第15話 行かなくていいなら行きたくない。

なんちゅうタイトルなんだと思いますが


そういう場所があるのです。

神社仏閣や占いとかとは別で

どうしても行かなくちゃ行けない場所。


学校や病院とかいろいろ…。

その中で印象的だったのは学校ですかね。


筆者が通っていた中学校は地元の人は知る幽霊スポットらしくて

そこに通うとなると影響出るのではないかと当時の母は心配してました。

筆者も同じくでしたが、学校なので通わないといけなくてですね…。


その中でも人が集まる体育館

もうそこがね、本当に筆者ダメでして。

昔とある出来事があり幽霊がよく集る場所になったらしく

初めて入った時に吐き気覚えました。


どうしよう、ここ、本当にダメかも。

とか思ってたら人の多さでも酔ってしまい貧血を起こし保健室に運ばれました。


でもね、体育館なんですよ。

体育の授業もあるし、学校の行事でも使うし

筆者吹奏楽部だったんですが、そこで演奏したり

もう毎回顔色悪いから当時の友達に


「結って体育館来るとめっちゃ顔色悪くなるよね。」


と何人もに言われました。

それほどだったらしい。

母が撮ってくれた筆者の演奏の時の写真も顔色悪いなって思いました。


まあ、話しかけられるし触られるし見られるし

気持ち悪いのがずっと続いてました。

3年間マジできつかった。

本当に


そこから高校になって行くことはなくなり(中学校だったしね)

顔色は改善していきましたね。

そんなことがあったから中学に入ってすぐに神主さんに相談しに行きました。


「中学校の体育館が本当に、マジで、無理。どうしよう。」


「結ちゃんがそう言うなら相当ですね…。中学校は義務教育だしさ、体育とかはサボればいいんじゃないですか?」


「でも、部活の合奏がそこであるんだ…。」


「なんで吹奏楽部に入っちゃったんですか…。」


楽器が吹けるの憧れてたからだよ!!今でもそのお陰で音楽好きです!!

まあ、サボるのも手かと考え(ダメですよ、本当はダメですよ)

母は不思議な人で


「雨が降っていたら学校行かなくていいわよ、靴も制服も身体も濡れるし風邪引くでしょ。」


という人で雨降ってる時は母公認で休めたのでそれが体育の時本当にラッキーでした。

実際合奏の時はなんとか頑張り

体育は体育館でサボる分外の時は全力で頑張りました。


筆者が卒業してから数年して中学校は建物の老朽化の影響で建て直したと聞きました。

20歳の時に恩師に成人したぜー!の記念で建て直しした中学校に行きました。

校内を案内してもらい、体育館も案内してもらいましたが


建て直す前から変わらない気持ち悪さは残っていました。

やっぱり変わらないよね、と諦めてしまいました。

それから体育館には行ってません。

あそこは何十年経ってもきっと筆者の一番苦手な場所で、とてもじゃないけど1人では近寄れない場所。

そんな行きたくない場所です。

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