4-31 領主館と掲示板
領主館にて。
飛行部隊の攻撃で湖賊さんをやっつける賢者たちにミニャたちは大興奮。
しかし、ここで賢者たちは非常に困った事態に陥っていた。
賢者たちは大人なので、ここから始まるのが、場合によっては内臓が飛び散るような戦闘なのを想像できていた。果たしてそれをミニャたちに見せて良いのかという問題。
罪人の公開処刑は地球の世界各国で行なわれてきたわけで、あるいは、この世界でも子供の頃から凄惨な場面は目に入るものなのかもしれない。
メディアが発展していないこの世界において、そういった公開的な死は、悪事を働いた者の末路を伝聞ではなく視覚的に知る教訓になっている可能性がある。
だが、それはあくまでも大人である賢者たちの分析であり、都合。
社会科見学にこれを盛り込んでいいのかを議論する時間はないので、ひとまずはウインドウに映す光景は限定的なものにした。
映さないのは、桟橋や港の護岸付近、動かなくなった黒い船の近くの映像。その辺りでは賊が抵抗しているのだ。抵抗された兵士たちも槍や剣、魔法で殺処分するので、そこは凄惨な光景だった。
反対にウインドウに映っているのは、指揮する領主や水軍基地にある広場の光景だ。そこでは捕獲された後の賊たちを拘束する土属性の賢者たちの姿が映されていた。
「また捕まえた!」
「お父様凄いですぅ!」
映っている生放送では賢者や兵士たちがどんどん賊を捕まえてくるので、ミニャたちは大興奮。
アメリアも父親である領主が指揮を執って賊を捕まえていくので、尊敬の眼差しだ。まあ、海に落ちたり、動かない船の上で完全に包囲されている賊ばかりなので、とても簡単な指揮なのだが。
そんな中で領主夫人のアマーリエは全体を見ていた。
『旦那様カッコイイ』みたいなほわほわした人物ではなかった。戦場に行った夫の代わりに、各地でどんなことが起こっているのかをよく見ているのだ。
それはなかなか油断ならない眼差しだが、そうはいっても手を抜くわけにもいかないので、指揮するライデンはとてもやりづらかった。
そんなふうに視聴をしていると、ソランが荒ぶるミニャへ遠慮がちに尋ねた。
「ミニャ様、お教えください。賊たちに巻きついているこの鎖や幽霊たちはなんなのでしょうか?」
ソランが指さすウインドウには、拘束される賊が映されていた。
他のウインドウと違う点は、この生放送の主が霊視を使っていることだ。霊視が使われていれば、生放送でも同じ視点になるのである。
「ハナさん、これなぁに?」
ミニャはそのまま賢者に質問を投げた。
霊視はまだ発見されて数日の魔法なので、ミニャは教えられていなかった。
口下手系の賢者たちが自分に質問が来なくて良かったと心底ホッとする中、ハナは少し言葉を考えてから答えた。
『ハナ:これは霊視という魔法ですね。説明が難しいのですが、あの世へ行っていない魂を見る魔法です』
「魂を……」
『ハナ:はい。悪い人たちに巻きついているのは冥府の鎖と私たちが呼んでいるものです。おそらくですが、あれは体に巻きついているのではなく、魂に巻きついているのだと思います。この鎖が巻き付いている人は、死んだ後にちゃんと生きていた人たちが行く場所へ行けないのではないかと私たちは考えています』
領主ファミリーは賢者たちが凄い存在だと勘違いしているので、ハナの一存ではこれを訂正するわけにはいかなかった。そのため、言葉を選んだのだ。
嘘を吐くわけにはいかないので、あくまでも自分たちの考えであると言及するし、幽霊についてはアンデッドとの違いがわからないので、冥府の鎖を前面に出して説明した。
「それは、地獄へ行くということですか?」
その問いから地獄という概念がこの世界にもあるとハナは知った。説明できることが若干増えた。
『ハナ:私たちも実際にどこへ行くかは知りません。しかし、世の中には冥府の鎖が巻き付いた幽霊がいます。こういった存在は冥府の鎖が連れていこうとする場所を大変に恐れ、そこに行かないために現世で足掻き続けます。それに対して普通の幽霊は浄化される時に安らかな顔で死者の世界へと旅立ちます』
「……」
ハナの説明をソランだけでなく、アマーリエも真剣な表情で読んだ。
「ぼ、僕たちやお母様には巻き付いていませんか?」
『ハナ:はい。領主様や使用人も含め、このお屋敷の人には巻き付いている人はいませんでした。私たちが知る限り、冥府の鎖は恐ろしく身勝手に他者を害するような、度が過ぎた悪い人にしか生じません』
