この世界に存在するかもしれない誰かの日記帳の内容。
@hontouniirukamosirenaidareka
日記
もし、あなたに愛されていなければ、もっと、楽だったのでしょうね。
僕はきっと、あなたがいなくなっても、迷惑だな、と思うだけで、他には何も思わない。
僕は愛がなにか分からない。だから、あなたの愛が分からない。愛されてるのは分かってる。でも僕はあなたの愛が分からないんだよ。
どんなにあなたが僕を愛してくれても僕はそれに返せない。僕は愛し方が分からない。僕にはあなたを愛せない。僕にはあなたの愛が辛いんです。あなたはきっと僕を愛しているから。愛してくれていると信じているから、僕が死んだら悲しむのでしょう?悲しんで、くれるのでしょう?
もしあなたが
ぼくを
愛していなければ、僕はきっともっと簡単に死ねたのでしょう?
なのに、あなたが僕のことを愛すから僕は辛い、こんな僕を愛してくれるから、なのに僕は何も出来ていない。また困らせて怒らせて悲しませて、僕を嫌ってくれたらどんなにらくでしょう。僕を捨ててくれたら、きっと僕は、悲しくて苦しくて
簡単に死ねるのでしょう、いたいのは嫌いです、苦しいのも嫌いです。死にたくはありません。好きがなにかは知らないし、ほんとに好きなのかは分からないけど、好きなものだってあります。続きが見たいアニメも、漫画も、色々あります、でも、僕は、自分が生きてていい理由がみつけられないのです。
最初から失敗作だった僕が生きてていい理由が、きっとこれがアニメや漫画や小説やドラマなら、かっこいい白馬の王子様が救ってくれるのでしょう、男も女も関係なしに、僕は許せないのです。自分のことを、このクズなゴミを、自分のした事が悪だと、わかっているから、周りがみんな、
幸せそうに生きている、僕はそれだけで苦しいのです。幸せなはずなのに、僕はもっと幸せでなくてはいけないのに、こんなにも愛されている僕が不幸せなんてことはないはずなのに、なのに僕はなんでこんなにも、苦しいのか、なぜこんなゴミを愛し、好きと言ってくれるのか、僕は僕を愛せない
どんなに、どんなにがんばっても、これからも、ずっと、ずっと、一生、愛せない。なら、生きる意味などあるのでしょうか、それなのに僕は生きていたい死にたくない、人は死んだらどこに行くのか、恐ろしくてしょうがない、夢はなんだったか、確かにそこにあったはずなのに、僕は、
僕が夢を見るのを許せない、こんな人間が夢を見るのが、恨めしくてしょうがない、白馬の王子様、自分だけを愛してくれる人、そんなのは漫画の中だけだという、なら僕たちが物語の中に入りたいと思うのは、当たり前のことじゃないか、だって、この世界に王子様など存在しないのだから。
もし僕が、誰にも愛されない人間だったらもっと楽に生きれただろうか、贅沢な、悩みだ、もし、僕がすきを愛がなにかを知っていたら、今この瞬間僕は心の底から幸せだと言える人間だったら幸せだったのだろうか、僕がもっと出来る人間で、失敗作なんかじゃなかったら、心の底から生きるのは楽しいと、
言えたのだろうか、死にたいと思ったことはあるが、死のうと思ったことはない。
僕はこれをよく使う。臆病者の言い訳だ。
生きたいよ、僕は
でもこのままずっと苦しいままなら
死にたいとだけ、思うのだろうね、死のうとは思えずに、あきらめられずに、きっと1人で、僕はこれが人生だと割り切れるほど
大人ではないんだよ。
バットエンドもトゥルーエンドも、本当は大嫌いなんだ、ハッピーエンドが、きっと好きだから、でも、きっと僕は、ハッピーエンドにはなれないから、僕は、自分も他人も、信じれないから、また、妄想してる、ハッピーエンドを、
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