
「いつになく美少年が塩対応だ! 酷い!」
「いつになくって、さっき会ったばっかりなんだけど。
⋯はぁ、分かったからさっさと行こう?」
「え、良いのか?」
「うん、勿論。」 「良いと思います。」
「あれ、そういえばフィくんは何故黙って⋯? 鳴いてないです⋯。ん? え、ミアが普通に話してます!?」
「今更⋯⋯?」
と、何故かライアに呆れられています! な、何でですか!
「なんですか! その目は!」
「ふっふふ! 二人して気付かないなんて。とてもじゃないけど可笑しくて仕方ない!」
ライアに笑われるとは⋯。ん?
「え⋯、二人?」
どういうこ―――あっ!
「は、え! 何?!」
と、あれいさんが言いました。
「あ! ま、まさかリイラくん! いやでも二人だと⋯? ま、まさか!」
あれいさんと偶然、目が合います。するとあれいさんは此方に来て何やら耳打ちをします。
「なぁ、俺ら騙されてたのかよっ! あいつを問い詰めてみないか?」
「分かってます、そのつもりですから。」
「せーのっ!」
「「騙してたんですか(のか)?!」」
と、僕らはフィくんとミアに詰め寄ります。
「う、いやだってとても言えなくて、うぅ。」
と、フィくんが何故かしょんぼりしています。そんな顔をしても駄目ですよ。僕らの心配してた気持ちの為にも真実を! 言ってもらいます!
「ねぇ、歩きながら話さない?」
「「あ」」
「いやミアもミアだ! なんで知って―――」
あっ! もしかして口を塞がれてたのは⋯⋯
「歩こーよ! ⋯見たいんでしょ? あれい」
「み、ミア⋯。お前ってやつは⋯⋯。」
と、あれいさんが感極まっていると
「さ、行こう。」
と、ミアがグイグイ背中を押してきます。
「わ、分かりましたから押さないで下さい。」
「あれ、ミア⋯?」
と、あれいさんは困惑しましたが⋯⋯、やがてしょんぼりしながら進み始めました。
それで
「フィくん?」
と、僕がにっこり聞くと
「そ、そのすまん! ⋯⋯俺、恥ずかしくてさ。」
と、急にもじもじしながら理由のわからないことを言いました。
「「フィくん! どういうことですか(だ)!」」
「おじさん、信じてたのに! まだ見ぬ珍獣!」
「ねぇ、ちょっと静かにして。何か聞こえる。」
「え、あ! 本当だ。しっ、猛獣かもしれないし、静かにしよう。」
と、ミアが言いました。
確かにそうですね。何かあってからでは遅いですし。
「え、もしかしてまだ見ぬ珍獣か?!」
「ちょっと静かに、あれい」
「す、すまない。」
僕らはゆっくり頷き合うとやがて静かになりました。まぁ、ミアはあれいさんをジト目で見ていますが。そうして確認の為にも耳を澄ませてみました。
「⋯⋯これ⋯正義⋯だ」
ん? 正義?
