クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果
クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果
クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果
マノイ
クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果
「望月さんが学校を辞める?」
「しっ、声がでけぇよ」
「わりぃ」
そんなこと言われてもクラス一の清楚系美少女がうちの高校を辞めるなんて聞いたら驚くのも当然だろ。
もちろん俺、
「引っ越しでもするのか?」
「いや、お金の問題らしい」
「マジか……」
以前から望月家は貧乏ではないかという噂があった。
中学の同級生の証言や、お弁当の内容が質素であったり、年頃の女性なのに化粧はおろか飾りっ気が全く無かったり、放課後や休日は友人からの誘いを断ってバイト漬けだったりと、お金に困っている雰囲気は誰もが感じていた。
だがまさか学校を辞める程に困窮していたとはな。
「かなりの借金があって学校に行く余裕が無いってさ」
「どこでそんな情報を仕入れて来るんだよ」
そもそもお金の問題で学校を辞めるってのも本当かね。
周囲の人間が勝手に邪推しただけじゃねーのか?
特に女子なんかは化粧もしてないのに男子達の目を惹く程の美少女っぷりに嫉妬しているやつもいるからな。
そういう連中が流した悪い噂かもしれん。
「望月さんの友達が聞いたら否定しなかったんだってさ。その話を偶然他の人も聞いてしまって広まったってわけさ」
「ふ~ん、友達には嘘は言えなかったってわけか」
そのせいで家庭のセンシティブな事情がバレてしまうとは可哀想なことで。
その友達も人目のあるところで聞いてしまって後悔してるだろうな。
「確か望月って妹がいるよな」
「ああ、中三で今年受験だったはず」
「お人好しっぽいし、妹のために学校を辞めるなんて言ってそうだな」
そして妹も『だったら私も学校に行かないで働く!』とかってケンカしてそう。
「はぁ……そっか、辞めるのか」
「安永って溜息出るほど望月さんのこと好きだったっけ?」
「それなりかな。それよりもお金が無いから学校辞めて働くんだろ。どうしてもあっち系の想像しちゃうじゃんか。清楚系が汚されると思うと……案外興奮する?」
「最低だな。だが同意する」
冗談めかして言ったが、夜の街で働く望月の姿を想像すると気分は良くないな。
そうなるならいっそのこと俺が……
「よし、ちょっと望月をモノにしてくるわ」
「は?」
思い立ったが吉日、即断即決が俺の信条だ。
「お~い望月!」
「何でしょうか?」
柔らかく返事をしてくれるが、明らかに顔色が悪いな。
学校を辞めることへのストレスだけじゃなくて、まともな食事も出来てないんじゃないか?
だが安心しろ。
これからはもうそんな心配はなくなるからな。
「体を俺に差し出せば代わりに借金を返してやるぜ」
ざわっと教室内が大きくどよめいた。
こんな最低なことを聞かされたらそうもなるわな。
「そういう冗談はちょっと……」
う~ん、顔を
「冗談じゃねーぞ。ほらこれ、俺の通帳残高」
「!?」
スマホアプリでWeb通帳の残高ページを見せてやった。
テンプレではあるが、宝くじ当選と株の合わせ技で凄いことになっているのだ。
ちなみに未成年が大金を持っていても親の許可なしに自由に使うことは出来ないのだが、親からはその許可を貰っていて俺はそれなりに良いマンションで一人暮らしをしている。
クラスメイトの借金を返すために融資する程度のことなど、問題無く許可されるだろう。
「体を差し出すのは金を渡してからで良いからそこは安心しな」
「…………」
詐欺だなんて思われて警察呼ばれたら面倒だからこの辺りはしっかりとしておこう。
さて、望月はなんて言うかな?
「お断りします」
すげぇ睨まれた。
それもそうか、体を俺に売れって言って売るくらいならパパ活だのなんだのってもうやってるだろうからな。
「おいおい、断って良いのかよ。俺は借金を返すって言ってるんだぜ。一回いくらで買うとかって言ってるわけじゃないんだぞ」
数百万か、数千万か。
借金の額がいくらかは分からないが、体を売る程度では到底足りないはずだ。
それを一括で返せる上に高校を辞めなくても良い。
こんな破格の条件を聞かされたら、少なくとも俺に何をされるのか聞くくらいのことはしても良いだろう。
「お断りします」
だが望月はそれでもきっぱりと断った。
貞操観念しっかりしてんなぁ。
将来的に結局お金を返せず苦手とする夜の街に行かざるを得ない可能性を分かってんのかねぇ。
まぁそれはどうでも良いや。
俺は俺の欲望のままにやらせてもらう。
「妹さん、今年受験なんだってな」
「!?」
くっくっくっ、こういうタイプは家族を大事にする。
それならその家族を盾にすれば良いのさ。
「受験代、高校三年間分の生活費、ついでにお前ら姉妹の大学受験費用まで融資してやろう」
「…………」
揺れてる揺れてる。
大事な妹が真っ当な生活を送れるようになるのだから安易に断れないよなぁ。
「なぁに、無茶なことはさせないさ。高校生活だって普通に送らせてやる。ただちょっとだけ俺の言う事を聞いてくれれば良いだけさ」
望月が少し我慢すれば皆がハッピーになるんだ。
大切な家族と一緒に幸せな毎日を送れるに違いない。
望月が家族想いで優しければ優しいほどに選択肢なんて無くなるって寸法だ。
「わかり……ました……」
へぇ、即答か。
てっきり家族に相談するかと思っていたが、誰にも言わずに自分だけが犠牲になる道を選んだってわけか。
泣けるねぇ。
「よし、それじゃあ今日、お前の家に行くからな」
金なんていつでも用意できる。
契約書を作るのが少々面倒だが、動くのに早くて越したことは無いからな。
「ちょっと安永! 酷すぎない!?」
チッ、クラスの女子がうるせえな。
「なんだ、お前が身代わりになるとでも言うのか?」
「馬鹿なこと言わないでよ! 素直に貸してあげれば良いじゃない!」
「それお前のパパ活相手にも言ってやれよ」
「っ!」
自分は体を使って金を貰っているくせに、良く平気でそんなこと言えるな。
「俺は自分で稼いだ金で望月を助ける。その見返りを少しだけ貰おうってだけのことだ。文句があるならお前らが助けてやれよな。できねぇなら黙ってろ」
他にも文句を言いそうな雰囲気の奴が居たから先制して口撃してやった。
おかげで反論して来るやつはいなそうだ。
これで望月は俺のモノだし、それを周知したから一緒に居ても何も言われないだろう。
「お前最低だな」
その代わりに友人を失ってしまったが、望月がいるならお釣りがくるくらいだ。
――――――――
「なんで手を出さないの!?」
望月家の借金を肩代わりしてから一か月後。
教室でぼっち飯を食べていたら望月が何故か怒ってやってきた。
「出して欲しいのか?」
「っ!」
おうおう、真っ赤になっちゃって可愛いのう。
「だ、だって体をって約束で……」
「ああ、だから俺が呼んだら来てくれれば良い」
「一向に呼ばないじゃない!」
「呼んで欲しいのか?」
「っ!」
自分から誘ってくるなんて清楚系にあるまじき行為だぞ。
「だがそうだな……」
「な、何?」
「顔色も血色も良くなった。そろそろ良いかもな」
「うっ……」
少し多めに融資したこともあり、しっかりご飯を食べられるようになったのだろう。
明らかに健康的な見た目になったし、もしかしたら本来の彼女は今のように元気良くはきはきと物を言うタイプなのかもしれないな。
「だが今週は忙しいから無しだな」
「え?」
「友達とでも遊んでいれば良いさ」
こいつ、折角放課後にバイトしなくて良くなったのに、俺に誘われるかもしれないからって友達と遊ぼうとしないんだよな。
高校生活を普通に送らせてやるって言ったの覚えてないのか?
「話は終わりだ」
「え、あの、ちょっと……」
昼休みはいつも寝る時間なんだ、放って置いてくれ。
望月がまだ何かを言っているようだが、俺は無視して眠りの世界に落ちていった。
それから更に一か月後。
「いつになったら手を出すのよ!」
「またかよ……」
何度繰り返したか分からないやり取りだ。
見た目の美少女っぷりは更に磨きがかかっているが、これじゃあ内面は元清楚って感じだわ。
「そんなことより、契約のことで忘れてたことがあったわ」
「え?」
ここでの契約とは俺と望月家の間で交わした金銭のやりとりについてのことだ。
望月との裏の契約のことではないのだが、何を勘違いしているのか妙に焦ってるな。
「望月は大学に行くんだろ?」
「行かないで働くけど……」
「おいコラ、なんのために金渡したと思ってるんだ」
「だってこれじゃあ貰いっぱなしで……!」
罪悪感でもあるってことか?
