第4話
ジリリリリリリリリリ!
自室に戻ると固定電話がなっていた
「.........はい」
『今回の鬼が決まりました。厳選な検査の結果今回、西園ハヤテ様は鬼に選ばれませんでした。参加者の方と協力し、鬼を処刑しましょう』
また、鬼ではなかった。安心だ
殺されないよう立ち回りつつ、鬼を外さなければ死ぬことは無い
寝る時間にはまだ早いが、寝る気には一切なれずその場でぼーっとして過ごしていた。幾らか時間が経った時
『殺人が目撃されました。鬼を処刑しましたので新しい鬼が決まります。今回の被害者はアノンさん。鬼はタケルさんでした』
……は?ああ、そうか。殺したところを見られたのか。いわゆる現行犯逮捕、と言うやつだろう
ジリリリリリリリリリ!
『今回の鬼が決まりました。厳選な検査の結果、西園ハヤテ様は鬼に決まりました。頑張ってほかの参加者を欺きましょう』
とうとう、とうとうだ。
とうとう選ばれてしまった。自分が死ぬか、誰かを殺すか。そう認識した途端、動悸が止まらない。
わかっていた。いつかこの時が来てしまうことを。
誰かを殺さなくては。
そう思い、僕は自室を飛び出した。
どこへ向かうか、まだ決まっていない。
どこでも、どこか人のいるところに向かわなければ
かおりさんがいた。そうさんがいた。こうさんがいた。
どれもダメだ。殺人の準備がまだできていない。目撃されてしまう。などの理由で殺せない
どれくらい時間が経っただろうか。自分でも分からない
いつの間にか自室に戻ってきている
その時だった
『鬼が決まってから24時間が経ちました。鬼の処刑を実行します』
そんなアナウンスが聞こえ、僕の意識は遠のいた
殺人ゲームの館 音々ーNeonー @ne_n923
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