4-6 第一ラウンド終了


 ミニャやスノーたちが領主と会談をしている頃、年少組の5人は客室でもてなされていた。

 麦茶をゴクゴクし、玉米で作られたお菓子をモグモグして、年少組はニッコニコ。


「こえ、おいちぃ!」


 ルミーは尻尾をパタパタさせて、メイドのお姉ちゃんにご報告。

 メイドはニコリと微笑んで、麦茶のおかわりを注いだ。


 メイドさんは3人でお世話してくれていた。

 そのうちの1人がルミーに言う。


「ルミーさんやパインさんは、とても髪や尻尾が綺麗ですね?」


「うん! ルミーとお姉ちゃっ、いつもお風呂入ってぅんだ!」


「お風呂にですか? ミニャ様の村にはお風呂があるんですか?」


「うん! すんごい綺麗なおっきいお風呂!」


 お菓子を食べてご機嫌なルミーの口は軽い。

 メイドはキランと瞳を光らせながら、微笑む。


 メイドたちの任務は、通常の接待とは別に、それとなくミニャンジャ村について聞き取り調査をすること。まあ当然のことだろう。

 一番幼いルミーを狙い撃ちして、それは成功したように思われたが、ここで邪魔が入った。


「ルミー。ミニャンジャ村のことは、ミニャお姉ちゃんと領主様のお話が終わるまであまり言っちゃダメだよ」


 双子のラッカが優しく注意すると、ルミーはお口を両手でシュバッと塞いだ。

 メイドのキランは終わり、ルミーたちはまたニコニコしながらお菓子を食べた。


 すっかり食べ終わると、暇になった。


 子供たちは椅子をテーブルから動かして輪になると、遊びを始めた。

 5人が輪になり、なにやら両手を握り、親指を上に向けて前に出している。


 メイドたちはミニャンジャ村の秘密を探るために、その遊びを見守る。

 順番は幼い順のようで、ルミーがむむむっとした。


「ニャンコロ、10!」


『10』のタイミングで子供たちが思い思いに親指を上げる。その本数は全部で5本だった。ルミーにとってそれは良い結果ではなかったが、尻尾を猛烈にパタパタ。遊んでもらえて嬉しいのだろう。


「ニャンコロ、7!」


 パインも同じように数を宣言し、親指の合計数は4本。

 パインもやはり尻尾をパタパタ。


 これは賢者たちに教わった遊びで、参加者全員が上げる親指の総本数を当てるゲームだ。

『ニャンコロ、3』などと数を宣言するタイミングで、参加者は親指を立てるか立てないか決められる。参加者全員が立てた親指の合計本数と指定した数字が当たっていたら、自分の片手を下ろし、2回当てて両手が降ろされた人が勝ちとなる。


「負けちった!」


 結果、ルミーは尻尾をパタパタさせて敗北。

 残りの親指が3本しかないのに5とか言っていたら、そりゃ負ける。


「面白そうですね。それはなんという遊びですか?」


「ニャンコロです!」


 メイドが質問するので、マールが教えてあげた。


 この遊びの呼び名は地域性がかなり細かく、隣同士の小学校でも違う場合すらある。一般的には『いっせーの』か。

 ここは異世界なので掛け声を一新して『ニャンコロ』とし、ゲームの名称もそのまま『ニャンコロ』とした。


「ニャンコロ……知りませんね。町で流行っているのですか?」


「ううん、ミニャお姉ちゃんが教えてくれた!」


 正確には賢者が教えたのだが、通訳するのはミニャなので、子供たちからすればミニャから教えてもらったようなものだった。しかし、この違いはメイドたちにとって非常に大きい。


「お姉ちゃんもやろー!」


「え、いえ、私は……」


 と断るメイドだが、無邪気なるキッズヂカラはメイドの職務ヂカラを凌駕する。

 ニヨニヨする同僚たちに見つめられ、1人のメイドが子供に混ざっていざプレイ。


 すでに何回もプレイしている子供たちに対して、どのくらい積極的に指を上げるゲームなのかもわからない初見のメイド。

 どんどん抜けていく子供たち。メイドは残り続ける。大人なのに、大人なのに!


「ニャンコロォ……2!」


「あーっ、負けちった!」


 結果、メイドとルミーの接戦でメイドが勝利。

 あぶねぇ! あっぶねぇ……っ!