それを聞いてソランだけでなく、メイドもホッと息を吐いた。
『ハナ:あまり恐れる必要はありませんよ。人は時に喧嘩をして分かり合うこともあるのですから。民を導く立場は綺麗事だけでは成り立たない難しいものかと思いますが、冥府の鎖を恐れて、ソラン様の主張や守りたいものを不健全に曲げる必要はありません。世の中には弱気と見れば骨までしゃぶり尽くそうとする者もいるのですから、今日見たことで目と心を曇らせてはいけません』
「……肝に銘じます」
ハナはそう言って説明を終えた。
気配を消していた賢者たちは、上手く説明したハナを尊敬した。特に祖父の百太郎は孫の成長に大満足。そんなハナはまだ女子高生。
やがて、ウインドウの捕縛された賊の中にクーザーやバルメイが混ざった。
「趨勢は決したようですね」
領主夫人のアマーリエが言う。
「炊き出しと被災者用の宿の手配を始めなさい。まだ残党が残っているかもしれません。外へ出る場合は十分に注意しなさい」
どうやら、こういう場合は被災者に対して宿を借り入れるようだった。
「ソランとクレイも支度をしなさい」
「「はい」」
アマーリエの指示を受け、子供たち2人が返事をする。
「支度って、クレイ君たちは何するの?」
「貴族はこういう時に炊き出しの手伝いをするんです」
深夜という時間帯だが、有事となれば貴族も寝る暇などないらしい。
「じゃあミニャもお手伝いする!」
テイーンと手を上げたミニャだが、それをアマーリエがお断りをいれた。
「ミニャ様。ミニャ様はもう十分に町のためにしてくださいました。後のことは我々の務めです」
「そうなの?」
「はい。それに、連れていくことができないアメリアが1人では寂しがります。どうかアメリアと共にお休みください」
「アメリアちゃんは行かないの?」
ミニャが問うと、アメリアはシュンとした。
ミニャはハワッとした。すっかり忘れていた。
「夜の町は暗いところが多くて……私は行けないんです」
「そっかー。じゃあみんなで待ってよう」
というわけでミニャたちはお屋敷でお留守番することになった。
「でも、賢者様を連れていってください」
ミニャの発言に、賢者たちは主の成長をうむうむと喜んだ。
編成は人物鑑定ができる火属性と霊視が使える闇属性に腕っぷしが強い面子、計30名を貸した。
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【4月26日】町防衛戦雑談スレ PART1
87、名無し
我が軍の圧勝じゃないか!
88、名無し
ミニャちゃん最強! 賢者最強!
89、名無し
ていうか、ライデンが優秀過ぎる。
90、名無し
それな。風属性爆撃は俺でも思いつくけど、南に別動隊が行くってどうしてわかったんだろう? あとは軍港を真っ先に狙うとも予測したし。
91、名無し
まさか水蛇の一員!?
92、名無し
それは冗談にしても、水蛇の目線では考えているんじゃない? ライデンの指示を聞いて、『俺が水蛇なら、たしかに接岸した船を攻撃されたら困るな』って思ったし。
93、名無し
予想通りにいってないところもあったよ。念のために先行隊の一部を港の東へ向かわせたのは空ぶってた。まあ保険と考えれば最善だったと思うけど。あと、途中で指示を変えたのも何回かあったな。
94、名無し
戦場は生き物だし指示が変わるのは仕方ないだろ。
95、名無し
しっかし、結構バレちゃったな。
96、名無し
まあ仕方ないだろ。力を隠して大勢死んだらそれこそ後悔する。ミニャちゃんの選択は正しいと俺は心の底から誇らしく思っている。
97、名無し
選択の正しさはみんな思ってるよ。ミニャちゃん最強! ミニャちゃん無敵!
98、名無し
個人的にバレて一番痛かったのは、賢者が人殺しに慣れていないことがバレたことだな。
99、名無し
そんな場面映ってたか?
100、名無し
ミニャちゃんのウインドウには映ってなかったけど、兵士と行動している賢者が何人か殺害シーンを見て尻餅をついたり、顔を逸らしたりしていた。兵士はわからないけど、ザインさんやセラさんは観察力がヤバいから気づいたと思う。
101、名無し
それ関連だと、広場に連行されたあとの賊の怒声にビクつく賢者もいたな。
102、名無し
まあ、俺たちのおっきい声耐性は赤ちゃんレベルだからな。
103、名無し
舐めんなし。小学校3年生くらいの耐性はあるし。
104、名無し
反省会に一応挙げておくか。
105、名無し
ちゃんと小3レベルだって言えよ?
