4「地獄の始まり」

そう。この日を境目に四人の”地獄”が始まったのである...





里緒奈はその放送が生放送だったため、本番の次の日の学校は休みにしていた

東京の方で生放送があったため、戻ってくるために一日お休みを取っていた(?)

だからもし囲まれてしまったとき(?)は自分たちで対処しなきゃいけなかった

そんな”地獄”を乗り越えられるかとても不安に残っている4人だが...笑笑笑笑



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「おはよう4人とも!」

『おはようございます!』

「ご飯食べちゃってね!」

「はーい!」

「里緒奈すごかったですよね!」

「あぁね、笑笑毎日練習してたからほんとにうるさかったらうるさいって言っていいからね?」

「あ、全然全然。笑里緒奈の歌、俺は好きなんで笑笑」

「私の歌は?!」

「里帆の歌も好きよ?」

「やった!」

「え、こいつら里緒奈に暴露されて早々いちゃついてるんだが」

「こっわ」

「えなに?」

「いちゃついてないんですがぁ」

「こわわぁーい」

「里緒奈のことよろしくねみんな笑笑」

「?はい!」

「???」

「?わかりました!」

「???もちろんです!」

この里緒奈のお母さんが言ったことがいまいちわからなかった4人だった

このことに気づくのはもうちょっと先かな...??笑











「それじゃあいってらっしゃい!」

「いってきます!」

「おじゃましましたー!」

「ありがとうございました!」

「また機会があったらお願いします!」

「もちろんよ!学校頑張ってね!」

「はーい!」

「いってきます!」

本人不在の家に泊まっていた4人は学校に行く時間となり学校に恐る恐る向かっていた




「周り誰もいない??」

「おん」

「よしじゃあ行くか」

「おっしゃ」

暴露されて囲まれることに恐怖を抱いてることは4人とも一致らしい...w

ちなみに里緒奈はというと____


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「今日のゲストは、先日のカラオケ番組にて100点を取った”歌の天才小学生”の鈴木里緒奈さんに来ていただきました!よろしくお願いします!」

「お願いします~!」

「鈴木さんはいつも歌に関する練習とかしていますか?」

「うーん、そうですね笑いつも歌を歌うときの基礎みたいな感じで毎日いろんな曲を基本的に5曲以上聞くようにしています。それで歌を聞きながらその音程に合わせて歌を歌い練習してる感じです笑笑笑」

「『うるさいなぁ!』とか言われないんですか?笑」

「言われますね笑」

「そうなんですね笑鈴木さんはこの後のじゃんけんにも出演していただきます!!」

「よろしくお願いします!」

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全国優勝を果たし、相当話題になったのか知らんけどいろんなテレビ番組に出演していた里緒奈。

そんなこととはつゆ知らず、


「おはよん」

「おはよ~!」

「昨日さ、めっちゃ暴露されてたじゃん笑」

「そうそう!まじで里緒奈にバラされたの!」

「ほんとうにカップルなの?」

「全然違うからね!?!」

「でもおめでとう!!」

「いやだから違うって!」




大竿栞奈と斎藤里帆はいつも鈴木里緒奈と、ともに高嶺の花子さんのようなモテ女三人衆だった

だから高嶺の花子の二人に熱愛報道(?)が流れてしまいファン(同じクラスの男子)らは少し落ち込んでいた。笑





とそんなもとにこんな人がいた


「おはよ~駿基」

「あ、おはよ~陸斗」

「鈴木ってあんなに歌上手いんやな」

「そ~やで~??里緒奈すっごい歌上手いんよ」

「すごいなぁ」

「おん」

こんな会話で終わったけど

里緒奈ってすごいよな

歌上手いから


赤村駿基の元に多分里緒奈が歌上手いことを知って多分惚れている久保陸斗が来た

絶対惚れたやんこいつ_____








「直人おはよ」

「お、佳代おは」

「直人彼女いたんだね」

「あぁ、うん。」

「おめでとう」

「ありがとう。」

直人のことが好きだった佳代

佳代は嘘ってことを知らないみたい笑

ずっと直人と親しく関わっていた佳代だが

彼女ができ、関われなくなってしまったようだ笑笑


















「おーい栞奈」

「うぇーーーい!なんだい綿貫」

「駿基と付き合っていたんだな笑」

「え?まあ...///」

このとき綿貫はショックで顔が引きつっていた

「ふーん。てか鈴木めっちゃ歌上手かったね。聞きほれちゃってたわ」

※綿貫は栞奈を嫉妬させようとしてます。←え?

