【寒い】 俳句十連作
品画十帆
第1話 俳句十連作 【寒い】
鍋うどん いき違いあり 冷えて捨て
もう知らん 手袋を編む 君の背に
うそ寒し スマホはなして 空を見る
白いゆげ ガラス隔へだてて 白い息
寝起きに ずっと続く 黒き氷
冬帽子 張られた頬と 胸いたし
冬の蠅 カップラーメン 既読はない
雪まじり 昨日を思う 赤い傘
薄氷 寒いと話す 慣れ合うな
寒うらら 朝もコンビニ ベンチ一人
南天の実 鳥は避けても 気にもせず
冬木立 朝日が届く それも良い
【寒い】 俳句十連作 品画十帆 @6347
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。【寒い】 俳句十連作の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます