みなさんのおすすめの〇〇教えて!(猫部部員 茶都 うなべ様企画 2024.7.3)
1.おすすめの◯◯
曲:『あなたは愛されるために生まれた人(당신은 사랑받기위해 태어난 사람 作詞・作曲:イ・ミンソプ 1997)』
韓国のゴスペルソングです。
以前、韓国系の教会のクリスマスイベントにふらっと参加した時にこの曲を知りました。韓国では知らない人がいないほどポピュラーな一曲です。「あなたは愛されるために生まれた人」の歌詞がリフレインされる原曲も心にしみますが、ダンスができるようアップテンポに編曲されたものも元気が出ます。
拙作『池田のお蔦狸』のテーマソング? です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656680331483
本:書棚を見て目が合ったのが以下の一冊。
岡崎勝『今日も行くがや体育教師』風媒社
名古屋市立小学校教員による、随所に名古屋弁が炸裂する教育エッセイです。
以下、野栗が好きな部分を抜粋します。
「跳び箱をどうやってうみゃあこと指導するのかっていう研究だがね。ふつうは真剣にやるわね、こういうことは。ふつうの先生なら。わしはよ、いやだがね。跳び箱みてゃあ飛べても一銭にもならんがね。サーカス志望なら別だけどよ。労働者に跳び箱はいらんでしょ。そりゃあええよ、跳びたい人はやりゃあええがね。やりゃあ。ほんでも、いやな人に無理にやらせたらいかんに、良心があるなら、ほれはいかん。体育的強姦だがね。」
「わしは、抜く、逃げる、避けるという言葉のネガティブなイメージが、障害になっていると考えとるでよ、もっとつめていく必要があるけど、とりあえずは、試行的にやるしかにゃあわな。
「積極的に待つ」「勇気を持って逃げる」「敗れる充実感」「きちんとヘソを曲げる」「だらしのない几帳面さ」……言葉遊びだけどよ。こういうことって、結構あるがね。」
――ホンマ、何度でも声に出して読みたい日本語やで。
カクヨムで連載されてる話:
上月くるを様『岸辺の芹/小説・茨木のり子🌿』の第8話「そのとき、わたしは椅子から起ちません 🎶」
https://kakuyomu.jp/works/16818093078536534619/episodes/16818093078611475801
私は「国旗・国歌」そのものが暴力だと強く感じています。たったひとつのシンボルで、そこに暮らす全ての人を括ることの果てしない傲慢さに怒りすら覚えます。歌うことをあろうことか圧倒的な権力勾配を背景に他者に強要する、それは音楽に対する最大の冒涜にほかなりません。
詩人・茨木のり子の作品が、一人でも多くの文芸を愛する人に届くことを願ってやみません。
2.自己紹介
野栗(のぐり)です。徳島県生まれです。
主に「徳島×狸×高校野球」の三題噺(誰が読むん??)をそこはかとなく書き散らしております。気が向いたら、みそひともじのこしおれもひり出しております。
3.薦めたい自分の作品
『『狸火』外伝・楠藤兵衛狸 朝鮮従軍記』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661708160978
隣国を侵略するということ、隣国の人々に塗炭の苦しみを強いること、それがどういうことなのか、一人でも多くの方に伝わりましたら幸いです。
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