「正義って聞こえましたよ?」
「うん、私も聞こえた。」
と、ミアが言うと
「駄目だ、気になり過ぎる。なぁ、もっと近づいてみないか?」
と、あれいさんが言いました。
「良いな! 行ってみようぜ!」
と、フィくんが言いました。そうですね、だってあっちには―――
「休憩場所の方角だから、丁度良いんじゃない?」
あぁ、また合うなんて。
「そうですね! ムッ」
「なんか怒ってない?」
と、忌々しいライアが。
「まぁ、取り敢えず向かうか!」
と、あれいさんが言いました。あれいさんはワクワクが抑えられないという顔をしています。
「そうだね、行って好奇心を確かめよう。」
と、ミアが楽しげに言いました。
そして、僕らはしばらく歩いたと思います。
「正義⋯成功⋯⋯はは。っ」
段々と聞こえて来るようになりました。
「もう少し進もうと好奇心が言っている!」
と、あれいさんが言いました。な、
「何ですか? それ」
「まーた変なこと言ってるー。うぅ、それにしても耳がこもってて、よく聞こえない⋯。」
と、ミアが言いました。そりゃそうですね。今のミアは
そんな軽口を言い合いながらも、僕らは更に奥へ歩きました。
「そういえばあれいさんは料理って出来るんですか?」
「いいや、出来ないな。」
「そうなんですね、出来るイメージがありました。」
「え、なんでだ?」
「だってドンラウーを食べてたってミアから聞きましたし。」
「あぁ、適当に丸焼きだよ。味付けも出来ないしな。」
「た、逞しい⋯。」
んー、もうそろそろだいぶ近くまで来たんじゃ―――
「誰だい! そこに居るのは!」
と、女性の声がしました。
「え? なんで⋯」
「聞こえてるよ。あたしゃね、耳が良いのさ。」
「そ、そうなんですね! 凄いです!」
「凄い⋯? まぁ、とにかくこっちに来な! いつまでもそこに居られちゃ気分が悪いのさ。」
「分かったからそう急かさないで。」
と、ミアが言うと
「あぁ、勿論待つさ。だがもう少しこっちにおいで。」
「まぁ分かったよ。」
と、言いながらミアは近づきました。
「ま、待てよ、ミア。そいつの言う事を聞くのか?」
と、フィくんが言いました。
「だって、興味が湧くから。」
と、ミアが言うと
「う、た、確かにな⋯。でも危険だったら戻るからな!」
と、フィくんは言い、ミアを追いかけて行きました。
「あ、待って下さい! フィくん!」
慌てて僕も此処から出ます。そして少しすると、開けた場所が見え―――え、瓦礫⋯?
何が起こったんでしょう? そう思い女性の方を見る。
するとぞろぞろと出て来た僕らを見てなのか、目を見開いている女性がいました。
「こんなにあっさりと出てくるだなんて!」
と、急に喜び始める女性。え、何――
「なぁ、あんたら正義ってなんだと思うかい? あたしゃね、正義って正解と成功と理由だと思うんだよ!」
正解と成功と理由? いきなり何ですか? 一応考えてはやりますが。んー、んんー? わ、分かりません⋯。
「⋯⋯うーん、それは分からんが、お前の言っていることとは少し違う気がするぞ。なぁ、ところで気になるんだが、この瓦礫の数々は一体何だ?」
と、フィくんが言うと
「そうかい、残念だねぇ。⋯あぁ、この瓦礫かい? それは勿論、このトルニ村の家々さ。可笑しい奴らだったからねぇ。」
「そんな理由で⋯? お前は他人を殺すのか!」
⋯フィくんの言う通りです。
「⋯⋯はぁ、どうやら誤解があるようだね。この瓦礫と化した小さな村はね、ずーっと最初から可笑しかったのさ!
集団でとある少女を何年も虐める。⋯そんな村さ! 別に無くてもだーれも困ってないだろう?」
「は、いやでも―――」
それは⋯。
「何故そんな顔をするんだい? こんな奴らに情けは無用さ!」
「でも、それは⋯」
「ははっ、さっきまでの威勢はどうしたんだい? それともお前らもこんな村はあった方が良いと、そう思うのかい?」
「あはははっ! 今日は最低な気分だ!」
