雷が落ちた話

青木桃子

雷鳴⚡

 わたし桃子が実家に住み、会社で働いていた頃の出来事です。

 

 その日は朝からどしゃ降りの雨。朝だっていうのに夜みたいに暗く。空は黒い雲に覆われカミナリ⚡もゴロゴロ鳴っていました。


 当時、電車通勤だったので、雷のことなどどうでもよくて、遅刻しそうで電車に乗り遅れないよう、二階の自分の部屋でテレビを観ながら急いで化粧をしていた、そんな時だった――。


 そんなに電気を使っていないのにもかかわらずブレーカーが落ちた? 突然、テレビと照明がプツリと切れて部屋が真っ暗に。


 一筋の閃光が走る。


 一瞬の出来事なのですが、スローモーションのように見えました。真っ暗な世界から瞬間的に強い光が窓からバッと放たれた。そして眩い光の矢がわたしの体をすり抜けていった。


(え? 今ってなに)


 ドゴォォォーーーン ガラガラ バキバキィィィ!!!


 直後、聞いたことないような凄まじい大爆音が聞こえた。鼓膜が破れたかと思いました。しばらく耳がおかしくなって、音がこもって聞こえました。目も光の残像が残ってよく見えない。一階にいた父に聞く。


 家のすぐ横の電柱に雷が落ちたのです。


 ※わたしの体をすり抜けた(ように感じた)ものは、雷じゃないです、光だけです。雷だったら感電していますね。(*^-^*)


 幸い、避雷針が作動したのか、わたしは家に居て大丈夫でした(*^-^*) パソコンはダメでしたが、家電は大丈夫でした。


 一方、お隣さん家は家電が真っ黒に焼け、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなど全てダメになったそうです。なぜ、電柱に一番近い実家の家電が大丈夫で、少し離れたお隣さん家の家電がダメなのかよくわかりませんね。避雷針が壊れていたか、電柱に落ちた雷が、例えば跳ねてお隣さんの家に直撃したのかも……(・・??


 しかも、わたしも化粧してから、あと数分で家から出るところだったのと、駐車場は電柱の真下だったので、運が悪ければ、落雷にあったかもしれません……(-_-;)よかったー。


 落雷を近くで目撃したとか、光が体をすり抜ける(?)ふしぎ体験したことがある人、いるのかな?


 それにしても、落雷って光が先にきて、音が後でしたよ!(*'▽')b




         おわり




 今回のお題は「危機一髪」です。短編小説にしようと思ったら、エッセイになってしまいました(;'∀')💦

 このお話はエッセイ「繫殖リタイヤ犬サクラとふしぎな話」の中で投稿しようと思っていましたが、タイミングがわからなくて眠っていたので、披露できてよかったです(*^-^*)🍑✨

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

雷が落ちた話 青木桃子 @etsuko15

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画