第3話 そして!

「ブレイク」


何かの魔法が、俺を通り過ぎて二つの塊にぶつかる。


激しい光と風が辺りを襲う。


そして砂塵が落ち着き、俺はただ立ち尽くしている。



「全くもう、お兄ちゃんに何をするの貴女達、大体ヒロミさんもお兄ちゃんを殺そうとして、お兄ちゃんはBランクよ防げる訳ないでしょう」


俺の命の危機一髪は妹より阻止される。


良かったよ妹よ、兄は生きているぞ。


そして俺の人生の危機は去って行く。


「ごめんね、だってコイツがダーリンて言うんだもん、貴女のお兄ちゃんの浮気よまた!」


「それでも、街中で魔法を撃つのは見逃せないわよ、Sランクとしてわね。

ほら地形が変わってしまったわよ」


俺の前には、直径50mのクレーターが出来ている。


しかし、その魔法が俺に当たったら、俺が消滅してたのかよ。

本当に危機一髪、妹に感謝だな!


その時、俺達の体が光の紐で拘束される、何だ何だ?


「ピーピー、はいあなた達はダンジョン外で魔法を放ちました。

寄って、拘束して取り調べします、なお冒険者ランクの剥奪もありますからね」


警察官が、俺たちを捕らえる、今度は冒険者ランクの剥奪の危機かよ!


俺さだまさし、一晩寝て、無理やり結婚の危機から逃れ、命の危機からも逃れ、今度は冒険者ランクの剥奪の危機。


一体一日中危機一髪て、何髪なんだよ頭禿げるぞ!









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どれが現実なのか 川向こうのジェロ吉さん @fin77

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