①Rosen Blood+背徳の冥館+(石据カチル*秋田書店)

*状況

 1巻読了。次が今すぐ読みたい。



*購入のきっかけ

 今執筆している作品が吸血鬼と人間の恋愛モノなので、参考にしたいと思い即購入。なんとなくそうかな、と思っただけで吸血鬼のお話かはまだ分かりません。表紙の美麗さにも惹かれました。イラストのタッチが、厚塗りというんでしょうか、重厚感があって素敵。1巻しか買わなかったことを絶賛後悔中。少女漫画のジャンルだと思います。



*感想

 異世界もの、という印象はあまりないです。地球上のどこかにありそうな。作中に舞台となる館の解説がありますよ。

 1巻は序章です。目が覚めると館にいた少女・ステラが超お美しい住人男性方にご挨拶していきます。住人たちには秘密が多そう。それが物語のカギになっていると思います。人数は抱えきれない多さではなく、個性的というか、癖が違います。全員が深く深く関係している様子が伺えます。誰が推しになっても安心です。

 キャッチコピーに「ゴシックファンタジー」とありますが、その通りです。R指定の残酷描写はない、と感じました。が、ちょっと本当に?それ○○だったの?シーンはあります。綺麗に描かれているので人によるかなあと思います。


 絵柄がお綺麗すぎる。デフォルメではほとんど描かれません。端正なお顔立ち。描き込みの量は凄まじいです。細部にまで注目して丁寧に読んでいただきたい。個人的に好きだったのは口腔内と唇の描き方です。絶妙なリアリティさがあるので、苦手な方はいるのかもしれません。私は好きです。女性も男性も魅力的ですよ。

 ストーリーに関しては今日1巻だけ買って読んでいるのでなんとも…。なんですが、1巻の終わり方、良かったです。最後に秘密がドドドと明かされます。次読みたくなる。時間の進み方は割と早めに感じました。でも描写の不足感はないです。1巻は序章、とゲームストーリーのように纏められているので、読んでみて肌に合うのを確認してからの購入がお勧め。

 乙女ゲームぽさがあるかな、とは思いませんでした。ヒロインと想いあっている人物もハッキリ表現があります。でも、一波乱はありますね。逆ハーレムの状況ではあるので。でも、設定の敷かれ方が一線を画しているので既視感は全くないです。



*この作品が好きな方へお勧めしたい作品

 チョコレート・ヴァンパイア(くまがい杏子*小学館)

 タッチが異なりますが、こちらは吸血鬼をモチーフにした作品です。(紹介作品はまだ分からないので。)あまりダーク味がないので読みやすさはあると思います。

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お嬢の漫画感想文 @onigirimann

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