「あ、あと直人羨まし...」

「え?君里帆と里緒奈のオタク?www」

なんで嫉妬しないんだよ!!←きっと綿貫の心の中







そんな様子を見ていた里帆と直人

「私たちは平和でいいですなぁ」

「そーですね~」

「赤村駿基~」

「はいはい」

「ギリ...」

「あはははははははははははははwwwwwwww」

「直人ツボリすぎwwwww」

「...」

駿基が嫉妬しているのを見た直人がツボってしまい

それにつられて里帆もツボってしまう

駿基は静かに綿貫さんと大竿さんの様子を見てるなんともカオスな出来事



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「それでは今日のじゃんけんです!今日は鈴木里緒奈さんと対戦してもらいます!」

「それではスタートです!」


「みなさんおはようございます!鈴木里緒奈です!最初はグー、じゃんけん、ポン!私はパーを出しました!みなさんの一日がパーッと明るくなりますように!今日も一日頑張りましょう!」

「鈴木里緒奈さん!ありがとうございました______」

4人が囲まれている中、里緒奈はいろんな番組に出演していた

しかもジャンケンをしていたなんて誰も想像つかないだろう。笑

ニュース番組終了後

SNS界では相当話題に上がっていたようだ


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@sakoki13

なにあの女の子?ほんとに小学生?

@naokina337

やっばすごすぎ...

@suxuoomj397

天才??

@iwoniwbCHi1465

なんで小学生がこんなテレビ出れるの?

@icecreamtyan

white love youを歌いこなすなんてかっこいい!!


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そして数々の大手音楽事務所からスカウトが来ていた。

その数はなんと50行くか行かないかである。笑

これは未だブームのK-POPアイドルたちも驚きが隠せないだろう。笑



そして里緒奈は里帆、栞奈に学校を来ることを勧められ、学校に来ることにした。

「おはよう里緒奈!」

里緒奈の親友である佳代が声をかけた。

「あ、おはよう佳代」

佳代に返事をし、里緒奈は自分の席へと向かった。

すると、里緒奈の斜め前の久保陸斗がこちらを向いて口を開いた。

「おはよう鈴木。」

「おはよ~」

「歌、聞きほれたよ。」

「えっ...///」

陸斗はそう言いすぐ前を向いた。このとき陸斗は顔が真っ赤になっていた。




「はい、いまから体育の授業はじめまーす。」

「これから3時間目の体育を始めます」



「で、今日は男女二人組を作って、簡単なラリーをしておいて」

佳代は真っ先に直人のところへ行った、も...

直人は里帆の元にいた。


そして綿貫が誘われようと栞奈の近くにいくも、

「やろう栞奈」

「うん!待ってたよ...//」

駿基に取られてしまった


そして里緒奈は

「鈴木一緒にやr」

「鈴木さん!一緒にやろ」

陸斗が言いかけた時、下家が里緒奈に声をかけた。

「いいで」

里緒奈は、陸斗に気づかず、下家とペアを組むことに

「試合に使うボール取ってくるからやっといてください」

古森先生がそう言い、体育倉庫に駆け込んだ

そして下家と里緒奈がラリーをしていたら下家のボールが里緒奈のお腹にあたってしまった


「うっっ」

里緒奈は倒れてしまった

「きゃあっつ里緒奈大丈夫?」

「とりあえず保健室運ぼうか...」

その瞬間、里緒奈のコートと3コート離れていた陸斗が里緒奈の元に駆けつけ、

里緒奈をお姫様抱っこをした

「里緒奈っ!大丈夫か?!今から保健室連れて行くからな...!」

そして陸斗は自慢の足で里緒奈を保健室に連れて行った


「え、え、え、え、あのツンデレ野郎の久保陸斗がぁぁ?!?!?!?!?!?!?!??」

「うぇえぇお姫様抱っこ?!」

「あいつやっぱ好きなんだよなぁ」

「まさか、あいつは、歌声で惚れたのか...笑笑」

「なんか、おもろいな、、笑笑」

と駿基、栞奈、里帆、直人は言った

「はーい、じゃあ久保が行ってくれてるからあんまり鈴木の事触れんな~」

「里緒奈かわいそ、笑笑」

「ペアを組みかえてもう一回ラリー練習をやって~」

古森先生はそう言った

「もう一回里帆やろうぜ~」

「よいぞよ」

直人は里帆ともう一度ペアを組んだ












一方保健室組のほうでは

「ごめんよ、陸斗、うっ、」

「喋んな里緒奈」

里緒奈にボールがあたり、里緒奈は苦しそうだった

だから陸斗なりのやさしさで里緒奈を励ました(?)

