二十二筋目『僕は子供の頃、面白い小説を読みたかったんだ』
そうか……なら、俺が代わりに書いてやるよ。任せろって! こんにちは、舞竹シュウです。
今回は『ネット上でどうやったら好みの小説が見つけられるのか』についてです。
世の多くの人に求められるジャンルを求めている方ならいいのですが、私のようなネット小説界でかなり珍しい作風を求める者にとっては死活問題なのです。
今風なスローライフとかチート無双とかじゃなくてさ、昔ながらのヒロインや大切なもののために命を賭ける主人公がみたいんですよ、私は!
小説読むときは、普通よりに作られたキャラに自己投影するんじゃなくて、バリバリ個性派の主人公が血反吐吐きながら戦うのを応援したい派なんです。
『Fate』の『衛宮士郎』や『リゼロ』の『ナツキ・スバル』、『とある』の『上条当麻』、『ワールドトリガー』の『三雲修』、『進撃の巨人』の『ライナー・ブラウン』みたいなそういうキャラクターがいる作品が読みたい。
最高は主人公だけじゃなく、サブキャラ達にも主義主張があって想いと想いをぶつけ合う、そういう作品です。
でも、ネット上にそういうのがかなり少ないんだ。皆さん最後からプロット組む派じゃないのかなぁ。
少し話は変わりますが、最初の方にあった描写とかに重ねるようにするとか、何気ない描写が実は伏線とか、キャラ同士の対比とか、こういうの燃えるじゃないですか! 確かに書くのは大変だけど、最初から最後まで読んでおしまいの一方通行の物語じゃなくて、最後から最初を見返したときに発見がある双方向で楽しめる物語っていいじゃないですか!
他にも敵キャラでもその場限りの相手よりも、エピソードとかも描写されて少しでも思い入れがある方が良いでしょ! いい友人になれそうだけど立場のせいで殺しあう二人とか最高じゃないですか(人の心)!
こういう作りこみがスゴイ作品が読みたい。願わくは拝読させていただいた上で勉強させていただきたい。
私の敬愛する富野由悠季監督がおっしゃっていたように、子供向けだからと子供だましになってはいけない。子供向けでも大人が見て楽しめるような作品に仕上げられるように私も精一杯書いていますが、どうしてもまだまだ足りない部分が多い。
もっと真面目にスゴイ作品を読んでもっと勉強しなくては。誰か、私が好きそうな作品があったら教えてくれ……。
やはりこまめに色んな作品を読んでみるしかないのか。
では最後に宣伝を。作者の凝り性により頭のおかしい作りこみをされた【『灰』の異端審問官】。
ぜひご一読をお願いします。
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