どうやらこいつは俺が手を出さないから何か勘違いしているようだ。
「そんなくだらない理由なら大学に行け。これは命令だ」
「くだらないって!」
「いいか、お前が大学に行かずに働き出したら呼び出せないじゃないか」
「!?」
働いている途中に抜け出して来いとは言えないが、大学ならば自由時間が段違いであるからな。
望月を好き放題する時間もたっぷりとれるって訳だ。
「それで最初の契約の話だが、私立に行っても良いからな」
「は?」
「妹さんにも、私立の高校でも大丈夫って伝えておいてくれ」
受験がいくらで、生活費がいくらで、などと具体的に計算すると面倒だからざっくりとした金額を融資するって契約にしちゃったんだよな。私立だったら足りないかもしれないから増額しておかないと。
「え、待って。そんなのって」
「じゃあな、俺寝るから」
「寝ないでよ! こっちはいつ呼ばれるかって不安なのに!」
「そりゃあ焦らして焦るところを楽しませてもらってるからな」
「くっ……」
「んじゃおやすみ」
焦らしプレイって良いよね。
もっともっと焦らして困惑する姿を堪能してやるぜ。
「だから起きなさいって!」
「ぐえっ」
こいつ無理矢理体を引っ張って起こしやがった。
契約主様に向かってそれは無いだろう!?
「もう不安で不安でどうにかなりそうなの、早くやってよ……」
涙目で見られてもなぁ。
「分かった、分かったよ。それじゃあ今度の休みに呼ぶから」
「う、うん……」
自分から誘っておいて呼んだら呼んだで暗くなるのかよ。
「それじゃあ今度こそおやすみ~」
次の週末。
『急用で行けなくなった。代わりにお前の友達呼んでおいたから遊んで来いよ』
「~~~~っ!」
今ごろ楽しんでるかなぁ。
「あの、お金のことで相談があるんだけど」
「ん?」
週末の予定をぶっちした後の月曜日、望月が何か言ってくるかと思ったが別の相談をしてきた。
「何だよ、まだ足りないのか?」
「う、うん。そのことで相談があって、今日安永君の家に行っても良いかな」
「嫌だけど」
「…………」
望月って何かしらにつけて俺の家を知りたがるんだよな。
一度だけ帰りに後をつけて来たことあったし、ちょっと怖いから教えないようにしている。
「それじゃあ
「それなら良いぞ」
望月の家族もいるわけだし、契約関連で何度もお伺いしているからな。
「それじゃあよろしくね」
だが望月の目がどうも少し怪しく光っているように見えて気になる。
流石に家族の前で変なことはしないだろうから杞憂かな。
と思っていた俺が甘かった。
「ご両親は……?」
「夜遅くまで仕事しているからまだまだ帰って来ないよ」
「妹さんは……?」
「今日は友達の家にお泊りすることになってる」
嵌められた!
やべぇ、望月の目が完全に獲物を狙う目になってる。
「さぁ、こっち来て」
「ちょっ、待てって、力強っ!」
手首を掴まれて振りほどけずに、入ったことの無い部屋に連れ込まれた。
「ひいっ」
そこはどうやら望月姉妹の部屋のようなのだが、部屋の中央に一組の布団が何故か敷かれていた。
「お、おい望月、うおっ!」
思いっきり押し倒され、望月に覆い被さられる形になった。
完全に襲われてるじゃねーか!
「待て待て、正気になれって!」
「私は正気だよ?」
焦らしすぎて壊れちゃったか?
「焦らしすぎたのは悪かったって、だから自暴自棄になるのは止めろって」
「
「ん?」
俺が優しいだって?
金と引き換えに女の体を求めるような奴のどこが優しいって言うんだ。
「カナに全部聞いたよ」
「!?」
あいつめ、バラしやがったな!?
やっぱり何を言われても黙秘し続けるんだった。
望月の親友がしつこく俺に絡んで来て面倒だったからゲロって共闘を持ちかけたってのに、まさか裏切るとは。
「私が恩に押し潰されないように悪い人を演じてくれたんだよね」
「ち、違う……」
「裏でこっそりじゃなくてクラスの皆の前で堂々と悪人ぶったのも、私が高校を辞めなくなった時にえっちなことして借金を返したって誤解されないようにするためだったんだよね」
「誤解じゃないだろ。だって実際……」
「相手が同級生と大人とでは印象が全然違うよ。それに手を出してくれないじゃない」
くそぅ、これマジで全部バレてるじゃねーか。
あいつを信じた俺が馬鹿だった!
「ねぇ、安永君」
トロンした目でこっちを見るな!
早く俺の上からどいてくれよ!
「恩に押し潰されちゃったんだけど、どうしよう」
「か、勘違いするな、俺はお前を好き勝手したくて」
「じゃあ、して」
してるじゃないか、焦らしプレイを。
なんてことを言ったら何をされるのだろうか。
「もう我慢出来ない。本気で嫌だったら今のうちだよ」
もちろん言わなくてもナニからは逃げられないのだが。
「嫌だって言われても我慢できる自信ないけどね」
ひえっ、目が据わっててこわぁい。
これもしかして病みかけてる?
「安永君……」
望月の蕩けるような顔が俺に近づきそして……
クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果、ヤンデレになりそうなのだがどうしよう。
クラスの美少女が借金で苦しんでいたので体と引き換えに返済してあげるって言いながら手を出さなかった結果 マノイ @aimon36
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