秘密の花園に突入しちゃうぞメロス

きつねのなにか

訪れろメロス

 メロスは誘いを受けた。

 かの暴虐な王ディオニスの誘いであった。

 メロスは意味がわからず困惑した

 しかし、メロスは人一倍恋愛には疎い童貞であった。


 メロスは散歩姿で王城へ行き、警備に捕らわれた。

 いくら何でもラフすぎる。

「何をする、私は王のズッ友メロスであるぞ」

 警備は謝罪をし、全員腹を切ってわびた。


 王に会うと、王は人間砲弾チキチキゲームで遊んでいた。

 メロスは王を処刑した。

「王は人をなんだと思っているのだ」


 王が生き返ったので話を聞くことにした。

 なんでもピクニックに行きたいらしい。

 そんなの一人で行けよと思ったがズッ友の王だししょうがない、一肌脱いでやるか。


 メロスは一度帰り、妹夫婦にピクニックへ行く準備をさせた。妹、齢60の時である。妹の子どもは四人いる。みんな羊毛フェルトとポケモソカードのおかげで元気に育っている。


 王城に戻ったメロス、王、そしてセリヌンティウスはピクニックへと出発した。

 行き先は秘密の花園。なにが秘密なのかは王でもわからないという。


 そのピクニックで、メロスと王は帰ってこなかった。セリヌンティウスだけが帰って来れた。セリヌンティウス曰く、途中ではぐれてしまい帰るしかなくなったそうだ。


 秘密の花園。またの名をエデン。メロスと王は今日もどこかで処刑されているのだろう。

 ありがとうメロス、しんでまえ王。お前最後まで性格直らなかったな。


 メロス連続小説 おしまい


 追伸。王はいつの間にか性転換しており、メロスとの子を産んでいた。これが次の王となるのだ。妹夫婦の中にはとても強い正義感のある子が生まれて元気に過ごしている。メロス二世になるのも時間の問題だ。

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秘密の花園に突入しちゃうぞメロス きつねのなにか @nekononanika

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