僕の日記
@hikaru-muro
第1話 文章を書いてみようかな
「小説を書いてみようかな。」
1年ぐらい前でしょうか。パッとそんなことが頭に浮かびました。
小さい時から好きだった本の世界を自分でも作れたら素敵だなぁというのが主な理由。
もう1つの理由は「お金稼げないかなぁ」というド直球の欲望ですが、、、。
とはいえ物語を書くなんてのはど素人。思い立って物語をほんのちょっと書いてみたはいいものの、書き進められず結局挫折。難しいなぁと距離を置いていたのです。
そこから一年。仕事でもプライベートでもイベントがたくさんありました。特に仕事が忙しく、去年の下半期は大好きだった本からも距離を置いて遠距離恋愛(笑)だったのです。
年末まで続いた残業続きもひと段落、年明けになってようやく遠距離恋愛中だった活字たちとの再会を果たすことができました。そして読書の時間はやはり至福だと感じました。
ワクワクする世界観、心優しく勇敢な主人公、頭脳明晰な探偵に奇怪な事件、不気味で鳥肌が立つような悪役など、紙に書かれている文字にここまで魅了されるとは、、、。
「物語ってすごいなぁ」と、「小説書いてみたいなぁ」と、僕には無理かと思っていた小説家への想いが再燃したのです。(あとは副業としての収入も欲しかったのも事実です。)
ということでこれが私の今年の目標となりました。
でもどこから始めればいいのだろう。素人の僕は考えました。以前と同じ轍を歩まぬようにしなければなりません。とにかく何が挫折の原因だったか、記憶を頼りに思い出してみるとしましょう。
1番はやっぱりあらすじ作りですね。物語のあらすじを創ることは予想以上に難しい、そして登場人物の名前を決めるのは何処かむず痒い。当時ミステリ、ホラー、ファンタジーに昔話と、自分の好きなジャンルで小説の題材を幾つか考えてはみたものの、どれも企画倒れ。
出だしは思いついたとしても「その後の展開は?」、「サブキャラは?」、「伏線は?」、「結末は?」考えが一向まとまらないですし、結末が思いつかないのです。
あとは言葉遣いや人物描写も難しかったですね。特にファッションに興味が薄い僕にとっては人物描写は鬼門でした。映像がなくともその人のイメージを思い浮かべられるようにしなければいけない。当たり前のことですが本当に難しかった。そして私はこの人物描写という鬼門の前で挫折してしまったわけです。
挫折したことを振り返ってみたらできる気がしなくなってきました。「1年で小説力が上がったか?」と聞かれても「いいえ」と即答できるのが正直なところ。私の仕事は小説からは程遠い分野、書く力が上がったわけでもありません。まして小説とは遠距離恋愛をしていたものですから、物語を創る力は下りこそすれ、上がっていることはないのです。
一度、小説家の人の頭の中を覗いてみたい。そうすれば物語が閃くかもしれないのに。とはいえそんな天才たちの頭の中を覗くことなんて出来ないか、、、。
このようにまた挫折しそうだなぁと思いながら打開策を考えていた時に、思い出したことがありました。
「かれこれ5年以上日記を書いてるじゃん」と。
昔の日記を読み返してみたのですがこれがなかなか面白い。意外と起承転結があるのです。
毎日欠かさず書いて書いて書き溜めてきたもの。日記であれば苦ではありませんし、続けられます。日記を少しばかりお化粧すれば小説の練習になりますし、書いてるうちに書きたい物語が浮き上がってくるやもしれません。
できれば一週間に一回程度、2、3分で読める程度の文章であれば、本業の仕事にも支障はありません。運が良ければもしかしたら小遣い稼ぎもできるかも、、、!?
ということで小説とは程遠い、準エッセイとでも言いましょうか、小説家への第一歩として、まずは「文章を書いてみようかな」と思ったわけでございます。
僕の日記 @hikaru-muro
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