序盤を読んでの感想です。
異世界転移もの。日常のささやかな幸せの中にいた真夜が、一夜にして夢とも現実ともつかぬ世界へと引き込まれる掴みが◎。
主人公の戸惑いが丁寧に描かれており、読者も一緒に異世界の空気を吸い込んでいく感覚が味わえます。異世界の美しさに魅了される一方で、どこか不穏な影が忍び寄る…そんな緊張感が心地良い作品です。
そして、出会う人々の優しさやユーモアも魅力的。彼らとの掛け合いが、異世界の魅力をぐっと引き寄せています。
転移先がサキュバスという、ありきたりでない設定も良いです。
異世界の扉を開けたその先に、何が待つのか? 夢か、現実か。続きが気になります。
普通の女子が異世界へ召喚されたら、サキュバスになっちゃったお話です。
サキュバスっていうとあれですね。
男性の夢に侵入してあれやこれやをしでかすのという、それです。
普通の女の子が、いきなりそれに成っちゃったわけですよ。
主人公は二十歳だけど、乙女ゲーを趣味にする大人しめの女子。
そんな子が、いきなりのサキュバスデビューしちゃうから、まあ大変なのです。
しかも、召喚主はそれこそ、乙女ゲーの攻略対象キャラのようなメガネイケメンときたもんだ。
で、彼はこんな事を宣う。
「お前を召喚したのは俺だ。俺の指示には絶対服従してもらう。」
サキュバス呼び出して、絶対服従とかもうあれじゃん、お前なに変な事考えてんだ、わかってるんだぞ!
と、思ったのはまあ私の心が汚れているからなんですね。
メガネイケメンが主人公を召喚した理由は「捕らわれた王を救うため相棒になってほしい」とのこと。
サキュバス呼び出したら、もっと先にやるべきことがあるだろうとか、思っちゃいけない。
このイケメンってば、めちゃお堅い真面目紳士なんです。
サキュバスになってしまって戸惑う主人公をあれやこれやと気遣ってくれちゃう。
服を買い与えたり、魔法を教えてくれたり、自分の家に住む場所を用意してくれたりですね。
あくまで相棒として接しようとする。
でもね、ふふ。
彼とて男、こんなセクシー全開女子と、一つ屋根の下で、何も考えてないわけがない。
サキュバスのスキルに『異性の相手の心を読んで望む姿に変化する』というものがあるんですが。
つまり主人公は目の前にいる男性の性癖を自分の体を使って服装などを再現することができちゃう、というスーパー性癖暴露スキルを持ってるんですね。
で、スキルの扱いに慣れてない主人公がメガネイケメンの前でこれをうっかり使ってしまうと。
そう、そこには普段はお堅い真面目キャラな彼が、主人公をどういう目で見てたのかが、白日の下にさらされてしまい――。
そんなお堅いメガネイケメンと、初心者サキュバスのどきどき同棲生活が見所の作品です。
こんな方にオススメ
:R16くらいの乙女ゲーシナリオっぽいものが読みたい。
:女性主人公目線でのサキュバスになっちゃったお話しが読みたい。