「お姉ちゃっ、もう一回!」


「で、では、もう一回だけ」


 ルミーに誘われ、メイドは次なる戦いを始める。

 こうなるとニヨニヨしていた同僚メイドもやってみたい。少なくとも仕事をしているよりは楽しそう。


 キャッキャと子供たちと遊ぶメイドたち。

 しばらくすると、トントンとドアが鳴った。


 メイドたちは光の速さで椅子から立ち上がり、楚々としたメイドの構え。

 メイドの一人がドアを開けると、執事がスノーたちを連れてきた。


「お客様をお連れしました」


「かしこまりました。皆様、どうぞこちらへ」


 メイドはキリリとしながらスノーたちのことを引き継いで、室内へ案内する。そこにサボっていた気配は微塵もない手慣れた犯行。


「お前たち、大人しくしてたか?」


 スノーが問うた。


「お姉ちゃんたちが遊んでくれた!」


 パインが暴露するが、メイドたちからすればスノーもまた子供。ニコリと微笑んで麦茶を出しておけば問題ない。


「コイツらと遊んでくれてありがとうございます」


 スノーはペコリと頭を下げて、お礼を言った。

 生意気っ子だったスノーだが、貧困状態から抜け出せてちょっと丸くなった様子。


「メイドのお姉ちゃっ、次は『聖剣シュババ』やろ!」


 新たな謎の遊びに誘われるメイドたち。

 こいつぁ忙しくなってきやがった。もちろん、これはミニャンジャ村の調査なのである!


「「「聖剣シュババ!」」」


 メイドがルールを把握し、掛け声とともに全員が右手を自分の顔の横あたりでセッティング。


「1シュバ!」


「2シュバ!」


「3シュバ!」


「「……4シュバ!」」


「あーっ、メイドのお姉ちゃんとマールお姉ちゃん負けー!」


 要はタケノコニョッキである。

 1シュバから順番にコールしていき、コールと共に手刀をシュバッ。コールのタイミングが誰かと被るか、コールの番号を間違えるか、最後までコールできなかったら負けとなる。


 聖剣シュババで負けた者は魔物さんに食べられる宿命。

 魔物の牙と化した子供たちの両手が、わき腹をモチャモチャモチャ!

