第16話 殺気や生き霊
不穏なタイトルですねー。
そんな不穏なことも経験しているとか筆者人生どうなってるんだろう。
殺気は前話でお話した中学校の頃多かったです。
姉が2つ上で同じ学校に通っていまして
当時の姉の後輩で筆者の先輩にあたる人に入学当初からいじめられてまして(理由が姉の妹だからと意味分からないくだらない理由でございます。)
当時まだ中1の筆者は姉と先生とその先輩の親御さんに告げ口
姉が凄まじく怒ってましたね、今でもですがシスコンなので…。
先輩の親御さんからも怒られてその先輩の頭を無理やり下げられましたが
「本人が謝る気一切ない感じなのでその謝罪は受けません。本人が本当に謝る気持ちがある時にお受けします。」
と言い切り謝罪を断りました。
その時に背中がぞくっとする位の殺気を感じました。
勿論出したのはその先輩
姉を巻き込み、親御さんまで巻き込んだからだろうか
でも、最初にいじめてきたのそっちだよね?
と思い気付かぬふりしてスルー
その後目に見えるいじめは減りましたが嫌がらせは続いたので「次やったら親御さんと姉に言いますね、親御さんの連絡先知ってますし。」と反対に先輩を脅してました。
年頃の女怖いー。とか思いましたね。
そんなことがあったので念のため高校は姉と違う高校に行きました。
そこで初めての彼氏ができたのですが、付き合ってから見えてくる嫌な所ってあるじゃないですか
それがあまりにも多くて半年ほどで別れました。
そこから調子が悪い日が続き、左肩が何をしても重いので毎度お馴染み神主さんに相談に
「ツリ目の学ランの男の子に見覚えは?髪の毛ツンツンにセットしてますね。」
神主さんは筆者の左肩をじっと見ながら元カレの特徴をずばっと言い当てました。
「最近別れた元カレです…。」
「いい別れ方しませんでした?」
「あっちが別れたくないと駄々こねましたがもう無理って半ば強引に別れました。」
「ずっと左肩に乗ってますよ、不満そうな顔しながら結ちゃんのことを睨んで。」
そう神主さんは言うと筆者の左肩をパンパンっとはらってくれました。
左肩の重いのはすぐに消え神主さんを見ました。
「今のは簡易的です、あまりにもならもう一度ちゃんとお話したほうが良いですよ。結ちゃんがあのままだと余計なものも引き寄せてしまうかもしれないので。」
そんな怖いこと言われたら話し合うに決まってるでしょう!?
次の日すぐに元カレ、元カレの友達、筆者、筆者の友達と4人で話し合いました。
2人きりは怖かったので…
ちゃんと理由を説明して、ようやく元カレも分かってくれ別れ話は成立しました。
その後念のため神主さんにまだいるかと聞いたら筆者の左肩をじっと見てから笑顔になり
「いえ、もういないですよ。話したんですね、よかったね。」
はー、よかった…。
とそれが生き霊の最初でした。
その後何度かありましたがそれは大層なことではないので省略します。
どちらも言えるのは
人の念とか思いって時には怖いなって思いました。
ある女性の幼少期から今にかけてのお話 埜田 椛 @riku_momiji
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