106、名無し
小3レベルなら大丈夫だって思うなwww
107、名無し
しかし、こう見ると、生産属性じゃなくて攻撃魔法がある属性にすれば良かったって思うなー。
108、名無し
それ。風属性が特に良い感じだと思った。
109、名無し
俺は闇属性が当たりだと思ったな。悪人特効もだけど、どんな時でも影潜りは腐らないし。
110、名無し
火属性も案外活躍してたんだよなー。
111、名無し
生産属性は普段の活躍がエグイからな。こういう時くらいは他の属性に活躍の場を譲るべきだろ。
112、名無し
賢者になったばかりの生産属性なんだけど、活躍がゼロだったorz
113、名無し
同じく新人土属性、拠点開発の無双に浮かれるも本事件では活躍の場ゼロの模様( ;∀;)
114、名無し
安心しろ。先輩賢者だけど、生産属性だから俺も特に活躍してない。拠点の維持クエスト受けてるわ。
115、名無し
起きていただけ十分に偉い。俺なんて子供たちがクーザーに攫われていた時に、普通に寝てたからな。起きたら仮小屋まで完成していてマジで愕然としたわ。
116、名無し
あの頃はまだアラーム機能なかったからなー。
117、名無し
あ、また捕まった。結構遠くまで泳いでるな。
118、名無し
まあ、賊も捕まれば極刑だろうし、必死にもなる。
119、名無し
鉱山送りとかじゃないのかな?
120、名無し
放火と略奪は無理だろ。それに魔法封じみたいなアイテムも見かけないし、鉱山に送ったらすぐにクーデターを起こしそう。
121、名無し
個人的に、クーザーが投降するとは思わなかったな。
122、名無し
アイツは希少石フィギュアの強さを知っているからな。それと同じようなのがダース単位でいれば諦めるだろ。それなら、ケガをしないように捕まって、死刑実行までに逃げるチャンスに賭けたんじゃない?
123、名無し
個人的にはもう心が折れているような気がする。最後に出てきた言葉が『投降する』じゃなくて、『投降させてくれ』だったし。
124、名無し
それ何が違うん?
125、名無し
俺はこの2つは結構違うと思うよ。『投降する』は権利の主張であって、自分にもそのルールが適用されると思っているヤツのセリフだ。逆に、『投降させてくれ』は自分の立場を弁えた懇願だよ。
126、名無し
なるほど、一理あるような気がしないでもない。でも、喉元過ぎればって言葉もあるし、チャンスがあれば逃げそうだけどな。
127、名無し
今回は絶対に逃げ出さないようにしてもらわないとな。
128、名無し
こんだけ捕まっていれば逃げられそうではあるよな。陸軍にも牢屋はあるみたいだけど、どっちも全室満員でしょ。
129、名無し
俺だったら絶対に牢番とかしたくねえわwww
130、名無し
一発ずつ霊視とダークニードルをぶち込んでおけばいいんじゃね?
131、名無し
報告報告! ミニャちゃんにおネムの兆し! 原因はふかふかベッドの模様!
132、名無し
もう日付変わっちゃったからな。
133、名無し
ミニャちゃんお疲れ様ーっ!
134、シリウス
ミニャちゃんお疲れ様です!
135、ルナリー
ミニャちゃん今日はとっても偉かったです。おやすみなさい!
136、リッド
ホント凄く頑張ったね。おやすみぃ!
137、名無し
ミニャちゃんゆっくり休んでね!
138、名無し
汚ねぇオッサンの喚き声ばっかりだったからマジで癒されるわー。
139、名無し
ルミーちゃん轟沈! パインちゃんも轟沈!
140、名無し
はー、かわええ。また抱っこしてもらいたい。
141、名無し
夜遅くまで応援してくれてありがとう! おやすみー!
142、名無し
早く村に帰って開発したいなー。
143、名無し
今日帰れるのかな?
144、名無し
いや、賊に襲われた翌日に帰るとかさすがに無理じゃね?
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190、名無し
結構大きな鍋使うのね。200人前くらい作れそう。
191、名無し
この倉庫は祭り用の倉庫なのかな?
192、名無し
誰の生放送見てるの?
193、名無し
炊き出しの護衛。俺はトマトンの生放送見てる。
194、名無し
領主の屋根裏にもそれっぽいのあるよな。あれはなんなんだろう?
195、名無し
あれも祭り飾りとかでしょ。もしくは領主館で行なわれるパーティ用とかさ。
196、名無し
当たり前のように領主館の屋根裏を知っている俺たち。
197、名無し
そろそろ屋根裏組も撤収だろうなー。ウインドウを見た今、領主なら普通に気づくだろうし。
198、名無し
その件についてライデンに方針を尋ねたけど、すでにサバイバーの知り合いに撤収してもらっているって。
199、名無し
そうなの? 今日の報告ぐらいは聞いた方が良かったんじゃない?
