寿司恋 回る寿司との新たな恋路

フローライト

第0話 プロローグ

 世の中には自分にとって大切な場所、好きな場所、居心地のよい場所などが存在する。

 それは、誰しも同じという訳ではなく、他人に話したところで共感されるということは多いというわけではない。


 俺、"八川よこわ かい"は回転寿司が大好きだ。

回転寿司は俺の心を落ち着かせてくれるし、何より雰囲気が大好きだ。

回っている寿司を取る楽しさ、一緒にいる人とのくだらない談笑などさまざまな楽しみを俺に届けてくれる。

(ま、俺はいつも1人だけどな。笑)

 そして、俺はいつもように回転しながら俺の目の前を通る寿司たちを眺めながら、何を食べようか考えていた。

(よし、マグロでも食べるか!!)

俺は、自分が食べるものを決め、流れてくる寿司を待っていることにした。

すると、後ろの席にお客さんが座り始めた。


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