そう高笑いすると此方を向き
「あはっ! なぁこんな世界は可笑しいと思ったことは?」
「え」
「正義を名乗る奴らは成功が正義といい、正解は正義だと言う。そして正義を理由にして振りかざす。それを平然とねぇ。
⋯⋯あー、はは。さてどう思う?」
え⋯。
「はは、もう一度聞くよ。可笑しいと思ったことはあるかい?」
「そんなのある理由⋯⋯。」
そう言うと、あれいさんが黙ってしまいました。
「「「「⋯⋯。」」」」
⋯僕らも黙っています。各々思う所があるのでしょう。当然僕もです⋯⋯。
「だ、だからなんだと言うんですか?」
と、若干声が震えた気がしながらも聞きました。
「あは。あたしゃね、そんな奴らがそうするなら此方も振りかざして良いと思ってるんだよ。」
「え」
「だって! ははは! あいつらはそれを平然と振りかざす! ならばあたしらもそうすべきさ! そうだろ?」
それはちょっと⋯。
「⋯⋯お前が何に悩んでいるのかは俺は知らないけどさ。まぁ確かに人生は不平等な所もある。
でも、それでも日常を振り返ってふと思うんだ。楽しいこともあると。最近はこいつらといるからか変なことばかりだよ⋯。」
「あれい⋯。」「ヘンテコ⋯。」
そんなことを思っていたんですね⋯。
「異世界人さんってやっぱり良い人だぜ。」
「異世界人⋯だと!」
「あぁ、それがどうしたんだ?」
と、フィくんが言うと
「あは、異世界人か⋯、異世界人は、異世界人は許さない⋯! 夢だのなんだの言い、平然と壊した連中は許すべきではない⋯!!」
「え」
「あは、はは! お前はそうか、異世界人か。ならば苦しんで死ねぇ! 異世界人はみんな苦しむべきだ!!」
「は」
その瞬間、何かが箱に貫通し、箱はズサっと倒れ、あれいさんは箱から落ちてきた。そして⋯⋯、何にも言わなかった。
え、なん、でです―――
「な、なんで⋯? あれい⋯⋯?」
と、ミアが唖然とあれいさんを見てから女性の方を向き言いました。
あれいさんが⋯、あれいさんが⋯!
「ははっ? そんなのそいつが異世界人だからさ!」
と、女性が言うと
「でも! あれいは違うんだよ⋯!」
と、ミアが言いました。
「あっ! 痛い痛い痛い痛い! なんだ、この痛み―――」
急にガバっと起き上がろうとしたあれいさんが痛みを訴え―――
「え、生きてる⋯? ほんとに?」
ミアは目を白黒とさせています。
「ミア、人を―――ゴフッ」
「あ、あれい! ど、どうすれば⋯。」
あれいさん!
「そうだねぇ、トドメを。あははは! 正義のトドメを刺そうじゃないか! さぁ、そんな顔をしては駄目だ、駄目だよ!
⋯⋯そう、そんなに感情が動いてちゃあね。」
と、正義を語るクソ女が言いながら魔法陣が見え―――
「あ⋯⋯。」
ミアが唖然としたままあれいさんの方をぐりんと向き突き進んで行きます。
え、ミア⋯?
「え」
「ミア⋯! ミア!」
ミアはどんどん進みます。あれいさんの方角へ。
「うあぁ! なんで、な、んで。あ、あれい。は、早く逃げて⋯!」
「え、は。と、止まれ! ミア、止まるんだ!」
と、フィくんが慌ててミアに駆け寄ります。
「ふん、無駄だよ! 一度発動すれば死んでも止まりなんてしないからねぇ! あははは! さぁ、やっておしまいぃ!」
あっ! そうです! 止めなくては! う、動け僕!
「⋯⋯止めて下さい! ミア!」
と、慌てて僕もミアを必死に止めます。
「ゔぁああああ!」
するとミアは発狂し始めました。え、ミア⋯?
「ふはっ! 抵抗かい? 良いねぇ、じゃあもう一度かけようか! 一回。」
「ゔ、ああ。ぐ」
ミアの足は更に早まります。あ、そんな⋯。
「は、っ! 止まって、お願いだから!」
と、ライアも驚きながら急いで止めに来ました。ですが、何故。何故でしょうか? 全く止まりません⋯っ。
「ミア⋯! ミア!」
と、呼びかけますが全然駄目で、あっ! このままではあれいさんが危ない⋯⋯!
「おや、そこの少年も随分と動揺―――」
っ!
