第6話 巡礼者たちの暗躍、魔法の神髄。


 草木も眠る丑三つ時、という表現は、彼ら裏の住人には適切でない。

 対象を暗殺し、痕跡すら残さず颯爽と立ち去る、影の軍団。

 猟犬ハウンドドッグⅠ――王都の裏を牛耳る組織のひとつだ。彼ら裏の騎士たちは、殺しの剣技を極めており、今までに抹殺した数は千を優に超える。


「はあぁ……ったく、退屈な仕事っすねぇー。ド田舎の剣士崩れを殺す仕事とは、俺たちの剣も落ちたものっす」


 猟犬ハウンドドッグⅠの分隊長、ムジナは剣を肩で担ぎながら、王城の地下を練り歩いている。彼の背後には数十の騎士たちが付いており、皆も武装している。


「油断するな。俺たちの役目は、王都への脅威を排除すること。何でも、噂の剣聖さまは、九歳にしてマルハゲさまと打ち合ったらしい。思いのほか、接戦するかもしれん」


 警戒的な眼差しを向けているのは、猟犬ハウンドドッグⅠの総隊長、サルバドール。呑気なムジナとは対照的に、生真面目な気質であることが窺える。


「そうっすかねぇー。今日の暗殺対象は……ルンダールから招かれたエルランデル家。特に、父であるレイフ・エルランデルと、長女のオリヴィエ・エルランデルは、最優先抹殺対象らしいっすけど、なにをやらかしたんすかね?」


「盗賊狩りのレイフに、剣聖と崇められているオリヴィエだそうだ」

「あっ、なるほどー。要は、出しゃばり過ぎたってことっすね」


 サルバドールは首肯した。


「今年、ルンダールは王都への納税を怠った。守衛は引き上げられ、ルンダールという田舎町は、盗賊たちに蹂躙される手筈だった。――見せしめだ。他の都市でも、納税を渋られては困る。王都へと逆らった田舎町は、分かりやすく、滅ぶはずだった・・・


 それがどうしたことか、ルンダールを襲った盗賊たちは、全て壊滅。

 都度、五回にも及ぶ襲撃はことごとく失敗し、万策が尽きた。

 となれば、エルランデル家を、直々に王都へと呼び出す他ない。


 形式上は、〝盗賊狩りの栄誉を讃える〟としている。片田舎の自称名家は、喜んでこの誉れを頂戴しに来るだろう。目論見通り、エルランデル家はいま、王城で安らかに眠っている。抹殺するには、絶好のチャンスだ。


「へええー……やっぱり、盗賊も国王が仕向けたんすかね?」

「詮索はするな。死にたいというのなら、話は別だがな」

「冗談っすよー。相変わらず、きっつい性格っすねぇー」

「俺たちは、任務だけを意識していればいい。四つに分かれて、確実に包囲してから仕掛ける。そっちは任せたぞ、ムジナ」


 サルバドールと別れて、ムジナは二つの部隊を預かることに。


「第三部隊は、こっちから行ってくださいっす。地下は入り組んでいるっすけど、道は分かるっすよね?」

「お任せください、分隊長」

「今日は来賓も多いっすからね、絶対に見られたらダメっすよ。手早く、確実に仕留めるっす」

「はっ、承知しております」


 地下から階段を上がり、四方向からエルランデル家を包囲する。

 たかだか片田舎の剣士相手に、やりすぎではないかと思うものの、これが自分たちの仕事だ。たとえ相手が女子供であっても、容赦なく首を刎ねる。それが、王都の暗殺部隊、猟犬ハウンドドッグなのだ。


「しっかし、他の分隊長はどこに行ったんすかねー。亡命なんて、笑えないっすよ。急に三人もいなくなって、おかげでこっちの仕事が――あ?」


 ムジナは、足元に何かをひっかけた。

 この地下に障害物なんてないし、誰だ、ゴミを捨てたやつは?

