チアリーダー姿の後輩に励まされたら

後書き

　学園ミステリーを書こうとしていたところで行き詰まると、不思議にラブコメを欲したくなったのはなぜだろうか。

　今回はボイスドラマ用のシチュエーション台本を、作者であるメアさんの許可を得たうえで小説に仕立て上げました。

　やっていて楽しかったですが、セリフとセリフの合間を埋めるのは大変でした。元となる作品からいくつかセリフを修正・削除しました。なお、主人公が後輩からの励まされてそのまま後輩と付き合う、という話の流れ自体はそのままです。

　ちなみに、原作では「チアガール」と記してありましたが、応援団＝男性限定、チアリーダー＝女性限定とする必要なんてないじゃないかと思って、修正いたしました。男性のみのチアリーディングチームもあるし、大学の応援団に女子学生が居るところも珍しくないからね（うちの大学がそうで、2023年の大学案内にも女子学生の姿があった）。

　今作の男性の登場人物は『SLAM DUNK』の桜木花道と赤木剛憲の苗字をもじりました。主人公に関しては名前を設定する一方で、キャプテンは最後にちょこっとだけ登場するために苗字だけ設定しました。

　主人公の部活をバスケ部にしたのは、『SLAM DUNK』の影響です。全ては『THE FIRST SLAM DUNK』の主題歌を歌った10-FEETの紅白のパフォーマンスがあってこそです。TAKUMAが「The Birthday！　チバユウスケ～！」と叫んだところは本当に……。

　肝心のヒロインについてですが、自分のアバターをそのまま持ってきました。チアリーダーだし、使って損はないよね。

　以下、お礼を。

　オリジナルの脚本を書いてくださったメアさんに多大なる感謝を申し上げます。

　行き詰まった時に脚本を読んで一目惚れしました。自分で言うのもなんですが、こんなに面白い作品にアレンジできました。至らないところがありましたが、そこはご勘弁を！

　……バ美肉して演じても良かったけど、そこまでやるのは……。

　そして、2年前に自分のアバターをデザインしてくださったアカツキさんにも感謝を。うまく表現しきれていたかわかりませんが、もし至らなかったところがありましたらご容赦ください。

　それでは、学園ミステリーの本編、もしくは別の作品でお会いしましょう！

　2024年1月吉日　上谷レイジ