第5話

簡単な事なら学習するとは言われてたけどロボットくん手際がどんどん良くなってない?

飯作るのめっちゃ早かったよ?


しかも料理が結構上手くなってるんだよ

元々美味しかったけどたった2日とは思えないほどに料理の味が上がってる

馬鹿舌の俺でもわかるくらい料理が美味くなってる


いやぁ……今日は良い一日に……


「あびゃぁぁぁぁぁ!助けて下さいぃぃぃぃぃ!!ま、まだ!まだ死にたくないんですぅぅぅ!!」

「うるせぇ!!!」


何があったんだよ!ってか誰だよ!


「どうしたんだよお前は」

「えあ?えっと、私はローグって言います!」

「……え?それで?なんで逃げてきたんだよ」


「え?あぁ……ドアをくぐったら化け物みたいなステータスの神が現れて、それでビビって逃げてしまいました」

「えぇ……?」


そんな奴うちには居ないけど……あ、いや、逃げる途中でドアをくぐったのか


「所でお兄さん、この"おこた"くれません?」

「えぇ……?」


こたつが欲しいの?やだよ、まだ寒い


「しばらく貸してくれればそれで良いんですよ!もちろん私も何か渡しますよ!」

「何に使うの……?」

「?そりゃあ戦闘に……」


えっ戦闘に使うの!?こたつを!?

想定してた使い方と違うなぁ!?


「……それならコレを貸してやるから」


適当な剣を二本貸してやる

両方多分相当に強いはずだ、戦ってる所見たこと無いけど、まあそれでもねたう


「うえっ!?い、良いんですか……?」

「おう、あと戦うんなら安全の唄でも唄って貰え」

概念的に死ななくなるぞ


「ありがとうございますお兄さん!えーっと、それなら……あ!これと、これと、これをどうぞ!」

「おお、ありがとう……」


何に使ったらいいかわからないけど

にしても、戦いに行くのか……そうか……

死なないといいな


ーーー


「はぁ……」

「ため息なんてついてどーしたの?」


あ、ハオマさん今までどこ行ってたんだ?


「いや、さっきの子、戦うとか言っててさ、でもあんな子供が戦うとか……いや、子供じゃなくても駄目か」

「ふ〜ん、優しいんだね」


優しくはないだろ、当たり前……うん


「そうか?嫌いならともかく、知らない人が死んでも心は傷つくのに知ってる人が死んで傷つか無いわけがないだろう」


「そっかぁ……そうだねぇ……」

「……ほら、やっぱり死んでほしくないだろ?出来ることならまた会いたい……そうだな会えるように俺も頑張ってみるか!」


世界を渡れるドアがあるんだいつか世界を移動できる道具も見つけられるだろう


まぁ今日の外は危なくて尚且つ敵に知能が無いっぽいからスルーで

怖いです



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部屋にあるドア、異世界に繋がる 龍百 @ryu_100

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