小学生の頃、つくしを採ってくると、母がおひたしかなにかに料理してくれました。食べたらもの凄く苦かったおぼえがあります。
詠み手の日常での「気づき」がそのまま読者の「知恵」となり、しかもクスッと笑えるような、素敵な作品です。「やめられない、とまらない」とはまさにこのことです。スクロールの指が止まりません。
日常を描いたほのぼのとしたく品が多い句集です。一句ごとに解説がついていて、そちらが楽しめる点も良いですね。
普通の日常の、ふとした気づきにハッとしたり、時にはニンマリしてしまう。 平凡な毎日も、それほど捨てたものではないと、思わせてくれます。
詠んで納得、五七五で見事に表現しています。
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