第3話
後日、俺は前回の依頼の報酬を受け取るために、路地裏に来ていた。
「さてと…お?あれか」
俺は薄暗い路地裏には似合わない日本人形が置いてあるのを見つけた。
そしてその人形を手に取ると、人形が浮遊してまるで道案内するように飛んでいく。
一般人から見たら、薄暗い路地裏で日本人形が宙を舞う光景は不気味に見えるらしい。
しばらく人形について行くと、突如豪華な扉が出てきた。俺は洋風の豪華な装飾のされた扉を開けると一人の少女が立っていた。
少女…というより幼女が正しいような気がするソイツは腕の中に日本人形を抱いてこっちを見ている。
「久々だな…シロ」
俺がそう声をかけると白髪の幼女はゆっくりと口を開き…
「ありがとう…お人形さん。それで、こんにちわ…死神のお兄様?」
【警視庁異能課:X序列6位】 コードネーム:シロ。【式神シロ】がそこにいた。
閻魔は異能都市に転生しました シャル @anmezuke
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