　火を点けろ、燃え残った全てに。こんにちは、舞竹シュウです。

　今回は『世の中って流行り廃りがあるけど、第二次ブームが来たりするよね』についてです。

　なんでこんなことを書こうと思ったのかと言えば少し前に『機動戦士ガンダムSEED　FREEDOM』を見に行きまして無事昇天したからです。いやぁ、前作では散々だったシンの扱いが良くて、一ファンとして叫びたくなりましたからね。やっぱりシンちゃんのかわいさを見ぬいていた私の心眼に狂いはなかった。

　でそんなSEEDですが劇場版が発表されたときには、喜び半分いまさら感半分のビミョーな空気だったんですよネットは。それでも公開された後はこんなお祭り騒ぎ（当社比）で盛り上がっていると。

　アーマードコアだって十年待たされてシリーズ自体が死んだと思っていたところにⅥが投下されて今だに領地戦に籠っていた我々（燃え殻）は再点火しました。そして無事、情緒を粉砕された訳ですが。

　話を戻して、今は時代遅れになってしまったかもしれないものでも何かをきっかけにもう一度その時代が戻ってくることもある、と私は思っています。

　私は待ってるんですよ。『とある』とか『さすおに』、『Fate』みたいな現代社会の中で魔術や超能力とかファンタジーしてる作品を！　

　別に異世界やダンジョンものがダメと言うことではない。『無職転生』や『転スラ』、『リゼロ』は好きだ。でもそういうのを摂取するだけじゃ取れない栄養素があるんですよ！　現代ファンタジーに伝奇的な要素を取り入れた、めちゃくちゃに細かい設定のある重厚な作品からしか摂れない栄養が！

　確かに定期的に無双もの読んでスカッと成分を補給して、恋愛読んで甘々成分を補給して、たしかにそれは心地が良い、私にもそれは必要だ。でも足りないんですよ、ワクワクが！　この先、どうなってしまうのか分からない、そんな予測できなさに、予測を上回る過程を見せてくれる作品に、私は飢えているのです！

　確かにそういう作品は書くのが大変ですよ！　異世界だからでごまかせてたことも許容されないこともある、世界観の構築も経済やら政治やらの知識が無いと「現実味がない」と指摘を受けることもあるし。

　そんな多岐にわたる知識が必要なクセにネットだと人気ジャンルとはお世辞にも言い難いので読まれないことなんてざらにある。

　でも、それを使いこなせるのであれば、リアルとファンタジーを組み合わせて何だってできるんですよ。展開を作るうえでこんなに制約のない世界観はほかにないです。うまくやればエルフが出ようが、レールガンが出ようが何の問題もないやりたいこと全部出来る理想郷の完成ですよ。外伝作るのも簡単だし。

　というわけで、これを読んだ人が一人でもそんな世界観で作品書いてくれるとうれしいなぁ。ぜひ、読ませていただきますので。

　……最終回のBGMが流れそうな雰囲気ですけどこのエッセイモドキは次も続いてしまいますのでご安心ください。

　ではいつも通り最後に宣伝を。

　現代魔術異能ダークバトルファンタジー時々ラブコメしながら裏で陰謀が渦巻く王道×異端にSF要素を添えたなんでもありな【『灰』の異端審問官】、ぜひご一読をお願いします！

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