「幼馴染を頼れよ」

そう実は里緒奈と陸斗は

幼稚園が一緒、同じ病院で隣の部屋同士で生まれた同じ誕生日で双子のような存在のようだった

「でもさうちらって似てないよね笑笑」

「そうだな笑笑」

「鈴木さん大丈夫~??」

「あ、はい!もう大丈夫です!」

「そう?じゃあ体育ゆっくり戻ってね~!久保さんもありがとね!」

「もちろんです」


そして里緒奈たちは保健室をでた

「少しさぼろうよ笑笑」

「いいの?まあいっか笑サボるか笑笑」

「ゆっくり歩いていくだけだけどね笑笑」

と言いながら二人は遠回りをして保健室を出て、体育館へ向かった

「誰とペアでボールやってたの?」

「俺は悟と」

「そうなんだ笑今もしやってたら一緒にラリーやろ!」

「え、?下家とやってたんじゃないの、?」

「もちろん陸斗が声をかけてくれたことは気づいてたよ」

そう。

里緒奈は地獄耳と言ってもいいほど声が小さくても聞こえる人だった

里緒奈は久保陸斗と幼馴染という関係を知られたくなかった

だから下家とペアを組んだんだった。

「そーだったんだ、」

「まあ幼馴染ってこと誰にも言ってないからね笑笑」

「言ってないの?」

「うん」

「え、一緒じゃん笑俺も言ってない笑笑」

「似てるとこあるじゃん笑笑」

「どうする?隠す?」

「とりあえずバレるまで隠すか~」

「そーしよっか」

「よし体育館行こうぜ」

「行くかぁ」

結局はさぼる程度までサボってないが少し遅れて体育館へ向かった






「おかえり里緒奈!!...とツンデレ陸斗きゅん笑笑」

「うっ、うるせぇ、!」

「なんかきゃわいいね陸斗きゅん!!」

女子軍にいじられまくりの陸斗だった

「はーいそれじゃあ6人チーム組め~」

「やろうぜ~」

「よいぞよ」

「よいよ~」

里緒奈、陸斗、里帆、直人、栞奈、駿基でチームを組んだ




「一番勝った回数が多いのは、お、鈴木チームか」

「いえぇーい」

「全勝か~」

試合にすべて全勝した

「うちらの友情は最強だね!!」

何か不穏な空気...?









体育から教室に戻る途中に話しかけた里帆

「っていうか忘れられていると思うけどさ?」

「うん」

「陸斗きゅんと里緒奈の関係性はどういう関係?」

「え、?」

「同じ幼稚園だったの、!笑」

陸斗は動揺してしまい

里緒奈は必死にごまかした

「そうなんだ!!初めて知った!」

「あんまり絡みないよね~!」


栞奈、直人、駿基はすぐに信じた

だけど里帆は手ごわかった

「へぇ~ニヤ」


「帰ろうぜ~!」

「おう。今いく!」

陸斗は同じクラスの仲良い友達に呼ばれて先に行った

安堵のため息を吐いた

「ほうほう」

やはり里帆は強敵だ

「ため息なんてついてどーしたん?」

「なんでもな~い笑」

「え~言えよ」

陸斗ってやつは嫉妬というもんを知らんのか?