 後で犯人を捜し出して、処罰しないといけないなぁ。

 ムジナのそんな能天気な考えは、たちどころに吹き飛んでいった。

 足元に引っかかっていた肉塊は、第三部隊隊長のレジーノだった。


「っ?? え、ちょ……はっ? どういう、ことっすか? なんで……みんなは、何か知ってるっすか?」


 くるりと振り返った先、ムジナの部隊は既に壊滅していた。

 真っ暗闇の中でも、鮮明に分かる。

 おびただしい血肉で満たされた、地下道の有様は、この世の地獄とも言えた。


「誰が……どういう、ことっすか!? さっきまで、俺たちは確かに――」


 僅かに吹き抜けた風を感じ取って、ムジナは剣を振り抜く。


「誰っすか。お前、は……いったい!!」


 すんでのところで、ムジナは背後からの一撃を防いだ。


「我らは、暗黒の巡礼者ダークピルグリム。世界の害虫を駆除する、秘密組織だ」


 ローブを纏った金髪のエルフ、エルガードは熱のない眼光でそう言った。


「ざっけるなっす! ダークピルグリム、秘密組織!? いったい、どんな大義名分があって、王都の猟犬ハウンドドッグに喧嘩を売って!!」


「世界平和のために、地上の悪を全て狩り取る。我らの剣は、我らの神のために」


 ムジナは力任せに切り払って、無理やりエルガードと距離を開けた。


「この……狂人がぁ!! いいっすよ……そっちがその気なら、分隊長の全力を見せてやるっす!!」


 ムジナはその白刃に、凄烈な炎を纏い放つ。

 属性付与エンチャントだ。

 昼にオリヴィエがやっていたように、彼もエンチャントをものにしている。


「その魔法――やはり、そういうことですか」


 エルガードはひとつの確信を得て、自身もまたエンチャントした。


「なにっ……どういう、ことっすか」


 相手が炎の剣なら、こちらは凍気を纏うだけだ。

 エルガードの直剣はいま、絶対零度の性質を秘めており、サンッと大気を切り払うだけで、身が縮み上がるほどの冷気が吹き抜ける。あの冷気と比べると、ムジナの炎などマッチの火も同然だ。


「これもまた、神の魔法の一つです。あのお方は、我らに叡智を授けてくださる」

「あのお方とは、誰のことっすか!!? それに、お前は――」


 お喋りは終わりだと駆け出したのは、金髪のエルフ。

 咄嗟にムジナも迎撃に出るが、互いの剣が交差した瞬間、ムジナの炎剣は木っ端微塵に粉砕された。絶対零度による、凍結破壊だ。


「ちょっ、まっ!!」


 そして命乞いすら許されずに振り下ろされた、最後の一撃。

 分隊長の首は宙を舞い、総身は氷像の如く凍て付いた。

 名前も知らない男の剣筋は、エルガードの記憶に残らないほどお粗末だった。


「――そちらも終わりましたか、シルバーレイン」


 第四部隊が行った別れ道からは、銀髪のエルフが姿を見せた。


「手早く済ませた。猟犬ハウンドドッグとは名ばかりの、雑魚だったがな。これも、あのお方の力のおかげか」


 シルバーレインは、たった一歩でエルガードの元へと移動した。

 傍から見ると、瞬間移動したとしか思えない速度だ。


「流石は〝神速〟のシルバーレイン。あなたは、ひときわ移動術に長けている。両足に巡る魔力操作が、完璧な証です」


 彼女もたった一人で、猟犬ハウンドドッグの第四部隊を殲滅した。

 音よりもなお速い疾走と斬撃は、男たちに死を理解させる間もなかっただろう。


「――たっ、頼む、助けっ!!」

「弱いやつは、死に方すら選べねえ!! 弱い自分を、恨むんだなあ!!」


 第二部隊は、赤髪のエルフ、ブレイズハートと戦闘中だ。


 彼女は剣ではなく、素手喧嘩ステゴロで戦う。試しに剣を振らせてみたところ、扱いが雑過ぎて直ぐに壊してしまうのだ。見兼ねてエルガードが、素手をお勧めしたところ、この戦い方はとても彼女にマッチした。


 両手に魔力を纏い、時には波動弾として打ち出し、時には束縛用の鎖として、射出する。普段はもっぱら素手での撲殺だが、ある程度の汎用性がある。


「こっ、後衛はどうなっている!? 応援を寄こせ、このガキは俺たちだけじゃ!」


 ふと振り返った猟犬ハウンドドッグの男は、その光景に絶望した。


「あっ、あっ……その、えと、あと……ごめん、なさい。全員、お亡くなりに、なっちゃい……ました」


 青髪のエルフ、ブルーウェイヴは、彼女の等身の倍以上はある、特大の曲剣を持ち構えている。

 ひ弱な体躯で、おどおどとした口調の半面、ブルーウェイヴは軽々と得物を薙ぎ払う。特大の白刃に渦巻く破格の魔力は、もはや災害に匹敵して、第二部隊の猟犬ハウンドドッグどもを完膚なきまでにひき潰す。


「おいおい、あぶねーじゃねえかよ、ブルーウェイヴ!」


 ブレイズハートは、片手で魔力の旋風を消し飛ばした。

 慌てて謝りに来るブルーウェイヴだが、赤髪はにっと相好を崩した。


「ご、ごめんなさい、ごめんなさい! ハートちゃんなら、大丈夫かなって……」

「危なかったが、いい一撃だったぜ。流石は、巡礼者ピルグリム随一の力持ちだな!」


 かくして四部隊中、三部隊が壊滅。

 最後に残ったのは、総隊長が率いる第一部隊だ。


「……桃色髪の、エルフ?」


 サルバドールは、前方で立ち塞がる少女を、怪訝に睨み据えている。

 この通路に、どうして見知らぬ少女がいるのか。さっさと始末したらと思うものの、サルバドールはあの少女の本質を見抜いていた。


 目を凝らせば、見えてくる……。

 狂気的なまでの、ドス黒い魔力の束が。

 何だ、この魔力量は?

