第11話 結束倫正 5
「はいはい。そうですそうです。地道に聞き回ってなんてないですぅ」
「……」
軽薄な調子の
「お、怒るなよ
「それで?」
「はいすみません。俺の同期に顔が広いやつがいるんだよ。そいつに『
「聞いたら?」
「そいつ『知らないけどちょっと聞いてみる』って言って……」
「言って?」
「そいつが連絡取れる知り合い全員に『
「それで反応を示したのが
「そういうことだ。メッセージを送ってすぐに
「いや。怪しいどころか確定だな、これは」
「何を一人で納得してるんだよ。そもそもお前はこの事件をなんのために調べているんだ?」
「……友人を救いたいんだ。私と
「
「ああ。
「お、おいおい。まさか……」
「その
「話が早くて助かるな。お前が言う通り、
衝撃的な
「言いたいことは色々とあるが……なんで
ここで再び沈黙が訪れる。どうやら
「……
「は? 見えたって何がだ?」
「初めて
それを聞いた
「本当にそんな理由で
「だが実際に警察内部で
「ダメだ
そこまで言って
「それはそうに決まっているだろう? 警察が調べていたのは指名手配中の
「い、いや……だけど……」と、
「写真? なんのだ?」
「いいから見るんだ。おそらくお前も見覚えがあるはずだ」
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