オルガンティノさんは誠実な宗教家だったみたいだけど、教えを広めるためなら植民地化断然オッケーってのがイエズス会その他この時代のキリスト教。異文化を尊重するなんて考えはそもそもありません。侵略することが救済だと心底信じてるから始末の悪いことと言ったら!
王法為本とわざわざ言わなきゃならなかった日本の宗教も、おおむね為政者の法よりも仏法を重んじてると思いますね。
そう唱えたのが本願寺というあたり、推して知るべし。
まあ、従うべき法の権威があまりにも弱かったという封建制の事情もあるのでしょうけど。
第4章も楽しく拝読させて頂いております。これからの展開、期待してます。
あと、横レスですがオランダ船が日本へ来るのは史実だと西暦1600年のリーフデ号が初めて、になります。
あれ、細川ガラシャこと明智玉さんがキリスト教信者になったのは父親光秀が謀反を起こして即滅ぼされた事から始まる苦悩からキリスト教の教えに救いを求めたからで、天下人になったここの世界線で信者になるならこれからだと思ってたんですがもうなってるんですね
史実と違って天下人の娘という地位上昇があったので夫忠興との関係も違ってくるかなとか思ってたんですが
イスラム教徒もキリスト教徒も王の定めた法より神の定めた法を上位におくからね。
現代日本人的な感覚で考えてるとひっくりかえらされるかもしれぬ。
本来の歴史だと他よりマシとされるオランダが出張ってくるのはいつになるのか?
この時期の西欧のやりようは、どう言い繕っても、奴隷貿易と植民地獲得、
その先は世界征服が目的なんだよなぁ。神の名の下に殺人も略奪も推奨する
という…。罪深いというかなんというか…
ほんま植民地政策を綺麗に言い換えやがって…