応援コメント

第2話 いちと旬」への応援コメント


  • 編集済

    興味深く拝読しています。
    いちに与えられた源氏物語の巻がいずれも脇筋の女性(明石、花散里、玉鬘)たちの物語である点にいち自身の豊臣家での扱いが重なりますね。
    ただ、「時系列」という言葉はちょっとこの時代の話し言葉として違和感を覚えますので、「順(番)」とか「巻の並び」などにすべきでは。

    追記
    これも細かい点になりますが、いちと千姫の生母は同じ江ですから、「異父妹」(いちの父は豊臣秀勝、千の父は徳川秀忠)では。

    追記2
    「時系列」の意味、了解しました。

    作者からの返信

    吾妻様
    コメントありがとうございます。
    「時系列」はおっしゃる通り、舞台とした時代では違和感のある表現かと存じます。
    私もこちらの原稿を推敲した際、とても悩んだ点です。
    まず、「順」や「順番」という表現は、紫式部が源氏物語を書いて巻として世に出していった順番が時系列に沿ったものでないため、私の中でしっくり来ませんでした。
    次に、源氏物語をある程度読み込んでいる人であれば「巻の並び」という言葉が何を指すか察すると思います。
    吾妻様のように「明石、花散里、玉鬘」について、深い意味を見出す方もいらっしゃいます。

    けれど、源氏物語に馴染みが薄い・または源氏物語そのものを知らない方はどう思うかと考えました。

    私はこの場面で「源氏物語という話があり、どうやらヒロインはストーリーをちぐはぐにしか知らない」という点を際立たせたく、あえて【時系列】としました。このような理由から、ご指摘の場面は現状維持させて頂きます。

    【異父妹】については、吾妻さまのご指摘どおりですので、すぐに修正させていただきます。ご教授頂きありがとうございました。

    感想を送ってくださり、ありがとうございました。
    励みにさせていただきます。