 身を捩らせてビクンビクンするメイド。子供から辱められる姿を同僚たちから笑われて、開けてはいけない扉に光の縦筋が走る。


 違うのだ。

 賢者たちとしても、もっとちゃんとした罰ゲームにしたいのだ。

 しかし、酒を飲ませるわけにもいかないし、食べ物系で下手に腹を壊したり、シッぺなどで腕を痛めたりすると、異世界では死ぬ可能性もある。

 だから、わき腹モチャモチャなのだ。決してHENTAIだからではない。


 しかし、それが悲劇を生んだ。

 子供なら子犬がじゃれているようなキャッキャだが、大人のメイドだと卑猥さが勝った。ラッカとビャノがあと4つ歳を重ねていたら参加できなかったことだろう。


 これにはリュックの中に潜んでいる覇王鈴木の生放送を見る賢者たちも大満足。

 賢者たちのウインドウに映るのは、ミニャちゃん陛下の奮闘と執事の感動の再起、そして、綺麗な生メイドのだらしない顔。心がおかしくなっちゃう。


 さらにしばらくすると、再びトントンとドアがノックされた。

 3シュバのタイミングを狙っていたメイドは、シュバッと椅子から立ち上がってメイドの構え。


 先ほどと同じように内側からメイドがドアを開けると、外には文官のフェスに案内されたミニャと5人の賢者たちの姿が。


「ミニャ様をお連れしました」


「かしこまりました。ミニャ様、どうぞこちらへ」


 メイドに案内されて、ミニャはみんなと合流した。


「みんな、来たよー」


「ミニャさん、お疲れ様です。お先に休ませてもらってありがとうございました」


 レネイアが言う。


「ううん、いいんだよ」


「お話は上手くまとまりましたか?」


「うーんとねー。ちょっと休憩なんだって。それでね、今日はこのお屋敷にお泊まりすることになったから、よろしくね」


「え。お、お屋敷にお泊まりするんですか? あの、私たちはまだ家がありますから、そこで大丈夫ですよ?」


 レネイアが恐縮し、シルバラやスノーもコクコク頷いた。

 年長組は、絶対に気が休まらないと想像できていた。


「お部屋はたくさんあるので大丈夫ですよ」


 フェスが言う。

 子供たちもお屋敷に泊まるのは決定事項なのだ。


「それでミニャさん、これからの予定は?」


 スノーが尋ねた。


「うんとうんと、なんだっけ!」


 ミニャはフェスにそのままぶん投げた。


「領主様とのお話は午後からとなります。それまでの間、ミニャ様がご希望された市場の見学にお出かけします」


 ミニャは腕組みして、うんうん。それが言いたかった様子。


「市場の見学が終わりましたら、軽食を摂ったあとに、ミニャ様は領主様との会談の続きを、お連れの皆様はご自宅に残された物の運び出しの指示をお願いします」


「そんな感じ!」


 ミニャは大きく、うむり。

 というわけで、ミニャたちのこれからの予定が決まった。




 一方その頃、領主は難しい顔をしていた。


 子供たちは一度部屋へ戻され、残っているのは妻のアマーリエ、執事、ジール隊長、人形使いの偽メイド。

 そして、屋根裏からは領主館監視役のワンワンの目。ズルい。


「コーネリア。お前の見立ては?」


 領主が人形使いに問うた。コーネリアという名前らしい。メイドの姿をしているが、冒険者である。


「ミニャ様は人形使いとは思えません。どんなに優れた人形であっても、人形使いとの間には魔力の線で繋がりが生じます。しかし、ミニャ様と人形の間に魔力の線は存在していませんでした。あと、人形を見ずに操るというのは高度な技です。それを5体分操っているとなれば、私の師匠でも無理でしょう。以上のことから、あの人形は自分で動いていると思われます」


 やはり本職なのでわかるのだろう。


「まあ、予想はしていたが……自動人形か」


「女神様から達人を凌駕する人形使いの力を貰ったと言われたらそれまでですが、個人的には、それよりも自動人形を作る能力を貰ったか、女神様から神器のような自動人形を授かったという方がしっくりきます」


「ふむ。他に気づいたことはあるか?」


「ミニャ様の視線の動きは妙でした。どういう仕組みかはわかりませんが、おそらく、ミニャ様と人形は文章でやり取りをしているのではないかと思います。あと、ネコタ様だけが紹介されましたが、他の4体の中にミニャ様に助言をしている人形がいるのではないかと思いました」


 コーネリアの観察力に、賢者たちは驚いた。

 ミニャの視線の動きは不思議に思われるだろうと心配はしていたが、文章を読んでいて、助言者の存在を確信されるとは思わなかった。


「もう一点、ミニャ様についてではありませんが、お伝えします。王都の冒険者の知り合いに、闇属性アレルギーと似た症状だった者がいます」


「なに、本当か?」


「はい。その者は名前をルカルカと言い、王都サーフィアス南西にある農村の村長家の四女です。村の名前は……申し訳ありません、思い出せません」


「ふむ。続けろ」


「この者は、子供の頃に水が苦手だったそうです。水をそのまま飲むと具合が悪くなり、温かい薬草茶やスープのような混ぜ物がされた物でなければ飲めなかったとか。雨の日には家の中にいても必ず熱を出したとも言っていました。それは成人になる少し前まで続いたそうですが、今ではまったくそのような素振りはありません」


 属性アレルギーという大きな括りがあるので、賢者たちも闇属性アレルギー以外の存在も疑っていたが、本当にいるようだった。


「医師には火の気を体に宿しているため水に弱いのだろうと言われたようですが、現在のルカルカは不思議と水魔法を操るのが上手いのです。ミニャ様のご説明を聞いて、私は腑に落ちた気持ちでした」


「たしかに先ほどの説明では、属性アレルギーの中の闇属性アレルギーと言っていたな……。となると、その者は火の気が強いのではなく、水属性アレルギーという病気を患っていたとお前は考えたわけか」


「はい。残念ながら、ルカルカが水魔法に耐性を持つ体をしているかは私も知りませんが、先ほど申し上げた通り、水魔法が達者であることは間違いありません。報告は以上になります」


「その者は王都のギルドに問い合わせれば連絡がつくか?」


「はい、王都のギルドで活動しています。特にギルド替えをするような話は聞いておりません」


「そうか。貴重な情報だった。ご苦労だったな、下がって良い」


 領主が労いの言葉を告げると、案内のために執事が動き出す。

 もう任務は終わりっぽいその雰囲気に、コーネリアは慌てた。


「りょ、領主様、今回の依頼の報酬はいりません。その代わりにミニャ様に私の治療の口添えをしていただけませんか。どうか、どうかお願いします」


「……報酬は支払おう。治療についてはしばし待て。セバルス、別館に部屋を用意してやれ」


 コーネリアはへにょんとした顔をしながら、部屋から追い出されてしまった。

 相手は領主、治療の口添えの約束がしてもらえなかったので、不安で仕方なさそうだ。


【581、名無し:そんなにカニやエビが好きなのかな】


【582、名無し:いや、そうじゃなくて、重度の食物アレルギー持ちは食べ物に対して臆病になるんだよ。異世界だと飯を注文するだけでもロシアンルーレットみたいなものなんじゃないかな】