200、名無し
生放送のことがバレている以上、これから部下と話す領主の方針はあまりあてにならないから撤収だってさ。
201、名無し
あー、なるほどね。真逆の情報を植え付けられる可能性もあるわけか。
202、名無し
カザマって人の生放送見てみるといいよ。埃にできた足跡を消してる。マジで全然わからなくて笑う。
203、名無し
サバイバーの知り合いってどういう集団なんだろう。たぶん、八鳥村の住民だと思うけど。
204、名無し
俺、八鳥村の転居に応募しちゃったけど、凄い修行とかされちゃうのかな。
205、名無し
あの大岩をこの枝で両断するのじゃ。
206、名無し
魔法いらなくて草。
207、ジャパンツ
ただいまー! はー、疲れた疲れた!
208、名無し
お疲れー。入れ替えか?
209、ジャパンツ
いや、賊もほとんど捕まえたし、港組の半数は仕事終了。フィギュアの活動時間の充填に入った。
210、名無し
いうて、まだ2時間ちょいしか活動してないでしょ。充填を始めるには大分早くない?
211、名無し
新人賢者か? 全部同時に活動時間切れは避けたいから、可能な限り、半数くらいはストックに回したいんだよ。
212、名無し
なるほどねー。
213、ジャパンツ
そういうこと。他のところもちょろちょろ人を戻すんじゃないかな?
214、名無し
そろそろひと眠りした方が良いかもしれないな。この様子じゃ明日も忙しそうだし。
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382、名無し
それにしても全然アジトに到着しねえな。もう2時間くらい走ってるだろ。
383、名無し
おい、ワンワン、操舵者に伝えろよ。このままじゃ寝落ちしちまうから、もっとスピードを上げろって。
384、ワンワン
おう、ちょっとガツンと言ってくるわ。ちなみに言ってくるのはいいが、別にアイツらは倒してしまってもいいのだろう?
385、名無し
いいわけねえだろwww
386、名無し
口だけは達者なんだよなーwww
387、名無し
ていうかスレッド見てんじゃねえよ。しっかり航行ルート見てろやwww
388、ワンワン
だって夜の湖の風景だけで何にもわかんないんだもん!
389、名無し
これは無能。
390、名無し
大岩礁地帯は広いから何とも言えないが、たぶん到着は明け方だろうな。
391、名無し
割と遠くから出勤してるんだな。
392、名無し
出勤言うな。
393、名無し
そりゃ、近かったらとっくに見つかってるだろうしな。
394、名無し
これ、岩礁地帯に到着したとして、ルートの特定はできるのか? 入り口だけでも2、300kmあるでしょ。まあ、あんまり南だと都合が悪いだろうから50kmくらいか?
395、ワンワン
サバイバーの知り合いの人が一緒にいるんだけど、方角を記憶してくれているらしいぞ。
396、名無し
お前いらねえじゃん。
397、ワンワン
バカ言ってんじゃないよ。見つかった時にストック人形を運ぶ人員が必要だろうが!
398、名無し
水蛇だって目印を見て行動しているはずだから、それを見つけるのが重要だろうな。
399、名無し
きっとドクロの形の岩とかあるんだぜ。
400、名無し
岩礁のタイプがどうなっているかだな。岩礁が水面から突き出してればいいけど、水面下に岩礁がある場合はかなり厄介だぞ。
401、名無し
水面下に岩礁があったら賊もわからなくないですか?
402、名無し
近くの陸地に目印を置いて、それに対して船尾を向けるように進めば安全な道を通れるとか、いろいろ方法はあると思うよ。
403、名無し
僕たちは水蛇の船を夜にしか見てないし、夜なら比較的容易に通れる手段とかがあるのかも。
404、名無し
それは賢い推理。
405、名無し
あとはアジトかー。
406、名無し
捕まっている人ならいいけど、非戦闘員の所帯とかいたらかなり嫌だな。
407、名無し
そんなことあるんか?
408、名無し
普段は農業や交易、傭兵を行ない、ターゲットが決まったら賊になる集団は地球の歴史でも多い。バイキングのノルマン人とか。
409、名無し
マンガで読んだ!
410、名無し
じゃあ、本拠地攻めは割とヤバい感じかな?
411、名無し
あくまで可能性だよ。ただ、21隻に各10人以上は乗っていたわけで、大岩礁地帯にかなり巨大な居住エリアがあっても不思議じゃない。そうなると、そこで暮らしている人がいる可能性は十分にある。
412、名無し
だけど、水蛇ってそこまで歴史が長いわけではないと思うんだよな。滅茶苦茶広い湖とはいっても限られた範囲しかないわけだし、数世代も湖賊家業ができるのかって疑問がある。だから、個人的には3年~5年くらいで形成できるコミュニティが精々だと思う。
413、名無し
まあなんにしても、このルートは湖の東へ行く隠しルートっぽいからな。ミニャンジャ村の安全のためにも俺たちかグルコサが管理しなくちゃダメだから、本拠地攻めを行なうのは確定事項だよ。
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