「あぁあ! 落ち着きましょう!」
「は」
「みんな、落ち着きません? いえ、落ち着くしか選択肢は無いんです!」
「「う⋯ん。」」
「さ、あれいさんを担いで下さい! 誰か!」
「あ、うん。分かった。」
と、慌ててライアがあれいさんの方へ向かいます。
「ちっ! 小賢しい奴らだ。」
と、言いライアの方へ何かを―――
「っ! ライア!」
「分かってる。あぁもう!」
と、言いながら避けつつあれいさんの元へ走ります。
「⋯ちっ、逃げても無駄だと言うのに。」
あ、今ライアが担ぎました!
「え、力持、ゴフッ」
「喋らないで。」
なんて言いながらライアは慌てて走ります。
あぁ、良かったと安堵してミアの方を見ると
「っ!」
ミアは止まってなんかいませんでした。
「あ、うぅう!」
と、苦しそうに進むミア。
「み、ミア―――!」
そう呼びかけますが、やはり駄目です。
「ミア⋯!」
と、フィくんも慌てて呼びかけます。
ですが、苦しげに進む姿は変わらず。
「あぁあああ!」
ミアが更に強く発狂し始めました。え、ミア⋯?
「ちっ! 抵抗するのかい? やるしかない。⋯⋯あと三回もある。これでは抵抗など出来まい。」
「あは、二回」
「あぁあああぁああ! んっ!」
するとミアは叫びながら行こうとする足―――え
切? え、なんで
「な、足を切ってまで嫌とは⋯。な、何故。あ、あたしゃ悪くない。悪くないんだ。
そうさ! あんたが勝手に⋯⋯はは。だが、まだ二回もある。此処まで来たのならもう、あははは⋯。」
え、いやいや僕は夢でも見てるんですか?
「はは、三回!」
「ゔぁあああああ! んんっ!」
と、叫びながら腕―――な、なんで
僕らは唖然として一歩も動けませんでした。い、いや今動くんですよ! 僕!
「そんな⋯。何が―――」
僕は体当たりを思いっきりしました。僕と倒れる女性。
やった! そう思い、ミアの方角を向きます。ですが、血溜まりの中に四股を失って倒れても走り去った方向を見ているミアが。そんな、ミア―――。
「「み、ミア!」」
僕とフィくんは急いでミアに駆け寄ります。
「み、ミア⋯。」
と、フィくんが声を掛けてもミアは何も言いませんでした。
「ミア⋯、起きて、起きてください。」
その間にも血は垂れ続けるばかり。
「ミア⋯⋯!」
もうミアは⋯、そう思い俯きました。
「ミア⋯。」
いつもそうです。僕は、僕は何も出来ない! 何も⋯。
「う、嘘だ! 何故だい! あたしの魔法は完璧だ! はは、完璧なのさ! だからこんなはずじゃ。」
その言葉にな、まさかミアが―――! そう期待を込めてミアを見ても何も言わず。さっきと同じまま、血溜まりの中に血だらけでいます。
はぁ、なんでですか。ミア。
そう思い、しばらく俯きました。フィくんも僕と同じなようです。あぁ! ミア! ミアの血が着こうが関係ありません!!
もう一度だけ、せめてもう一度だ、け⋯⋯。
そう思い、ミアを見ても変わらず。な、何故ですか! 何故ミアがこんな目に―――!
そう思い、ふと女性の方を見ました。相変わらず女性は笑っています。そして同時に動揺した表情。
な、なんで⋯? ⋯お前、が。⋯お前が! そんな表情をするの、ですか⋯⋯。
すると僕の足は勝手に進みます。もう止まれない、止まれません。
「え? り、リイラ!」
っ! こんなの―――
「⋯⋯お前が!」
「あ、リイラ!」
そう思い、掴みかかると
「だぁれ?」
と、何処からか声が。なんでしょうか、こんな時に。そう思いながら声の方を見ると
え―――。ミア⋯⋯? た、立ってこっちを見ています! あぁ、良かったです。
「だぁれ?」
⋯え? 今、なんて、言いました、か? 幻聴ですか? 今のは。
「ねぇ、あなたたちだぁれ? きいてる?」
え、ち、がう⋯?
「まさかそんな! あたしの魔法は完璧な―――」
「まほ、う⋯? なぁに、それ?」
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