3-21 心理的瑕疵物件 1
闇の福音は元フリーターである。
元フリーターなので今は違う。では、正社員になったのだろうか?
残念! お仕事を辞めたのでした!
というわけ、今日も今日とて異世界でお仕事をして、自分のアパートに帰還。
「はー、楽しかったぁ!」
この日はミニャたちの休日だった。
サバイバーが珍しく休みということもあって、闇の福音も護衛メンバーとしてしっかりと警護した。
任務ではあるが、ミニャたちがキャッキャと遊ぶ声を聞いているだけで楽しかった。子供たちの安全を自分たちが守っているのだと考えると、今までしてきたどんなアルバイトよりも誇らしく思えた。
ウインドウの画面に生放送とスレッドを表示させつつ、思念でスレッドに文字を書き込んでいく。思念入力は人形でも行なっている技術なので、今ではすっかり慣れてしまった。
そうしながら、鍋に火をかけ、夕飯の準備。
今までは適当な食事だったが、最近は魔法を使うので栄養をとても気にしている。本日はどうやら野菜たっぷりの雑炊のようだ。
本日の異世界の夕ご飯は宴会だが、闇の福音はクエストを取れなかった。
それを残念に思いつつも、こちらで生放送を見て、宴会の雰囲気を楽しむ算段。
生放送でミニャたちがいただきますをするタイミングで、闇の福音もいただきます。
「ふーふー、はふはふ。うむ、美味い!」
ミニャや子供たちがニコパとしながら食べているだけで、こちらの食事も100倍美味い。可愛い、美味しい、可愛い、美味しい。継続率100%ループのフィーバータイムだ。
パキン!
ふいに甲高い音が部屋の中で鳴った。
闇の福音は雑炊を口に運ぶレンゲを一瞬止めるが、すぐにニコニコしながら食事を再開した。画面に映るイヌミミ姉妹が一生懸命モグモグしている姿は生命に溢れている。
パキッ、パキン!
闇の福音はアパートで一人暮らしである。
このアパートは、ちょいちょい家鳴りがするのだ。
カタカタ……。
窓が揺れた。
このアパートは、ちょいちょい窓が揺れるのだ。
カリカリ……カリカリカリ……。
押し入れの中から壁を引っ掻くような音が聞こえた。
このアパートは、ちょいちょいなんかアレ、えーと……音が鳴るのだ。
そんなことにいちいち構わず、闇の福音は楽しく生放送を視聴する。
『笑うな。死ね』
そんな声が押し入れの中から聞こえた気がした。
闇の福音は、本屋でアルバイトをしていた元フリーターである。
別に嫌な同僚はいなかったし、たくさんの本に触れられる本屋の仕事はそこそこ楽しかった。しかし、フリーターなので将来の不安はいつでもあった。
だから、今まではあまり笑わなかった。
笑わなかった頃は、『仲間になれ』『お前は何もできない』『辛いなぁ、こっちにこい』なんて幻聴が聞こえてきていた。
それがミニャのオモチャ箱と出会ってからというもの、闇の福音の人生を嫉妬するような声が度々聞こえてきていた。
「あはははは!」
ウインドウの中のミニャが近衛隊と一緒にズンズンダンスを披露する。すぐにイヌミミ姉妹とエルフ妹のマールが混ざり、まるでお遊戯会のよう。とても楽しい宴会だ。
これには闇の福音も座りながら腕だけでズンズンダンスを一緒に踊る。
ドンッ!
押し入れのふすまが叩かれた。
闇の福音はビクッとケツを浮かせた。
今までこれほどの音は鳴ったことがなかった。
アパートだからと無理やり片付けていたが、さすがに気味が悪い。
闇の福音はちょっとビビりつつ、押し入れを開けてみた。
押し入れの右下はダンボールが積まれおり、右上は衣装用のプラスチック収納。ふすまの逆、左下はマンガの収納になっており、左上は季節ごとの布団が入っていた。
そこに押し入れを叩く存在は何もいないし、荷物が倒れ込んだ様子もない。
「目を逸らし続けてきたが、やっぱりそういうことなのか?」
闇の福音の脳裏にこれまで何度も考えてきた嫌な推測が過った。
つまり、そういう物件だったのかと。
「そうだ。もしかしたら……除霊!」
闇の福音は手に魔力を込めて念じた。
しかし、闇属性には除霊という魔法はないようで、魔法の力は発動しない。
「ぬぅ。じゃあ……えーっとレクイエム! セイントファイア! ダークネスインフィニティ!」
既存の魔法はもちろんのこと、新魔法も発動しない。
それどころか、反対側の壁から「うるっせぞ! 中二は他所でやれ!」と怒鳴り声が聞こえてきた。それに続いて、女の「キャハハッ、ウケるぅ!」という追撃も。
「チッ、この世の真実も知らん無知蒙昧な愚者共め」
闇の福音はサッと手で目元を隠し、指の隙間から隣の部屋に続く壁を見つめた。そして、もう片方の手で、「パンッ」と指鉄砲を弾いた。中二は他所でやれ、正論である。
『嫌な奴だ。なぁ、殺しちゃえよ』
押し入れの中からそんな声が聞こえた気がした。
中二ポーズのままそちらへ目を向けるが、やはり誰もいない。
そこで闇の福音はあるアイデアを思い付いた。
「霊視!」
目元に手を添えた中二ポーズが魔眼を連想させたのだ。
ギンッと瞳を見開いた闇の福音は、次の瞬間、息を呑んだ。
霊視が本当に発動したのである。
闇の福音の瞳に、世界の裏の姿が映し出された。
それは、首を吊ったサラリーマン、壁に頭を打ち付けている大学生、布団に重なりながら押し入れの天井をひっかいている子供、仰け反りながら部屋をグルグル回って「あーあー」と言っている女性、窓から部屋を覗き込む無数の顔、顔、顔——
『死ね死ね死ね死ね死ね』
そして、下段で詰まれた段ボール箱から顔だけ出して呪詛を振りまく、暗闇の眼窩を持つ存在。
「ぎゃぁあああああああああ!」
おしっこが出た。
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【誰か助けて!】緊急事態発生!
1、闇の福音
誰か助けて!
2、名無し
どうした?
3、名無し
どうしたの?
4、名無し
まさか拉致られたか?
5、闇の福音
部屋に幽霊がいっぱいいる!
6、名無し
解散!
7、名無し
夏には早えぞ。
8、闇の福音
マジなんだって! 闇属性で霊視って魔法が使えたんだ!
9、クラトス
ほう、興味深いな。
10、名無し
悲報、俺氏、闇属性で幽霊が苦手。
11、名無し
最初から説明して。
12、闇の福音
俺、アパート暮らしなんだ。それで、前から家鳴りとか押し入れから『死ね』みたいな声が聞こえてたんだよ。今までは実害もないし無視してたんだけど、今日は押し入れの戸を強く叩かれる音がしたんだ。だから、除霊系の魔法をいろいろ試してみたんだけど発動しなくて、試しに『霊視』を使ってみたら発動して、部屋にいる大量の幽霊が見えちゃった。
13、名無し
草。
14、名無し
見えるのに除霊の力がないとか。
15、名無し
俺、闇属性だけど怖くて試せない。でも、怖いもの見たさで使っちゃいそう。
16、名無し
すげーわかる。俺も見たくないないけど使っちゃうかも。
17、名無し
ちなみに、そのアパートの家賃はいくらなの?
18、闇の福音
それそれ! かなり良い部屋なんだけど2万円なんだよ! 幽霊が出るなら不動産屋には告知義務があるって話だし、それがなかったから大丈夫かと思ったんだ。そうしたら、これですわ!
19、クラトス
賃貸の心理的|瑕疵(かし)物件の告知義務はたしか瑕疵発生から3年間だ。告知義務期間が終わってからお前が借りたのだろう。
20、闇の福音
マジかよ。ていうか、クソほど幽霊いたんですが。
21、ネムネム
どんな幽霊がいたの(; ・`д・´)ワクワク!
22、名無し
ワクワクすなwww
23、闇の福音
とにかくいっぱいいたんだけど、特に怖かったのは部屋の中でグルグル回りながら『あーあー』言っている女。背骨折れてるんじゃないかってくらい仰け反りながら歩いてるの。あと、ダンボールから顔だけ出して『死ね死ね』言ってるヤツも怖かった。
24、ネムネム
おしっこ出た( ;∀;)こわたにえん。
25、名無し
本当に闇から福音されてて草も生えない。
26、名無し
ちなみに何年そこに住んでるの?
27、闇の福音
そろそろ1年( ;∀;)
28、名無し
よく呪い殺されなかったな。
29、クラトス
いま異世界検証委員会で調べたが、霊視という魔法が闇と光属性に存在するのを確認した。湖を見たら結構な数の幽霊がいるな。逆に、森は霊視を使っても見える幽霊はいないみたいだ。ちなみに、霊視は複数人に掛けられるぞ。
30、名無し
クラトスの検証に参加して超怖かったんですけどwww
31、名無し
光属性も霊視を使えるのか。
32、闇の福音
おいおいおい、光属性は除霊能力があるのに霊視もできるってズルくない? 闇属性なんて見るだけやぞ。
33、名無し
闇属性にも霊視の他になにかあるんじゃない?
34、名無し
俺もそう思う。たぶん、光と闇は霊体に対してできることのベクトルが違うんじゃないかな。
35、クラトス
魔法ではなく幽霊の考察になるが、樹霊は誰にでも見えるし、アンデッドと呼ばれる種類は魔力を得て強力な力を得た霊なのではないかな? 逆に霊視で見えるような霊は弱いという考えはどうだろうか? つまり、地球の幽霊が人を呪い殺すには長い時間が必要みたいな考察だ。
36、名無し
なるほど、誰にでも見えるアンデッドは強いって覚えておこう。
37、闇の福音
なんでもいいけど、誰か助けて! 往復の交通費と焼き肉おごるから!
38、名無し
お前の家はどこよ?
39、闇の福音
千葉!
40、名無し
面白そうだけど、千葉かぁ、ちょっと遠いな。それよりもハイパー聖属性のミニャちゃんと一緒に過ごしたい。明日もピカピカやヾ(@⌒―⌒@)ノ
41、ロリエール
それなら私が行きましょうか?
42、闇の福音
マジかよ、ロリエールさん! 頼んます!
43、名無し
意外なヤツが名乗りをあげたな。てっきり子供のためにしか動かんヤツかと思った。
44、ロリエール
千葉なら遠くありませんし、仲間ですからな。
45、闇の福音
ロリエールさん……( ;∀;)
46、髑髏丸
幽霊を見たいから俺も行っていい? もちろん、交通費とかいらんから。
47、名無し
髑髏丸wwwやっぱりこういうの好きなんじゃねえか。
48、名無し
コイツの作るフィギュアを見ればわかるだろ。
49、名無し
俺は髑髏丸の作る美女は儚い感じで好きだけどな。
50、闇の福音
うーん、まあ人数は多い方がいいし、いいよ。
51、平和バト
あの、何時に集合でしょうか? 時間によっては僕も行っていいですか?
52、闇の福音
可能なら朝一で来てほしいけど、ロリエール次第かな?
53、名無し
平和バトが来てくれるのなら、平和バトに合わせた方が良いと思うけど。幽霊とバトるわけだし、回復職は必須だぞ。
54、闇の福音
え、戦うの? ロリエールがピカーッてやって終わりじゃなくて?
55、クラトス
53の意見は一理あると思う。我々は地球の幽霊の強さを知らん。平和バトがいれば呪いのようなものを受けても回復できる可能性が高い。特にお前はすでに呪われていても不思議じゃないし。
56、闇の福音
平和バトさん、お願いしまーす! 交通費出します!
57、平和バト
はい、頑張ります!
58、名無し
リアルの生放送してくんない?
59、闇の福音
うーん、リアルの生放送はなぁ。
60、髑髏丸
俺が仮面を持っているから、それをつけて生放送をしたらどうだ? 珍しいことだし、映像を残しておけば後々になって使えるかもしれないぜ?
61、ネムネム
あたしもそうした方が良いと思うよ。お金にできそうな映像は持っておくべきだよ(*'▽')運が良ければ不労所得や!
62、闇の福音
ロリエールと平和バトはどう? お前らが嫌ならやめるけど。
63、ロリエール
私はいいですよ。今後のためにも地球の幽霊がどういうものなのか賢者は知っていた方がいいでしょう。
64、平和バト
僕もいいですよ。でも、仮面はつけたいですね。
65、名無し
2人ともまとも!
66、闇の福音
オケー、それなら生放送するか。それじゃあ待ち合わせの場所と時刻はフレンドメールでやり取りしよう。
67、名無し
ちなみに、お前はいまどこにいんの?
68、闇の福音
満喫。霊視は解除できたけど、今日は怖くてアパートで眠れん。
69、名無し
まあ当然か。
70、名無し
私の家もたまに変な感じがするんだよねえ。誰かに霊視してもらったほうがいいのかな?
71、名無し
気にしたら負けじゃない?
72、名無し
賢者に選ばれたのなら、ネコミミパワーと女神様パワーで幽霊も死に導くほどの悪さはできないという考察をしてみた。
73、名無し
闇の福音の件はともかく、他の除霊は研究してからの方が良いと思う。座敷童や守護霊みたいな良い霊を除霊しちゃったらヤバいんじゃないかな。そういうのが本当にいるかはわからんけど。
74、クラトス
ふむ、まったくファンタジーは飽きさせないな。少しその辺りのことをニーテストたちと話し合ってみよう。
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翌日の16時、千葉のとある駅。
都会とも田舎とも言えない街角のベンチに、1人の男が座っていた。
黒髪黒メガネ、春だと言うのに黒いロングコートに黒いブーツ。プシュリとカフェラテの缶を開けた手にハメ直したのは、黒い皮手袋。
少し前まで勤めていた本屋さんで、バイト仲間から『黒い人』と呼ばれていたその人物こそ、闇の福音である。
なお、元バイト先だけでなく、闇の福音がよく行く店では大抵『黒い人』と呼ばれていた。道行く人の中にも、「あっ、黒い人だ」と内心で思う人も極少数いた。
黒くてイカしたブーツを誇示するように長くも短くもない足を組み、カフェオレを呷る。黒一色で統一しているくせに、悲しいかな闇の福音は甘党だった。ブラックは飲めない。
そろそろ来るかな?
少し前に電車が来た音がしたので、そんなあたりをつけた。
その予測は当たり、闇の福音が座るベンチに腰掛けた人物が現れた。
「ネコミミの太陽の下」
「賢者の花は咲く」
合言葉である。
闇の福音はウインドウを出現させているので、果たして必要なやり取りなのかは不明だが。
しかし、闇の福音的にはこのやり取りが恰好よく思えた。
だから、フッと笑ってカフェオレを呷った。
そして、チラリと横を向いて。
「んぐふぅ!?」
缶と口の間からカフェオレが爆発した。
「大丈夫ですかな?」
クールに決めている闇の福音にそんな醜態をさらさせた張本人が、眉を八の字にして心配そうにした。
「ゴホゴホゴホ! お、お前、ネコ……ネコミミて!」
闇の福音は思わず叫んだ。
隣に座った人物は、ミニャの髪と同じ緑色のネコミミを頭にくっつけて登場したのである!
「はて、おかしいですかな?」
「ゴホ……その喋り方はロリエールだな?」
「左様ですぞ」
ロリエールは小太りの20代後半程度の男だった。
汚らしい印象はなく、優しそうな見た目である。イケメンに疲れた女性が最終的に癒しを求めて結婚しそうな見た目の男だ。しかし、頭のネコミミのせいで、その優しい目つきがどうしようもなく狂っている印象である。
「え、お前、その格好で電車乗ってきたの?」
「もちろんですが?」
「そうか」
ロリエールは首を傾げた。
そんな2人の前を駅へ向かって歩く人々は、極力視線を向けようとしない。ロリエールもヤバかったが、白い服の人に親を殺されてそうな見た目の闇の福音も相当にヤバかった。
しかし、駅に向かう人たちはこのベンチを通り過ぎたら安心というわけではなかった。駅の方から来る人物を見て、全員がギョッとして道を開けていく。
「おや、あれは髑髏丸さんではありませんか?」
ロリエールが言う。
その視線を追った闇の福音が見た光景は、駅へ向かう人たちが避けてできた道だった。その道を堂々と歩いてこちらへ向かってくる人物を見て、闇の福音は黒手袋で顔を覆いながら天を仰いだ。
「お前ら、見たまんまだな」
「お前に言われたくねえよ!?」
その人物からの言葉に、闇の福音はツッコンだ。
まるで執事のような燕尾服に、染めているであろう銀髪のオールバック。
そこまでは百歩譲って良いのだが、問題は彼が腕に抱えている物である。
長い黒髪にゴシックドレスを纏った美少女ドールを抱えているのだ。その人形は深い闇を抱えてそうな陰鬱とした瞳をしていた。なにより、身長が結構でかい。おそらく立たせると60cmくらいはあるだろう。
「ああ、彼女は彼岸花。今日は幽霊と会うと聞いて珍しくご機嫌なんだ」
「お、おう、そうか……ちょっと見せてよ。おー、超かわいいじゃん」
「あまり面と向かって褒めてくれるな。この子は恥ずかしがり屋なんだ」
「左様で」
闇の福音はやけっぱちだった。
「おっと、そういえば名乗ってなかったな。わかっているかと思うが、髑髏丸だ」
「闇の福音」
「私はロリエールですぞ」
「まあわかっていたがな」
髑髏丸はフッと笑った。
ヤベえヤツが3人集まったことで、闇の福音にも予想していなかった化学反応が起こった。周りの人が、「あー、コスプレの集まりがあるのかな」と思うようになったのだ。
しかし、この時間は学生が帰ってくる時間でもあった。
キャッキャした女子高校生やウェイウェイした男子高校生も駅から降りてくる。
ネコミミつけとる……っ!
人形持っとる……っ!
学生たちは3人の前でこそ静かに通り過ぎるものの、しばらくすれば友達同士の会話をロリエールたちで彩らせた。なお、闇の福音はただの黒い人なのでインパクトは薄い。
とはいえ、オタク度の高い都会を歩けばこの程度の人は普通にいるので、話題の持続力は弱い様子。
闇の福音は開き直って2人とワイワイしていると、ふいに声をかけられた。
「ね、ネコミミの太陽の下」
闇の福音がハッとしてそちらを見ると、中学生っぽい子供がもじもじしながら立っていた。キョトンとする闇の福音の代わりにロリエールが答える。
「賢者の花は咲く」
合言葉が返ってきて、少年はニコッと笑った。
「闇の福音さんとロリエールさんと髑髏丸さんですね。初めまして、平和バトです!」
ヤベえ格好の大人たちの中に、中学生が混じるという最悪な事態が勃発した。
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