最終話陽は又昇る

その日昇は動画と共に未来で起きる出来事全てを茂に話した。


茂「ふーんなるほどな、毛沢東、ヒットラーと同じ感じじゃねぇか、世の中が不安になって格差が増えてこの国の国民が全員平等なパラダイスみたいな国を作りたいか」


昇「そう、犠牲が多かったからその元凶の人物、あなたを消すように頼まれたんです未来から」


茂「それは国や時代を問わずに共産主義は今もプーチンとかが戦争してるけどそのプーチンや習近平が若い頃にお前は来てるっていうのね」


一本煙草を取り出して火をつけて吸う茂

真っ直ぐ眼を昇に向けながら


茂「俺1人がいなくなって国が良くなるなら俺は構わない、どうせ今の俺は俎板の上の鯉だ、そうだお前フルネーム陽又昇だったな」


昇「はい」

覚悟を決めた眼で

茂「陽の昇る未来を期待してるぜ殺せ、今現在2024年のまだマシな日本でも俺は自分の事だけしか考えない政治家や国民が気に入らなくて政治活動をしようとしてた所だ」


昇「未来では安楽死が認められています、この薬を飲んでください、楽に死ねます、ただ俺は、、、飲むか飲まないかは自由です、もう伝えたいことは伝えました、、、」


茂「嫌な役目だったろう、有難う」


昇「明日の十二時にこの部屋に来ます」


昇は茂と別れを告げた。



そして次の日十二時


部屋のドアを開ける昇

死体の確認だ

人が死ぬと手続きは警察を呼ぶ→死体を運ぶ

→遺族と連絡


そんなもんだ。


そこには、、、、


茂「おい!死んでないぞ薬間違えたんじゃねぇか!?」



昇「運命は変わったみたいですね」



前日


実はその時昇が渡した錠剤の薬は安楽死の薬ではなく、飲むと額に蛍光ペンで模様が浮き出る未来のイベントグッズだった。


飲むと浮き出るマークは

「太陽」


昇「明日、、部屋を訪れて額に太陽のマークがあれば殺さない、無ければ射殺する。これでいいだろう」



茂の額には太陽のマークがあった。



昇「安楽死の薬では無いですよそれは、気が変わりました、未来は、、、」



自分たちの手で切り拓く。


陽は又昇る。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

令和生まれの僕~2045年の日本 ヤック @yack

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