エピローグ

そのハミングは7

 君に続く道

 どんなに異なると思うものでも必ずたどり着く


 1234567……

 ……7654321


 そのハミングは7


 ウッドチャックが君の庭のウィンドチャイムを鳴らした

 ドアをノックする風のように

 僕の心も鳴った


 君のギターが未完の曲を奏でる

 僕にとっては完璧だった


 目の見えなかった僕が本当に得たものは言葉だった


 君は僕にサラを連れて来てくれた

 彼女は僕の言葉となったんだ


 僕は彼女を使って君のために歌う


 スモーキーなセージは君の翼だったのかい?

 燻らせた煙と一緒に君は行った


 ……7654321

 1234567……


 そのハミングは7



 


 《了》

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