このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(169文字)
「ウヌプラス自体」への、おそらくは何らかのモデルになった施設への思い入れや愛のようなものがひしひしと伝わる作品でした。主要人物以外の学生キャラクターに対しても同じことが言えます。また、一話辺りの文字数が少ないので軽くすいすいと読める暖かな良作です。現在、一抹の不穏さを感じたので結末が気になります。
ふと見上げた青空のように、透明感のある文体で綴られる物語です。ある日散歩に出た主人公のフジサワが経験する、奇妙で、それでいて心温まる出来事。幼い少女、エミとの邂逅。その出来事が彼自身と彼の周辺を緩やかに変化させていきます。1エピソードが1000文字前後で読みやすく、優しい登場人物達の言葉がするりと胸に染み込んできます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(233文字)