【583、名無し:うーん、コーネリアさんも治してあげたいな。そして仲間に引き込もうぜ】


【584、名無し:村に人形使いがいるのは何かと使い道がありそうだよな】


 スレッドでも同情の声は多い。


 コーネリアの案内は誰かに引き継いだのか、執事はすぐに戻ってきた。

 領主は話を再開し、ジール隊長に問うた。


「ジール、お前の意見はなにかあるか?」


「コーネリアの話では、指示を出している人形がいるかもしれないということでしたが、ミニャ殿は時折、目を瞑って熟考することがあります。本日に至るまでの2度の話し合いでも、その行動は何度か見られました。子供ゆえに背伸びをしているのかと思っておりましたが、あの時こそが人形と話し合っているのではないかと思いました」


「なるほど。たしかに今日の話し合いでもその素振りをしていたな。他には何かあるか?」


「ございません」


「5体のうち、1体は回復術士、1体は助言者、1体はクーザーを仕留めた戦士か……。いや、他にも石製の人形の情報もあったか」


「はい。クーザーたちは、4体の石製人形と1体の木製人形がいたと証言しております。さらに、クーザーの船から落とされたエルト少年の救出を受け持った人形がもう2、3体いるかもしれません」


「なるほど。……まあよい。お前は人形たちの役割をよく観察しながら警備をせよ」


「ハッ」


「では、準備が整い次第、市場の見学へ向かえ」


 ジール隊長はビシッと頭を下げて退室した。

 ジールは市場へ向かう準備があるので、優先的に話したのだろう。


 このやり取りを見て、スレッドでも冷や汗模様。


【711、名無し:コーネリアさんといい、ジールのおっちゃんといい、よく見てんなぁ】


【712、名無し:おませさんポーズの秘密にこれほど早く気づくとは……っ!】


【713、名無し:悲報、異世界人さん、チョロくなかった】


【714、名無し:ミニャちゃん大丈夫かなぁ】


【715、名無し:まあ、このあたりのことがバレるのは織り込み済みだ。交易を始めたらどうしても多くのことがバレるんだから】


【716、名無し:手を出してくるとかはないと思うよ。こっちはアメリアちゃんの治療を握っているわけだしさ】


【717、名無し:しかし、俺たちばかりが優位というわけでもなさそうだな】


【718、名無し:ハラハラするから早く帰ってきてほしいなー】


 賢者たちの心配ゲージもむくむくだ。


 ジール隊長が去った部屋で領主は尋ねる。


「ミニャ殿が女神様からどのような能力をいただいたのかは置いておこう。いま考えるべきなのは、アメリアを治療してもらうかだ。アマーリエ、お前はどう思う?」


「ミニャ様のお力を頼るべきかと。大人になる頃には自然と治るという話でしたが、それはあくまで生きていられたらでしょう。何かの拍子に暗闇の中に迷い込んでしまったら取り返しがつきません。それに、あの子は病弱なことを気に病んでいます。病魔を払い、自信を育んでほしいのです」


 アマーリエの言葉を、領主は切なそうに聞いていた。


「あなたも同じお考えではなくて?」


「ああ。私も治してもらう方向で心は決まっている。しかし、私には気づけなかった何かがあるかもしれないと保留した。例えば、1週間の治療期間と、その際にミニャ殿が帰還することだ。これは治療の失敗を視野に入れたのではないかと疑ったのだ」


 当たりである。

 失敗はないと思うが、不慮の事故が起こった時にミニャに責任が及ぶかもしれないのが怖かった。


「あのような年頃の子が、そんな策を用いるでしょうか? アメリアとたったの1歳しか違いがないのですよ。それに、女神様の寵愛を受け、その心の正しさは証明されているようなものです。でしたら言葉の通り、子供を受け入れたことで村での仕事が増えてしまったからお帰りになるのではありませんか?」


 一方のアマーリエは少し甘い。

 たしかにミニャはアマーリエの考え通りの人物だが、配下はそうではない。とはいえ、人形に宿っているのが異世界人だと知らないわけで、この思考も責められたものではない。


「まあ……そう、か。そうだな。では、治療をしてもらうように話を進めよう」


 領主はそう答えつつ、再び考え始める素振り。


 会談が途中なのだからそれは当然だろう。

 アメリアを治してもらうのと、民の生活を守ることは別問題。恩を売られた状態でどのように会談を進めるかを考えているのは想像に易かった。


 領主は知らない。

 ミニャは普通にアメリアを治したいだけであり、賢者たちがほしいのはお隣の町とのお友達権であることを。賢者は、町が攻めてくるかもしれないことがとても心配なのだ。


 こうして、ミニャンジャ陣営VSグルコサ陣営の第一ラウンドは終わるのだった。

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