男子に囲まれることが多い里緒奈を好きなら嫉妬ってもんをするだろうがby駿基


「駿基?」

「あ、大丈夫やで栞奈」

「こちらもこちらでいちゃついてるやんか」

「たしたし」

「うぇ~」

「まあでも里緒奈にも相手が見つかってよかったな!」

「はぁ?」

「陸斗」

「相手じゃねぇよ」

「相手だろ?」

「おーいそこいちゃつくなぁ~里帆と陸斗が黙ってないよ~」

『は?』

「ねぇなんか俺学級委員コンビニキレられてるんだけど」

「どんまーい駿基」

「乙澤剛」


そして4時間目の体育が終わり、みんなは更衣室に向かった

「てか、男子更衣室で里緒陸ペアの話で盛り上がってるよ?笑笑」

そう。あの事があってから、男女の間では里緒陸ペアについてとても盛り上がっていた

「それでお前鈴木とどういう関係なの??ニヤ」

「たっ、ただのクラスメイトだし...」

「だったら俺、鈴木のこと好きなんだから、俺にお姫様抱っこさせてくれればよかったのにー」

「し、しらねーよってか俺着替えたからもう行くわ、給食当番だし」

「おう」

そして陸斗が更衣室を出た瞬間、里緒奈の激オタたちは、

「陸斗邪魔だな」

「いやほんとうに笑」

「どうやったら里緒奈様から引き離せるんだろう」

「あ、じゃあ陸斗のノートに落書きする?」

「『里緒奈とは関わるな』とか『女子好き』とか」

「めっちゃいいじゃんそれww」

「さんせー」

「じゃあやるかーw」

一方女子の間では…

「マジで里緒奈の事好きなんじゃない?笑笑」

「う、うるさい!里帆」

「焦ってる~笑笑」

「もうっ!着替え終わったから行く...」

「じゃね!」

そして里緒奈が更衣室から出た瞬間、陸斗に想いを寄せている一部の女子たちが

「里緒奈ってホントうざいよね」

「わかるww」

「ヒロインぶってんの?www」

「無理すぎwwwwww」

と里緒奈に対する心無い言葉が寄せられていた。

もちろん、あの女たちがこの話を聞いていた

「栞奈、佳代わかってるよね?」

「うんニヤニヤ」

「やりたくなかったけどやるしかないか笑」

「友達のためなら」

「駿基と直人にも言うよっ」

「うん!」


__________________________________________


そういえば

里帆と駿基はあそこは幼馴染。

たまにあそこが付き合ってる説も出てくる

なのに、周りのオタクたちと片思いしてるやつらたちは

「里帆様と駿基くんお似合いだよね!」

「わかる、俺が片思いしてても勝ち目ねぇもん」

「それなぁ!」

などと高評価

だけど陸斗と里緒奈たちは認められないみたい

それでは本編へー!


__________________________________________


そしてそんな状況を知った駿基と直人

「は、俺の相方傷つけるやつは許さない」

「こわ、直人。」

「駿基弱気?」

「いやぁ直人が怖いだけ。陸斗と里緒奈は守るもん」

「ちびでも守れるの?笑2人とも身長高いけど」

「からかうな里帆!笑笑」

「はいはい笑笑じゃあ行きますよーん」

「はーい」

「行くぞぉ」

「やっぱ直人怖いわぁ」



そんな強者軍団が来ると知らずに里緒奈ファンは

陸斗のノートに悪口を書いていた

"女子好きが里緒奈様に触れるんじゃねぇよwww"

"きもい"

"死ね"

などとよくある"いじめの一種のようなことがされていた

「ははwwこれで陸斗は里緒奈様から離れるわwww」

と里緒奈ファンが言ったその時。

「ふっ、www里緒奈と陸斗は一生離れないわよwww」

「この声は、!?!?」

「斎藤里帆様のおなぁ~り~」

「里緒奈もこんな治安悪いファンがいたら一層悲しむだろうなぁ?(軽めの圧)」

「くっそ、」

「お前らそんなことして許されるとでも思ってたのか?」

「しかも里緒奈って好きな人のことはずっと一途ってことしらねぇの?圧」

「ファンでもわからないなんて里緒奈ファン失格だねぇ?圧」

と駿基、里帆、直人らは軽めの圧や重圧をかけながら言った


「くっそ、」

里緒奈ファンは陸斗の机でいわゆる台パンをした

「陸斗と里緒奈を傷つけるやつなんて俺が許さないから」

直人が言った。

そんな姿に里帆は少し惚れていたそう...?(後日談)

「すいませんでした、二度としません。」

「今度やったら追放だからね?圧」

「はい、ぃ、」


「よし、陸斗のノートのページを破ると。よし!一件落着!」

こうして里緒奈cpの平和は守られたのである。

_____________________________________


ちなみに...

陸斗に想いを寄せている人たち(陸斗のファン)方はというと、里緒奈を放課後体育館裏に

呼び出していた。


だがしかし、うちの学校の体育館裏といえば外の大通りの道から丸見えだった

だから誰かにバレたらそうとう大変だっただろう。笑


「里緒奈、お前ってさ陸斗のこと好きなん?wwww」

「ヒロインぶってんじゃねぇよwwww」

と、殴りかけようとしたとき


「はぁ?お前らなにいってんの?www」


「は?お前だれ?」


「どーも高橋直人です。相方傷つけるやつなんて俺が許さねぇからな」

「くっそ、お前ら覚えとけよ。」

と言いながら陸斗に想いを寄せている(陸斗のファン)人たちは逃げて行った

「ありがとね直人笑」

「全然、笑。相方頼れよ。」

幼馴染との件だから幼馴染を傷つけるわけにはいけないと自分で解決するつもりだった

「うん。笑」

里緒奈はどこか聞いたことあるようなセリフだなと微笑んだ

「直人~!帰ろ~!」

「あ、里帆~!今行く!」

里帆に見られたのか知らないが里緒奈はよかったとほっとしていたようだ

と別にそれを見た里帆。

「直人、すごいな、、、」

と少し惚れかけていたよう__


"地獄"は終わったよう?_______

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