 彼女ひとりで、いち部隊の……いや、猟犬ハウンドドッグ全てに……いいや、王都中の剣士たちに匹敵する魔力を有している?


 馬鹿な――そんなことが、有り得るはずがない!


「ねえ、ねえ、お兄さん! ローズの、お父さんと、お母さんはね? なんか、とーぞく? たちに、殺されちゃったの! ざくざくって、斬って、へし折られて、お肉と血を、もぐもぐって食べられちゃったの!」


 そして少女は、要領の得ない笑顔で、過去を語り明かす。

 彼女の出来事自体は、哀れむべきものなのだろう。

 だがローズウィスプは、なぜか嬉々として語っているのだ。

 あたかも、その過去が〝楽しかった〟ものみたいに。


「ねえ、ねえ、どうしてだと思う? エルフのお肉って、美味しいの? それとも、殺した相手は、食べるもの・・・・・なの?」


「……っ!」


 サルバドールの背筋には、この世ならざる悪寒が駆け抜けていく。


 彼女が狂ってしまったのは、仕方のないことだったのかもしれない。悲愴な現実に耐えられぬあまり、そう解釈してしまったのかもしれない。


 だが、サルバドールの脳裏には、そんな些事よりも、なお確かな答えが響いている。――逃げろ、と。


「ふっ……ふふっ、そうか。いまの俺では、分が悪いと。ならば、最初から全力で行かせてもらおう!」


 彼は懐から、赤色の液体が満たされた小瓶を取り出した。

 それを一気に飲み干すと、どぐんと全身の血管が脈打ち、たちどころに魔力の奔流が起きていく。瞳は深紅に染まり、皮膚は裂けて、そこから赤黒い線が煌めいている。人間という生物の枠組みから外れた男は、妄執めいた眼光で少女を睨み据える。


「くっ、くはっ! くはははははははっ! これが、魔力――絶大なる力の束よ! さあ、恐れおののけ! 〝魔力暴走薬〟によって得たこの力で、貴様は抵抗の余地もなくひれ伏すの――」


「ばくんっ」


 ローズウィスプが、右手で、目いっぱい虚空を掴んだ。

 こう、五本の指を口に見立てて、相手を喰らうように。

 すると次の瞬間には、サルバドールの顔面の九割が、食い千切られていた・・・・・・・・・


「ひっ、ひひゃっ――だ、だれかお助けっ――」


 そして、第一部隊による悲鳴と絶叫は、二秒ほど続いて静寂に変わった。


 〝暴食の魔法〟


 予てより、ローズウィスプが切望していた、凶悪なる魔法だ。


 彼女ひとりでは、魔法の理論構築が成し得なかったが、シグの入れ知恵により、この魔法を現実のものとした。最も惨たらしい魔法は、ピルグリムの中でもローズが抜きんでている。


「――実験結果が出たな。やはり、魔法には性質がある。燃える、凍える、速くなる、風が吹く、喰らうなど、世界で起きる〝事象〟を、魔法陣に組み込むことで、魔法はその属性を宿す。そして、異なる魔法種を掛け合わせて、全く新しい魔法を生み出すこともできる」


 王城の頂上に座しているシグは、いとも簡単にうそぶいているが、特定の性質を持つ魔法を生み出すだけでも、本来は膨大な時間が掛かる。


 たとえば〝暴食の魔法〟は、右手を口に置き換え、閉じた瞬間の座標軸に存在する物体を噛み千切る。法則として、魔法陣に描かれるのは、神獣のベヒモス。魔法陣に右手を差し込むことで、右手を口に置き換える。剣に炎を纏ったように、シグは人間の身体にも〝エンチャント〟できないかと打算し、結果は成功。


 だが、誰であれエンチャントは可能な魔法ではない。その属性に適応する魔力配列を持つ者――今回はローズが、〝暴食〟の性質を有していた。


「赤子からやり直しと分かった時は、どうなるものかと思ったが……おかげで、理論を構築する時間が出来た。実験は成功し、ピルグリムたちは、着々と成果を出している。そして、成果は貴様ら・・・も欲しているか」


