スタート
滝口アルファ
スタート
さあ、
エッセイのスタートです。
スタートダッシュを決めて、
そのまま逃げ切りたいものです。
そもそも、
スタートなんてあるんでしょうか。
全ては、
ゴールへ向かっていくんじゃないでしょうか。
私達はいつだって、
時間の波に乗って、
何らかのゴールへ
向かって生きているはずです。
しかし、
例えば相対性理論を考慮すれば、
ゴールへ向かっていたものが、
途中でぐるっとカーブして、
スタート地点に戻ってくることも、
決して非現実的なこととは
言えないような気もします。
そう考えると、
よく言われることですが、
スタートが実はゴール、
ゴールが実はスタート、
なんてことは、
特に不思議なことではなく、
むしろ、
この世界の真理にも思えてきます。
その最たるものとして、
思い浮かぶのが、
生と死です。
すなわち命。
すなわち命を持つ生命体。
私達は、
生まれる前の無の状態から、
死んだ後の無の状態へ、
一直線に進むものと認識しがちですが、
実際は、
ブーメランのように、
生から死へ戻ってきていると考えるほうが、
的を射ているのかもしれません。
さて、ここまで、
ノープランで思いつくままに書いてきましたが、
そろそろ、
このエッセイが、
ゴールに来たようです。
いいえ、間違えました。
とうとう、
このエッセイが、
本当の意味でスタートしたようです。
よーい、ドン!
スタート 滝口アルファ @971475
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます