第2話路上ライバー、VTuberデビュー

緋彩さんとカフェで会った日から3日後、俺の元へ事務所の場所と事務所へ来てくれというメールが届いた。


「うわ、でっか」

思った数倍事務所がでかくて驚いた


「やあ、鮫崎くん」

「あ、こんにちは」

「今日はね、どんな風にやっていくかを決めたいと思ってね、立ち話のなんだから入ろうか」

「はい、わかりました!」


そして俺と緋彩さんは事務所(マンション)に入っていった


「事務所、でかいですね、マンション全体が事務所なんですか?」

「いいや、違うよここ14階建てで2、4、8以降が事務所だよ」

「そうなんですね」

それでもめちゃくちゃ広いのに9階は凄いなと思った


「はい、ここが社長室だ、入ろうか」

「わかりました、失礼します」

社長室は2階にあって1番上じゃないんだと思ったがわざわざ言うことでもないのでそのまま社長室に入った


「そこに腰掛けてくれ」

「わかりました」

俺が腰掛けると緋彩さんはコーヒーを入れてくれた。


「ブラックで大丈夫かな?」

「はい、大丈夫です」

「はい、どうぞ」

「ありがとうございます」


「さて、本題に行こうか、まず君の初配信は来月の第一土曜日だ、そこで5期生としてデビューする。君と同期は3人いるね、まず1人目は翡翠怜といって所謂清楚系の女子、2人目はアリム・バレスチナ、ロシア人のアバターでこっちも女子だ、3人目はレオン・アルドラゴ、君と同じ男子だ、そこに君の音海ソナタの4人が5期生としてデビューする、何か質問はあるかい?」

「いえ、ありません」

「わかった、じゃあこれで打ち合わせは終わりだ、頑張ってくれ、機材は家に配送するから今日は帰ってもらって大丈夫だ、ありがとね」

「はい、わかりました、ありがとうございました、失礼します」

と、俺は社長室を後にした




家に帰ると俺はY(SNS投稿アプリ)に路上ライブ活動を来月から休止することをつぶやく、すると反響は凄く、1分で万RTを超え、トレンド入りした。

場所どうしよ



日にちは経って来月になる4日前の日曜日に最後の路上ライブをするとつぶやく、場所は東京都千代田区、日〇谷公園大音楽堂ですることに、チケットも売ったが、1日も待たずなくなった。



最後のライブ当日、席はほぼ満席、5時間ぶっとうしで歌い、声が死んだ。最後の方はカスカスの声で歌ったがまあ大成功だろう、


最後は感謝の言葉で終わった。



またまた日は経ってVTuber5期生としてデビューする日、1人ずつ1時間ごとに自己紹介をしていく、まずは翡翠怜さんだ


「こんすいー」


|:こんすいー

|:こんすいー

|:こんすいー

|:お前ら手馴れすぎだろ こんすいー

|:もはやこれが恒例行事 こんすいー

|:こんすいー


「みんな来てくれてありがとう、デジパラ5期生翡翠怜と言います、みんなよろしくね」

「じゃあまずは挨拶とか色々話していくね、まずは………」

「さてと、みんな最後まで見てくれてありがとう、次はアリムちゃんだね、じゃあもう移っちゃってね、じゃさようなら」


と、翡翠さんの配信が終わり、次にアリムさんとレオンさんの配信が終わると自分の番になる。

俺は意を決して枠を開いた


「やあ、初めまして、デジパラ5期生音海ソナタだ、よろしく」


|:初めましてー

|:初めましてー

|:俺俺系きたー

|:声かっこよすぎ

|:これは期待大

|:初めましてー


「はい、初めましてー、んじゃ挨拶とか色々話していくわー」

「まず、挨拶なんだけどなんでも良くない?好きに呼んで」


|:すっぽかしてるw

|:まあ、名前で取るの難しいししゃあない

|:結構大事なやーつ


「うんそうそう名前で取るのしんどいし面倒くさくなった、でも自分の好きな物は水族館でシャチが好きだから"こんシャチ"とか?」


|:めっちゃいい

|:急にめっちゃいい案でてきた

|:それだ!


「ん、わかったこんシャチ採用ね、次ファンネーム、ソナターねはい次々ぃ」


|:この速さは尊敬できる

|:はえー

|:早杉


「別に時間掛けるとこ?後で雑談に割いた方が良くない?」


|:そっすね

|:了解っす

|:まあその方がいいか、


「て事で次、タグ決めだ、タグはソナタライブ、はい次」


|:はっや

|:雑に磨きがかかってる

|:たった10分で成長する男


「次、あ、ファンアート忘れてたね、ソナタアートで次」


|:なぜそんなに急ぐ

|:それな

|:まあこれはこれでおもろいからよくね


「えっと次は配信でやることだね、歌枠とゲーム配信、雑談かな?まあ歌枠がメインかなー」


|:そりゃ名前に音ついてるしそうか

|:納得

|:歌早く聞きたい

|:歌楽しみー


「よーし次設定だね、これは異世界からやってきた歌が上手い男の人って感じだね」


「て事で雑談するかー」


|:他の人が30分かけたやつを15分で終わらせた男

|:はっきり言っておかしい

|:1時間かけて終わらせた人もいるんだぞ!

|:大丈夫この人がおかしいんです


「さてとじゃ質問の返信していこうか、まず、"どんな曲を歌うんですか"、だってそれはねー全部歌うかなーただ洋楽は無理かなー」


|:そりゃそうだ

|:洋楽をVTuberが歌う絵面おもろw

|:めっちゃシュール

|:ちょっと見てみたい


「はい次、"ゲームはどんなやつするんですか"、FPSとかかなーまあ色々やるねー」


|:ド定番

|:見てて1番楽しいしねー

|:これでまたFPSVTuberが増えた


「はい次ー、"好きな物はなんですか?"、魚、水族館、以上」


|:どれだけ好きなんや

|:これでどんだけ好きか分かる

|:これは雑談が楽しみ


「後2個くらいかなーじゃ次………」


と、質問に応え終わると


「はい、今日配信に来てくれてありがとねー、んじゃ最後にひとつ」


|:なんだ

|:まさかな

|:この流れは


「最後歌って終わるね」


|:きたー

|:きたー

|:お手並み拝見

|:きたー

|:めっちゃ楽しみー


「はい、じゃ最後何歌おうか、kameriaさんのQUEEN歌おうかなー」


|:おお

|:ボカロだー

|:おっしゃあー


「はい、じゃソナターのみんな最後まで見てくれてありがとうではどうぞ!kameriaさんでQUEENですどうぞ!」





────────────────────

最後まで見てくれてありがとう

また見てくれな














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路上ライバー、VTuberになる もこ @mokomokonowata

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