 猟犬ハウンドドッグⅠが全滅し、敵は相当焦っているらしい。

 朝日が昇る前に、エルランデル家を暗殺する。

 その最優先事項を遂行するため、新たなる暗殺部隊が動員されている。

 王城を取り囲む、盗賊崩れ、無名の殺し屋、裏世界の荒くれものたち、予備の猟犬ハウンドドッグⅠと、猟犬ハウンドドッグⅡ。


「おやおや、魔法使いは王都にて、御法度ではなかったのか? いや……皆まで言うまい」


 猟犬ハウンドドッグⅡは、魔法使いのみによって編成されている。

 いかにもな長杖を持ち、耐魔法製のローブを着用している。

 彼らは杖先に魔法を送っているが、王城に攻撃を仕掛けるつもりなのか。


 王城を爆破し、混乱に乗じて、盗賊どもと猟犬ハウンドドッグⅠが、城内のエルランデル一家を虐殺する。この事件は、盗賊たちによる犯行だと表明され、悲運にもたまたま・・・・巻き込まれてしまったエルランデル家は、事故として処理されるだろう。


「前世界の秘儀を、この世界の魔法に組み込む、技術の融合……まだ、完全ではないか。仕方あるまい」


 シグがダークファンタジー世界の技を、魔法として行使しようとすると、ぐにゃりと時空間が捩じれて、歪みを正す世界の修正力が働きかけた。


 大地は揺れ、雲が割れる。深夜だというのに一筋の陽光が差し込み、それは、二つの世界が干渉したことによる、矛盾が招いた天災だ。


 無理やり行使すれば、この世界が歪んでしまうかもしれない。

 だが、シグは直に二世界の融合魔法をものとするだろう。むしろ、この程度の影響で済んでいるということは、完成が近い証である。


「ならば――ピルグリムたちの成果を、試すとしよう!」


 猟犬ハウンドドッグⅡたちによる魔力光線、その一斉射撃が始まった。


「――おい、ちゃんと攻撃しろ!」

「やってるよ!! だが……なぜだ!? なぜ、攻撃が通らん!!?」

「魔法か!? だが、魔法陣は展開されていなかったはず……」


 王城の周囲に展開された絶対零度の旋風が、幾多の魔力光線を弾き飛ばす。


 シグは大気中に存在する水素原子を魔法の起点とすることで、煩雑な属性魔法の魔法陣を省略している。

 この子供に掛かれば、大気そのものが魔法陣だ。原子に練り込まれた魔力と属性条件を拡散させることで、瞬間的に氷と風の融合魔法を発動させた。


 見兼ねて、王城へと特攻しにいった猟犬ハウンドドッグⅠと盗賊たち。

 だが、彼らの激たる喊声は、次の刹那には断末魔へと変わっていた。


「なにがッ、起きて――」


 自動で敵勢を捕捉する魔力の球体には、人らしい口が与えられている。

 たちまち虚空から出でた幾千の魔力球は、ばくんっと奴らの頭部を喰らい付くし、前衛は一瞬にして崩壊。


 後衛の猟犬ハウンドドッグⅡは、その一秒後に全滅した。

 これも、異なる魔法の掛け合わせによる産物である。


「シグ、シグ!!」


 もう少し、考察する時間が欲しいところではあったが、王城の四階から、姉の声が聞こえてくる。


 ベッドにいない弟を不安に思って、探してくれているのだろう。手には直剣を携えており、弟に対する愛の重さが見て取れる。


「どうしたの、お姉ちゃん?」

 直ぐにトイレから顔を見せたシグは、シグの分身体だ。

「良かった……ここにいたのね」

「うん、でも、その……ちょっと、まだ終わってないから」

「ごめんね。お姉ちゃん、心配性だから」

「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう、お姉ちゃん」


 トイレの窓を開けて、本物のシグが華麗に入場。

 分身体は魔力の粒子となって消え、完全犯罪成立である。


「ねえ、お姉ちゃん。ちょっと、くっつき過ぎなような……」

「ううん。だって、わたしはシグのお姉ちゃんだもの」

「そっか、お姉ちゃんだもんね」

「ええ、わたしはお姉ちゃんなのよ」

「お姉ちゃんなら、ぼくに何をしてもいいの?」

「ええ、わたしはお姉ちゃんなのよ」

「うーん、そっかあ」


 このまま育っていくと、姉のブラコンぶりが心配ではあるが、シグはあえて何も言わないことにした。


 それから次の朝が来るまで、シグはオリヴィエの抱き枕にされた。

 彼の寝顔は、血も、戦いも、女も知らない、無垢な六歳児にしか見えなかった。

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